ヒルトン東京お台場/108億円かけて全館改装/インバウンド需要に対応

2026年1月26日 企業・経営 [4面]

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 東京湾のウオーターフロントに立つホテル「ヒルトン東京お台場」(東京都港区)が108億円を投じ、都心部にある高級宿泊施設に匹敵するフルサービスホテルに生まれ変わる。全館改装で他のラグジュアリーブランドに競り負けないグレードにする。インバウンド需要の取り込みで収益を最大化する考え。工期は2月~2027年12月を予定している。
 ホテルに特化した不動産投資信託を手掛けるジャパン・ホテル・リート投資法人が22日に発表した。フルサービスホテルは、宿泊意外に食事や娯楽など、あらゆるニーズに対応したサービスを提供する。フルサービスホテルの新設は建築費の高騰や人手不足で難しく、相対的に既存ホテル改装の優位性が高まっている。
 ヒルトン東京お台場の所在地は港区台場1の9の1。新交通ゆりかもめ・台場駅に直結している。客室数は453室。改装は19年に計画していたが、コロナ渦の影響で延期していた。
 工事で全客室の内装、デザインを刷新する。並行してエグゼクティブルームを増やし、宿泊者の選択肢を拡大。1室当たりの平均収益額を引き上げる。エグゼクティブルーム専用のラウンジも移転・拡張する。シェフが目の前で調理する「ライブキッチン」を備えた高付加価値空間にすることで、顧客満足度を高める。
 宴会場には国内ホテルで最大級の常設LEDスクリーンを導入。大規模な国際会議、企業イベントに対応する。経年劣化が見られるロビーやアプローチ、レストランなどの共用部は全面改装。ホテル全体の高級感を演出する。
 改修費用は26年12月期64億円、27年12月期44億円と、分けて計上する。26年12月期は約60億円を借り入れでまかなう。27年12月期も借り入れで調達する。詳細な金額は今後決める。