鹿島道路はホイールローダーの自動運転に向け技術開発を本格化する。最新型の電動ホイールローダー(バケット3・5立方メートル)を導入。埼玉県久喜市の「技術開発総合センター」で車両位置の補足や自動走行経路の作成、LiDAR(ライダー)を用いた対象物検知の技術確立に取り組んでいる。アスファルトプラントでの砕石などの原材料運搬、舗装現場を含めた複数建設機械の群制御などを視野に入れる。2027年度までに自動運転システムの実用化を目指す。
本年度から「ホイールローダーの自動化3カ年計画」を開始した。当面は反復性の高いアスファルト殻やコンクリート殻など建設廃材の中間処理で、掻き揚げや積み込みに建機の自動運転を導入する考え。最新型の電動ホイールローダーを開発基盤として活用。大学や異業種企業らと連携し、高精度な自動運転や制御のシステムを開発する。
国土交通省が協働の仕組みとして構築している「自動施工導入シミュレーター」や「自動施工導入データベース」の活用や情報提供も検討。業界全体の資産として共有し、自動化技術の底上げに貢献する方針だ。
児玉孝喜執行役員技術開発総合センター長によると、「大学の持つ最新の知見と現場で培ってきたノウハウを融合し、真に現場で役立つ自動化技術を追求する」方針。業界共通のルールや仕組みを整えることも重要と見る。「知見や実証データを積極的に共有、フィードバックし、建設DXの基盤整備や業界全体の発展に貢献したい」(児玉執行役員)としており、技術開発に注力する方針だ。








