特集


2025年6月9日

MFLP尼崎I完成/広域・地域配送に有利な立地/設計と施工は東急建設

 三井不動産が兵庫県尼崎市で建設していた物流施設「MFLP尼崎I」が完成した。建物は4階建て延べ約3・5万平方メートルの規模。高速道路へのアクセスが良好で広域配送、地域配送の両面に有利な施設となる。共用部に木や緑などを積極的に取り入れ、従業員に良質な就労環境を提供。雇用確保や従業員の生産性向上につなげる。防災対応も重視した設計とし、事業者のBCP対応を強力にバックアップする。設計と施工は東急建設が…

2025年6月9日

木造・木質建築特集/脱炭素社会へ需要増加/普及拡大が森林再生にも寄与

 脱炭素社会の実現を目指す上で、二酸化炭素(CO2)を吸収・固定する木材を活用した建築物が増加している。進展する木材・木質関連技術や木造耐火建築物の普及策などもあって市場が拡大する木材を活用した建築の今後を見据え、日本建設業連合会(日建連、宮本洋一会長)や林野庁を中心とする行政の動向、具体的な建築事例を紹介しながら、これからの木造・木質化建築の在り方を考える機会としたい。

2025年6月3日

6月3日は「測量の日」/地理空間情報の高度活用推進

 6月3日、37回目の「測量の日」を迎える。1949年6月3日に公布された測量法が1989年に満40年を迎えたのを記念して、その公布日を測量の日と定めた。国土地理院は今年3月、3D電子国土基本図の試作データを公開した。3D地図を全国統一規格で整備することで、地図情報の高度化などを図る。測量の日前後は多くの関連行事が催され、最先端技術を駆使する測量の実像や将来像に触れてもらう機会とする。

2025年6月2日

一般社団法人日本グラウト協会設立50年/地盤安定や地下水流動防止に貢献

 日本グラウト協会(立和田裕一会長)が設立50年を迎えた。経済成長に伴うインフラ整備で地盤の安定や地下水流動防止などに一定の役割を果たしてきた。地震や豪雨など頻発する自然災害にもこれまで培った技術やノウハウでの対応も期待される。現場の最前線で施工を担う登録グラウト基幹技能者をはじめ必要な人材を確保・維持できるよう働き方改革にも注力する。立和田会長へのインタビューなどを通じて、協会のこれまでと今後の…

2025年6月2日

エイト日本技術開発創業70周年記念座談会

 エイト日本技術開発が創業70周年を迎えた。松江市で八雲測量社として創業して以来、何度かの商号変更や合併などを経て現在に至る。2007年6月発足の持ち株会社E・Jホールディングス傘下の総合建設コンサルタント会社として、地球環境や国土の保全、地域のインフラ整備に優れた技術を提供し続けている。70周年を記念して今回、同社で働く5人の女性社員による座談会を実施。「多彩なプロフェッショナルでつなぐ未来への…

2025年6月2日

MFLP一宮完成/設計・監理は矢作建設工業と東畑建築事務所、施工は矢作建設工業

 三井不動産が愛知県一宮市で開発した物流施設「MFLP一宮」が完成した。主要幹線道路に面し、東海北陸道にもアクセスしやすい場所に立つ4階建てスロープ型倉庫であり、名古屋市内へのスムーズな配送から首都圏・関西圏への広域配送までに幅広く対応しながら、東海エリアの旺盛な物流ニーズを取り込んでいく。従業員の労働環境にも配慮した建物の設計・監理は矢作建設工業と東畑建築事務所、施工は矢作建設工業が担当した。

2025年5月30日

近畿の総合エネルギー企画/エネルギー転換が支える地域の未来

 気候変動の影響が深刻化する中、地域社会と産業の両面で脱炭素化をどう実現していくかが問われている。近畿でも、災害リスクの高い半島部を抱える和歌山県が、防災と再生可能エネルギーの両立を掲げて政策転換を進めるなど、地域主導型の取り組みが本格化しつつある。県内に進むSAF製造拠点の整備やポータルサイトの活用、企業支援など脱炭素社会への道筋が多層的に描かれている。供給サイドの取り組みと併せて近畿のエネルギ…

2025年5月29日

日本型枠工事業協会設立50周年/若手経営者座談会「次世代に向け未来を語る」

 型枠工事業の健全な発展に寄与することを目的に設立された日本型枠工事業協会(日本型枠、三野輪賢二会長)が、設立50周年を迎えた。これまで社会保険未加入問題や標準見積書の普及、働き方改革など、さまざまな課題に積極的に取り組み、専門工事業界の構造改革のけん引役を担ってきた。ただ、少子高齢化に伴う技能者不足や安定的な賃金確保、元下間の契約改善など、今なお残された課題も多い。若手経営者3人に集まっていただ…

2025年5月27日

和食ダム本体建設完了/施工は大成建設/堤体打設中断乗り越え試験湛水

 高知県が芸西村を流れる2級河川和食川上流で進めていた多目的ダム「和食(わじき)ダム」の本体建設工事が6月30日に完了を迎える。和食川流域は梅雨期や台風期の降水量が多く、特に台風期の豪雨により災害が多く発生。水不足も課題になっていた。2013年10月の着工から11年の歳月を経て24年10月に試験湛水を開始した。大成建設が施工を担当し長期にわたるプロジェクトを完遂した。

2025年5月26日

船橋競馬場大規模改修工事が完了/設計・施工は大成建設

 日本有数の都市型競馬場である船橋競馬場(千葉県船橋市)の大規模改修工事が完了した。設計上のさまざまな工夫を取り入れ、幅広い世代に競馬を楽しんでもらえるようにした。設計・施工は大成建設が担当。2020年1月から約5年間に及んだ工事期間中、事業主、施工者、コンストラクションマネジャー(CMr)が協議を重ね、「競馬開催」を止めることのないよう、課題を解決しながら施工を進めた。

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