東畑・梓JVら/大阪・関西万博の大屋根リング、デジタル空間に再現/無償で公開

2026年7月9日 技術・商品 [1面]

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 東畑建築事務所・梓設計JVと梓総合研究所が、大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」の文化的、建築的価値を未来に保存、継承するデジタルアーカイブプロジェクト「Record-RING(レコード・リング)」を始める。空撮による3Dスキャニングデータを基に、デジタル空間でリングの姿を「ありのまま」に再現。特設サイト(https://record-ring.jp)で無償公開する。
 東畑・梓JVは大屋根リングの基本設計に携わった。従来の図面や写真による2Dの記録にとどまらず、その場に流れていた空気感や光の移ろいといった「リングの文化的価値」をそのままの状態でデジタル空間に保存。誰もがいつでもアクセスできる状態で公開する。
 デジタル再現するため、3Dガウシアンスプラッティング(GS、大量の写真から高精度な3D空間を再現する技術)を活用。会期終了直後の空撮で取得した3Dスキャニングデータと、竣工写真などを組み合わせた3Dデジタルアーカイブを構築する。
 アーカイブをプロジェクト特設サイトで無償公開し、3D空間でリングの上を飛び回るような疑似体験ができる場を提供。リングの成り立ちや設計コンセプトを伝えるコンテンツとしての機能も兼ね備える。
 今後は、プロジェクトの趣旨に賛同する建築関係者・企業と連携し、個々のパビリオンの記録公開を受け入れるプラットフォームとしての役割を果たす考え。公的機関によるデジタルアーカイブ構築の支援などにもつなげていく。