奈良県/緊急災害派遣チーム「TEC-奈良」を設立/プッシュ型で被災地支援

2026年6月1日 行政・団体 [10面]

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 奈良県は、大規模災害発生時などに被災地へ速やかに土木技術職員を派遣するため、緊急災害派遣チーム「TEC-奈良」を5月29日に立ち上げた。本部長は県土マネジメント部長が務め、現地の指揮を執る統括隊長には同防災政策官が就く。県土マネジメント部とまちづくり推進局の職員約200人が隊員となり、発災時にプッシュ型の被災地支援を行う。
 県南部や山間部で集中豪雨などによる自然災害が多発する状況を踏まえ、同チームを設立した。隊員は▽被災地の情報収集や関係機関との連絡調整を行うリエゾン班=151人▽ドローンなどで被災状況を調査するドローン班=20人▽復旧方針策定の技術支援を行う土木班=142人▽隊員の移動・宿泊など活動環境を整備するロジ班=54人-の4班で活動に当たる(班別隊員数は兼任を含む)。
 発災時、孤立集落などが発生した市町村に対してリエゾン班をプッシュ型で派遣。被害状況に応じて、ドローン班や土木班を追加派遣する。他の都道府県から要請があった場合にも、復旧支援段階で隊員を派遣するとしている。国土交通省のテックフォース(緊急災害対策派遣隊)と平時から合同研修・訓練を実施し、災害時には照明車の提供依頼など、被災地に必要な資機材の調整などを行う計画だ。
 5月29日の定例記者会見で山下真知事は、「発災時、場当たり的に職員を派遣するのではなく、あらかじめ班体制などを決めておくことが重要だ。これにより、迅速に被災者の救助や復旧・復興に当たることが可能になる」と述べた。