論説・コラム
2025年5月16日[1面]
節目の年齢を目前に、これまで苦手と決めつけていたことに挑もうと思案を始めた。避けてきたことは多いが、どんな分野も自由に学べるフィールドは広がっている▼日本学術会議を現行の「国の特別の機関」から切り離し、特殊法人に改編する新しい日本学術会議法案が13日衆院を通過した。参院での審議を経て、今国会で成立する見通しとなった▼首相が任命する監事が活動内容や財務を監査するなどと定める法案に対し、学術会議側は…
2025年5月16日[14面]
建築へ/建築関係5会、国際的で魅力ある次世代の建築職能人材の育成へ提言
日本建築士会連合会(士会連合会、古谷誠章会長)、日本建築士事務所協会連合会(日事連、上野浩也会長)、日本建築家協会(JIA、佐藤尚巳会長)、日本建設業連合会(日建連、宮本洋一会長)、日本建築学会(竹内徹会長)の建築関係5会が14日、「国際的で魅力ある次世代の建築職能人材の育成に向けた提言」を発表した。国内の建築学生が卒業後に海外でも活躍できる環境を少しでも広げ、海外で建築を学んだ人材が日本国内で…
2025年5月15日[1面]
山口県の南西部にある山陽小野田市はセメント町という地名があるほどセメント産業と関わりが深い。セメント樽(たる)を模したもなか「せめんだる」は、藤田剛二市長もお薦めの市民に愛される銘菓だ▼明治時代、セメントは木製の樽に詰めて工場から出荷されていた。せめんだるはその名の通りセメント樽がモチーフ、地元で定番のお土産だった。コロナ禍の影響で一時は店頭から消えてしまったが、市内のパン店が「復刻せめんだる」…
2025年5月14日[1面]
東京・日本橋人形町は老舗の料理店が多い場所として知られる。風情のある街並みに溶け込む名店の数々に名物メニューを味わおうと多くの人が訪れる▼香ばしく濃厚なタレをかけた黒天丼が有名で、いつかは行ってみたいと思っていたお店に先日お邪魔した。丼からはみ出た天ぷらはタレがたっぷりと染みこみ、白米とのバランスも絶妙。ボリュームはあったが、あっという間に完食してしまった▼天丼は江戸時代後期に江戸の町で生まれた…
2025年5月13日[1面]
春の大型連休が終わると目にするようになるのが五月病のニュース。環境の変化に心身が追いつかず、ふとしたきっかけで無気力になったり倦怠(けんたい)感を抱いたりしてしまう。程度の違いはあれど、一度くらいは…
2025年5月12日[1面]
5月の連休に信州長野の山里を訪れ、この地域で露地栽培された山菜「ウルイ」の料理を堪能した。春から初夏にかけてのちょうど今頃が旬を迎えている▼ユリ科ギボウシ属の多年草である「大場擬宝珠(オオバギボウシ…
2025年5月9日[1面]
4月13日に開幕した大阪・関西万博の来場者数が6日に合計200万人を超えた。世界各国のパビリオンや多彩なイベントが多くの人を引きつける。その一つが会場シンボルの「大屋根リング」だろう▼1周約2キロ、…
2025年5月9日[10面]
建築へ/TOTOギャラリー・間、篠原一男生誕100年で展覧会
◇篠原一男氏の建築家像を再考 建築家・篠原一男氏(1925~2006年)の生誕100年を記念した展覧会「篠原一男 空間に永遠を刻む--生誕百年 100の問い」が、東京都港区のTOTOギャラリー・間…
2025年5月8日[1面]
日光東照宮(栃木県日光市)の近くで朝食を提供するカフェが、外国人旅行者らでにぎわっている。大きなベーコンを添えた選べる卵料理と、焼きたてパンのセットが人気なのだそう▼カフェは1873(明治6)年、こ…
2025年5月7日[1面]
日本で最もよく知られている安全標語と言えば「安全第一」であろう。大正時代に生まれて広まるが、同じ頃に誕生するもう一つの標語があった▼それは当時の古河鉱業足尾鉱業所(足尾銅山)に掲げられた「安全専一」…