愛知建協、中部整備局/一目でわかる伝える工事メッセージ大賞を創設/全国初

2025年12月12日 行政・団体 [14面]

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 愛知県建設業協会(高柳充広会長)と中部地方整備局は、全国で初となる「一目でわかる伝わる工事メッセージ大賞」を創設する。工事の目的や内容が一目で伝わる優れた看板メッセージを工事関係者から募集したたえる取り組み。17日に第1回の選定委員会を開き設立趣旨や選定要領、応募要件、選定基準、今後の進め方などを確認する。その後募集を開始し、2026年4月中旬まで受け付ける。同4月下旬の第2回委員会で表彰者を選定する。
 対象は、愛知県内の中部整備局発注工事の青白看板(1100ミリ×1400ミリ)。見る人に伝えよう、理解してもらおうという意思意欲をメッセージから感じられるかを5人の選定委員が評価する。委員は高柳会長、森本輝局長、小川涼子氏(中日新聞社記者)、小林拓一郎氏(ラジオナビゲーター、とよかわ広報大使)、西田かおり氏(椙山女学園大学非常勤講師)の5人が務める。
 現場の看板、メッセージは多くの人が目にし、建設業と地域の大切な接点の役割を果たす。しかし、一般の人がなじみにくい「共同溝」といった専門用語を使うなど、理解してもらおうという意欲が感じられないものも多い。建設業への理解や共感を得る上でマイナスになっている可能性すらある。このため工事の意義、目的や内容が一目で伝わるものをたたえ、多くの現場で理解や共感を得られるコミュニケーションが広がることを目指す。