瑞浪駅地区再開発(岐阜県瑞浪市)/瑞浪市、都計案縦覧開始/26年度中に組合設立

2025年10月7日 工事・計画 [8面]

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 岐阜県瑞浪市は6日、JR瑞浪駅南側で計画する「瑞浪駅南地区第一種市街地再開発事業」と該当エリアの高度利用地区の都市計画案の縦覧を開始した。施行地区面積は0・9ヘクタール。三つの街区に店舗や公益施設、屋内広場、駐車場、住宅を整備する。施設規模は延べ約1万5000平方メートルを見込む。今月中に開催する都市計画審議会に諮った後、都市計画決定する予定。2026年度中の再開発組合設立を目指す。着工や完成のスケジュールは今後固める。
 駅南地区は、既存の商業ビルなどの老朽化が進み、商店街としての魅力低下が課題となっている。このためマンションや店舗などを新たに整備し、中心市街地として再生を目指す。
 建築物は3棟を予定する。10街区には住宅や商業などの入る再開発ビル(延べ約7900平方メートル、約110戸)、9街区には屋内広場や駐車場、店舗となる施設(延べ約4700平方メートル)、6街区には商業施設(延べ約2400平方メートル)を整備する。併せて駅前広場も拡張する。
 再開発準備組合は21年3月に発足した。まちづくりカンパニー・シープネットワークが事業検討を担当。事業協力者のフージャースコーポレーションが保留床の取得を担う。長谷工コーポレーションも協定締結者として事業のコーディネートに協力している。
 駅北口では市が、図書館などの機能が入る公共複合施設の建設計画を進めている。駅南北の整備で、にぎわい創出や快適な生活の提供を目指す。