麻生/若築建設を連結子会社化/九州地区の土木・建築事業拡大

2026年2月16日 企業・経営 [1面]

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 コンクリート製品やセメントの製造など手掛ける麻生(福岡県飯塚市、麻生巌社長)が若築建設の連結子会社化を目指し、13日に株式公開買い付け(TOB)を開始した。若築建設株の保有比率を41・84%から50・10%に高める。海上土木を強みとする同社をグループに迎え入れ、両社が創業から基盤とする九州地区で土木・建築事業を拡大。防災・減災分野の競争力強化や建設人材の確保・育成などでもシナジー(相乗効果)の発揮や相互補完を図る。
 TOBの期限は3月13日に設定した。麻生が全額出資するACVEホールディングスを介して1株4455円で買い付ける。普通株の買い付け予定数は107万1262株で総額約48億円。TOBが成立した場合の決裁開始日は同23日。若築建設はTOBへの賛同を表明し、応募は株主に委ねる。東証プライム市場への上場は維持される見込み。
 麻生はシナジーが見込まれる企業との資本業務提携を推進している。22年に大豊建設を連結子会社化。若築建設とは九州地区を中心とする地元企業らとのネットワークを相互活用し、取引拡大や共同での事業機会創出も視野に入れる。