四国地方整備局は、6日に一般競争入札(WTO対象)を開札した「令和7-11年度山鳥坂ダム本体建設(第1期)工事」の落札者を安藤ハザマ・熊谷組・淺沼組JVに決めた。落札金額は220億8391万円(税抜き、以下同)。予定価格は239億5150万円で調査基準価格は220億3538万円だった。ほかに清水建設、鹿島・飛島建設・鴻池組JV、大成建設・日本国土開発JV、大林組・佐藤工業JVが入札に参加したが4者とも無効となった。
建設地は愛媛県大洲市肱川町山鳥坂。堤高約96メートル、堤頂長約279メートルの重力式コンクリートダムで総貯水容量2200万立方メートルで計画している。1期工事の内容は基礎掘削45万6000立方メートル、堤体コンクリート11万8000立方メートル、減勢工コンクリート2万9000立方メートル、コンソリデーショングラウチング990メートル、カーテングラウチング2850メートル、仮設備設置一式。工事完了期限は2030年2月28日。
後続工事は1期工事の受注者と随意契約する方針。総事業費は約1980億円を見込み、32年度中の完成を目指す。本体設計は建設技術研究所が担当した。










