ナカノフドー建設/仮設足場にパラリンアートの大型シートを展示

2025年10月23日 企業・経営 [3面]

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 ナカノフドー建設は、自社施工現場で使用している仮設足場の保護シートをキャンバスに見立て、障害のある人が制作した芸術作品『パラリンアート』を展示する取り組みを始めた。14日から作品を印刷した約5メートル×5メートルの大型シートを、堺市内の「(仮称)堺市東区丈六計画新築工事」と奈良県内の「ダイキンファインテック新工場建設プロジェクト」の外部足場に設置した。全国展開も予定する。
 展示したのは同社の依頼でパラアーティスト・大石勾さんが描いた「白鳥と亀のヴァカンス」。これまでは主に現場の仮囲いに展示していたが、より多くの人の目に留まる場所として足場シートを試す。同社は障がい者自立推進機構(松永昭弘代表理事)とシルバーパートナー契約を結び、パラリンアートの普及を支援している。