海建協/都内で第4回OCAJIプロジェクト賞表彰式開く/9件の栄誉たたえる

2026年1月29日 行政・団体 [2面]

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 海外建設協会(海建協、佐々木正人会長)が27日に第4回「OCAJIプロジェクト賞」の表彰式を東京都港区の東京プリンスホテルで開いた。海建協と日本建設業連合会(日建連)の会員企業が海外で携わった優れた建設プロジェクトを顕彰。12社が応募した17件から9件を選定し、佐々木会長が受賞企業の関係者に賞状と記念品を贈った。
 冒頭、佐々木会長は「いずれもプロジェクトが抱えるさまざまな課題に対し、各社の創意工夫で顧客ニーズに沿った効果的な方策が講じられた。受賞各社が、自然環境、不安定な政治情勢など厳しい条件の中、卓越した技術と責任感で課題を克服し、プロジェクトを完遂したことは、わが国建設業の国際的な評価を一段と高めるものだ」と述べ、受賞企業をたたえた。
 来賓として出席した国土交通省の藤田昌邦官房審議官(不動産・建設経済局担当)は、「これからも受賞案件を通じ、海外での活躍と質の高いインフラの海外展開がより進むことを期待する」と祝辞を述べた。
 表彰選考委員長を務めた規矩大義関東学院理事長は「受賞案件は日本の強みである計画の緻密さや技術力の高さ、確かな施工管理能力が存分に発揮された。臨機応変な対応力、施主や使用者のニーズ、相手国の思いをくみ取り、困難な条件で少しでも良いものを造ろうとするエンジニアとしての気概、優しさが感じ取れる案件ばかりだった」と講評した。
 受賞者を代表し、「アサハン第3水力発電所工事(Lot I土木工事)」(インドネシア)で受賞した清水建設の酒井貴之土木国際支店土木部主席マネージャーは「それぞれのプロジェクトで多岐にわたる重要課題に真摯(しんし)に向き合い、解決に向けて多大な努力と創意工夫を重ねてきた。喜びを分かち合えることを大変うれしく思う。決して私たち受賞者だけの力ではない。関係者のおかげだと深く感謝している」と話した。続けて「さらに精進し、海外建設活動の発展、社会全体に貢献する責任を強く感じ、初心を忘れず、努力を重ねていく」と語った。