名古屋市/日光川公園整備運営事業/ホーメックスグループに

2025年11月27日 工事・計画 [7面]

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 名古屋市緑政土木局は、公募型プロポーザルを実施した「日光川公園整備運営事業」の優先交渉権者にホーメックスを代表とする企業グループを選定した。ホーメックスグループは今月中に市と基本協定を結ぶ。2029年3月までに設計と工事を終え、同4月に指定管理者として管理運営を開始する。
 代表者以外の構成員はTONZAKOデザイン、岩間造園、水野工務店、社会福祉法人tomoni plus。
 ホーメックスグループの提案は、▽日光川の自然▽サンビーチ日光川のにぎわい▽健康な心▽人と自然の関係性▽地域の活力-の五つを復活し具現化することで、空間整備と運営管理の両面から日光川公園全体を再生する。
 快適に安心して車中泊ができる「RVパーク」やキャンプフィールド、ドッグパーク、芝生広場など9ゾーンを設定。ドッグパークは犬のサイズに対応した区画、イベントや団体利用が可能な区画など用途に合わせ複数の区画を設定。木陰や起伏など空間に多様性を持たせるなど質の高い環境を提供する。キャンプフィールドは2種類のRVパークとバーベキュー広場を設ける。計画の詳細は12月に公表する。
 日光川公園(港区藤前5、南陽町藤前新田)は1994年に開園した。面積は約11ヘクタール。施設の一部の供用を停止するなど老朽化が進んでいるため、民間のノウハウを活用して公園を再生する。事業手法は、事業者が設計・施工・工事監理を一体的に行うDB方式を採用し、既存施設の撤去と公園全体の整備を行う。併せて、任意提案として事業者が資金調達し設計・建設・管理運営を一体的に行う任意許可制度を組み合わせて実施する。