西松建設、ホテルオークラ/神奈川・箱根に高級リゾートホテル/投資額は100億円超

2025年12月9日 企業・経営 [3面]

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 西松建設とホテルオークラは、2029年に「オークラリゾート箱根強羅」を開業する。ロビーや客室、大浴場など館内各所の開放的な窓から箱根の自然が感じられる。強羅で上質なリトリート体験を提供する。
 ホテルは神奈川県箱根町強羅に建設する。2棟総延べ9650平方メートルの規模。西棟はRC造地下3階地上3階建て、東棟がRC造4階建て。設計を浅井謙建築研究所と西松建設(構造)が担当。西松建設が施工する。同社が建物を開発して所有し、運営をホテルオークラに委託する。投資額は100億円を超える。国内初の「オークラリゾートブランド」として開業する。両社は7月11日に運営管理契約を結んだ。
 ホテルは傾斜を生かした敷地に西棟と東棟を建設する。全体デザインは、フランス出身デザイナーのグエナエル・ニコラ氏が率いるデザインスタジオ「キュリオシティ」が担当。“Forest Hideaway”をコンセプトに、強羅の豊かな自然環境と調和した洗練された空間を創出する。
 客室数は58室で、標準客室面積はバルコニーを含め約63平方メートル。バルコニーには「大涌谷温泉」を源泉とする露天風呂を備える。眺望が楽しめる大浴場にはドライサウナとミストサウナを完備。宿泊料金は1泊8万円からを想定し検討している。