東京都は「小山三丁目第1地区市街地再開発組合」の設立を27日付で認可する。品川区内の武蔵小山駅南側にある密集市街地に、高さ約145メートル延べ約11・5万平方メートルの再開発ビルなどを建設する。周辺街路拡幅や広場整備も実施し、良好な市街地形成を目指す。2027年度に権利変換計画の認可を受け、29年度の着工、33年度の完成を目指す。総事業費は約963億円を見込む。
対象地は小山3。敷地面積は約1・4ヘクタール。敷地内を通る区道を境に南西側のA-1街区と北東側のA-2街区に分ける。A-1街区に地下2階地上39階建て延べ11万4630平方メートルの超高層ビルを建設する。地下は駐車場で、低層部に商業店舗、住戸823戸が高層部に入る。A-2街区は地下2階地上3階建て延べ9220平方メートル規模のビルを整備し、主に商業施設が入居する予定だ。
隣接する都道補助26号線や街路を拡幅する。敷地の北、南、東に広場を設ける。デッキを設け南北方向の歩行者動線も確保する。特定業務代行者は大林組。事業協力者として三菱地所レジデンス、日鉄興和不動産が参画している。






