東亜道路工業/埼玉県秩父市で入社3年目研修を実施/地域の課題解決に向け議論

2026年1月26日 企業・経営 [3面]

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 東亜道路工業が20~23日の4日間、入社3年目の社員を対象に研修を行った。全国の事業所から41人が参加。2日目からは埼玉県秩父市にある地場産業センターで課題に取り組んだ。どうすれば秩父地域に人を呼び込み、新たなにぎわいにつなげられるかを、グループに分かれて議論。結果を発表した。研修を通して社員の思考力や発想力を高めるつつ、モチベーションアップで定着を図る。
 入社3年目研修はこれまで東京都港区の本社で行っていた。今回初めて自治体らと連携し本社以外で実施。西武鉄道や秩父地域おもてなし観光公社、秩父市役所、秩父札所連合会が協力した。秩父市への移動は、西武鉄道が運行する4両編成で定員52人の観光列車「52席の至福」を貸し切った。
 研修では秩父市などが「魅力ある地域に根差した公園の開発」や「住む人と訪れる人が豊かさを共有できる道路(街)の提案」を含めた四つの課題を提示。社員は取り組みたいテーマを選び、現地視察や意見交換、発表などを行った。
 22日には清野和彦市長が研修会場を訪れた。「秩父は課題が多い地域だ。少子高齢化のスピードが埼玉県の平均よりも15年早い。私たちが新しいアクションをすることが県全体、ひいては全国の過疎地にとって役に立つはずだ。皆さまの立場から携わっていただいたことに心から感謝申し上げる」と述べた。