滋賀県ら/ピアザ淡海(大津市)利活用事業プロポ公告/12月15日まで参加受付

2025年11月4日 工事・計画 [8面]

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 滋賀県、地方職員共済組合滋賀県支部、滋賀県市町村職員共済組合、滋賀県市町村振興協会で構成する「ピアザ淡海あり方検討会議」は10月31日、「ピアザ淡海利活用事業」の公募型プロポーザルを公告した。大津市の複合施設「ピアザ淡海」の建物を民間事業者に売却し、宿泊施設を中心とした民間施設として活用する。参加資格確認申請書は12月15日まで、企画提案書は2026年2月27日まで受け付ける。同3月下旬に優先交渉権者を選定する。
 参加できるのは単体または複数法人によるグループ。
 ピアザ淡海(大津市におの浜1の1の20)は、滋賀県ら在り方検討会議の構成員が共同で所有・運営する施設で、規模はSRC造地下1階地上10階建て延べ2万6399平方メートル。宿泊施設「ホテルピアザびわ湖」やパスポートセンター、県民交流センター、自治研修施設などの県民交流施設を備える。
 近年の社会情勢の変化への対応や老朽化対策の必要性などから、3月に建物の全部を民間事業者に売却し、宿泊施設を中心に会議室やテナントなどを併設する民間施設として利活用を行うことを決定した。県民交流センターは廃止し、パスポートセンターは県庁西側に整備する(仮称)第二大津合同庁舎に移転する予定。
 活用に当たっては、宿泊施設を中心に会議室やテナント(飲食店、ショップ、文化・エンターテインメント、ワークスペース、スポーツ・レクリエーションなど)を併設する民間施設として、にぎわいと交流が生まれる施設を期待。提案する施設機能は、宿泊施設と賃借入居による自治研修施設は必須とし、その他の機能は、自由提案とする。
 土地は35年または49年11カ月の事業用定期借地権を設定。既存施設については、現状有姿で事業者に売却する。土地の貸付料は、35年の場合年額2975万2500円、49年11カ月の場合2960万4000円以上。建物の売却価格は、35年の場合1億3225万円(税抜き)、49年11カ月の場合2億2525万円(同)以上。
 事業者選定支援業務は日本工営都市空間が担当。