東京・葛飾区/スケートボード広場基本計画素案/26年2月に基本計画

2025年11月25日 工事・計画 [4面]

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 東京・葛飾区は21日、都立水元公園に整備するスケートボード広場の基本計画素案を公表した。スケートボードの滑走エリアは約2700平方メートルを予定する。2026年2月に基本計画を策定し、同6月~27年7月を基本・実施設計に充てる。同7月~9月に施工者を選定し、10月~29年1月に整備工事を実施する。
 水元公園東金町運動場の多目的広場東側草地広場に整備する。滑走エリア(2670平方メートル)はコンクリートで舗装し、複数のゾーンを設ける。平たんな路面のフラットゾーンは500平方メートル以上を予定する。起伏やすり鉢状の傾斜があるアクティブゾーンに利用者の滞留空間を設け、市民交流の活性化を狙う。階段や坂道などを設けるパフォーマンスゾーンはアクティブゾーンと接続し、連続滑走できるようにする。
 エリア外周に回遊ゾーンを整備する。長距離の周回滑走ができるよう、ゆとりのあるコース幅を計画。滑走エリアはスケートボード以外にインラインスケートやBMXの利用も可能だ。
 安全対策として、高さ3メートル、延長約200メートルのフェンスを設置。高さ3メートルの両開き門扉から出入りする。夜間利用に配慮し、照明設備も設ける。管理事務所倉庫(約50平方メートル)やトイレも新設する。
 計画地は東金町8の24(敷地面積約4900平方メートル)。現況は草地となっている。