日本コンストラクション・マネジメント協会(CM協会、吉田敏明会長)は今後10年間で会員企業の売上高の総額を現状の年間約430億円から1000億円へと伸ばす。CM導入実績は年間5000件以上(2024年度約2500件)を目指す。関東圏に集中している会員を全国から獲得し、伸びしろが期待できる公共事業を中心に積極的なCM実績の獲得に取り組む。
7日、都内で吉田会長が今後10カ年の活動方針をまとめた中長期計画について説明した。CM協会はCM業務の市場規模を約3200億円と試算。試算を根拠に、1000億円の目標について「かなりチャレンジングだが決して達成不可能な数値ではない」(吉田会長)と見込んだ。
導入実績が伸長傾向にある公共事業にCM導入の余地を期待する。会員の公共事業でのCM導入実績は22年度約340件、24年度約440件、26年度約600件と着実に増加している。
民間はここ数年増加しているデータセンターや半導体などの生産施設、スタジアムといった用途への導入を見込む。建設コンサルタントの業務対象に当たらないランドスケープや市街地再開発といった土木CMへの取り組みも推進する。
CM業務1件当たりの売上高も増加させる。CM業務での付加価値の提供と満足度の向上で「正当な報酬としての売上高が上がっていく仕組み」(吉田会長)をつくっていく。
会員企業は2030人(26年3月時点)を3000人に増やす。現状は会員の約7割が関東圏に集中。他地域からも会員を獲得していく。会員属性を多様化するため、発注者や学生を含む教育関係者の参画に向けた取り組みを強化する。









