回転窓/雪道の守り手と使う側の備え

2026年1月15日 論説・コラム [1面]

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 先日、北関東の雪山を訪れると、立ち往生する車を大勢の人が押し動かそうとしていた。回りの車からも救援の人が向かおうとしたところで、スタックから脱出できた▼どうやら東京在住の外国人同士で雪遊びを楽しもうと、ノーマルタイヤのレンタカーで来たという。近くのスキー場関係者が対応していたようだが、帰りの道の無事を願わずにいられなかった▼成人の日の3連休は、今冬最強の寒波が襲来し、日本海側などで大雪になった。14日以降も交通機関に影響が出た地域があって、建設会社が昼夜を問わないフル稼働で対応していたようだ▼救急医療施設の周囲を深夜に除雪したり、降雪前から凍結防止剤を散布したり。地域の地元建設会社が奔走していることをどれくらいの人が知っているのだろうか▼ある都道府県建設業協会は、会員に依頼していた作業後のSNSによる情報発信が遅れても構わないと伝えた。「作業の負担になるし、働き方改革もあるので」と協会の担当者。それでも会社や協会のSNSにお礼のメッセージが届くという。安全を守る仕事に感謝しつつ、道路を使う側も装備に万全を期したい。