東北国際教育センター・Ciet(シエット、宮城県大郷町、玉腰辰己センター長)は、特定技能1号の外国人材を対象とした技能向上訓練を始めた。各職種で基本となる知識や技能を習得する機会を提供。特定技能2号の取得に向けた足掛かりとしてもらう。1月に行われた初弾の訓練は、4コースで計9人の外国人材が参加した。
訓練は「特定技能1号対象スキルアップコース」として創設した。1月の訓練は型枠施工、内装施工、建設機械運転、コンクリート圧送の4職種で実施した。6日間計40時間のカリキュラムを設定。職種ごとの概論、工事実習、安全衛生作業再教育などを行った。
受講対象の外国人材は、技能実習生として入国し、その後に特定技能1号を取得して数年間、現場経験を積んでいる。改めて技能の基礎を学び、家族帯同で永住申請も可能になる特定技能2号の資格取得に役立ててもらう。カリキュラム作成や講師の確保は、協同組合ユウアンドアイ(東京都足立区、天野博之理事長)が協力した。
シエットは、受講者が宿泊できる施設を有している。訓練には、受講費用と宿泊費を合わせて1人5万円(税込み)の負担で参加できるようにした。実施に当たっては建設産業人材確保・育成推進協議会(人材協、事務局・建設業振興基金)の支援も受けた。
外国人材の在留資格を巡る制度は、2027年4月に技能実習から「育成就労」に移行する。その後に取得する特定技能と組み合わせ、外国人材に継続的に活躍してもらうことは、人材不足に悩む建設現場の課題解決の一助となる。シエットでは、今後も継続的にスキルアップコースを実施し、外国人材の活躍を訓練という側面から支援していく考えだ。
その他、日本人の初心者(実務経験0~3年程度)を対象とした基礎コースも創設。型枠施工、内装施工の2職種を対象とする2月の訓練の参加者を募っている。







