論説・コラム

回転窓/石田会長が残した言葉の数々 [2018年6月22日1面]

 全国建設室内工事業協会(全室協)の石田信向会長が亡くなった。この春の叙勲で旭日小綬章を受章されたばかり。これまでの業界活動を振り返っていただこうとインタビューをお願いしていたのだが、それもかなわなかった▼昨年6月の全室協の総会で、業界になかなか人材が集まらない現状を「少子高齢化が理由じゃない。待遇が悪いからだ」とストレートに発した言葉が心に残っている。建設産業に若者を迎えるために「4週8休」の実...続きを読む

回転窓/将来展望が描ける環境づくり [2018年6月21日1面]

 人事院が発表した17年度の公務員白書によると、30代の国家公務員の約7割が将来に不安を感じているそうだ。これから国の中枢を担うであろう世代が将来展望を描けずにいる。憂慮するべき事態なのではと思わずにはいられない▼仕事への適性やキャリア形成で具体的なイメージが持てずにいる人ほど、不安を感じる傾向が強いという。業務に忙殺され仕事とプライベートのバランスが保てずにいる状況が、結果的に仕事への意欲を低下...続きを読む

シリーズ・国のかたちを考える2018/東京電力パワーグリッド副社長・岡本浩氏 [2018年6月21日1面]

 ◇インフラ融合で新たな価値創出
 これからの日本に大きなインパクトを与える変革の要因は、人口減少(Depopulation)、脱炭素化(Decarbonization)、分散化(Decentralization)、自由化(Deregulation)、デジタル化(Digitalization)の五つの「D」に整理できる。中でも地域に根差した電力事業には、人口減少や過疎化といった人口動態の変化が非...続きを読む

回転窓/魅力を伝える空間づくり [2018年6月20日1面]

 明治元年から150年を記念し、佐賀県で「肥前さが幕末維新博覧会」が開催されている。先日、そのメインパビリオンである「幕末維新記念館」(佐賀市)を訪れた▼記念館内に設けた展示場の壁一面に映し出される迫力のある映像には、第10代佐賀藩主・鍋島直正や元内閣総理大臣・大隈重信など佐賀が生んだ7人の偉人たちが登場する。近代日本の礎がどのように築かれたのかを「佐賀の七(しち)賢人」の功績からたどることができ...続きを読む

回転窓/慣れは禁物 [2018年6月19日1面]

 18日朝に大阪府などを襲った地震。通勤通学と重なる時間帯に大阪府北部は震度6弱、京都府亀岡市などでは震度5強の揺れを観測した▼突然の強い揺れにあい、多くの方が恐ろしい思いをされたはず。不幸にもお亡くなりなった方にお悔やみを申し上げるとともに、けがをされた方にはお見舞いを申し上げたい▼先週くらいから関東地方は連日のように地震が起こっていた。慣れてはいけないのだろうが、揺れが続くと「また地震か」とつ...続きを読む

回転窓/今夜の夕食は… [2018年6月18日1面]

 連日熱戦が続いているサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会。サムライブルーの愛称で親しまれる日本代表の青いユニホームや、応援メッセージを街の至る所で目にするようになった。盛り上がりは上々のようだ▼W杯はサッカーの潮流が示される。前々回の南アフリカ大会でスペインが優勝した後は、パスをつなぐポゼッションサッカーが主流に。前回ブラジル大会の栄冠を手にしたドイツは、局面で個が相手を上回る「デュエル」の...続きを読む

シリーズ・国のかたちを考える2018/建設業振興基金理事長・内田俊一氏 [2018年6月18日1面]

 20世紀の発展を支えてきた国民国家、民主主義、資本主義市場経済の枠組みに機能不全が懸念され、米国中心の体制も揺らいでいる。日本では、2000年かけて作り上げた人口増加の中で国を豊かにするメカニズムに対し、これまで経験のない規模での人口減少という局面が生まれた。大変動が予感される。

 個々の企業経営にとってそうした変化はまだ目に見えない世界だ。しかし、人口減少に起因して労働市場の縮小という課題...続きを読む

回転窓/噺家の了見と熟練工 [2018年6月15日1面]

 上方落語の三代目桂歌之助師匠に取材する機会があり、「落語家が最初に学ぶのは噺家(はなしか)としての了見」とうかがった。了見とは考えや思慮、分別などを意味する言葉。「噺家の」と冠が付くと身のこなしや処し方というニュアンスが含まれるようだ▼歌之助師匠いわく、了見は「言葉で表しにくい。師匠の背中から学ぶもの」だそう。自分の振る舞いを通じて弟子にプロとしての心得や身の処し方を伝え、弟子はその姿を見て学ぶ...続きを読む

回転窓/綱引きが生み出す街の魅力 [2018年6月14日1面]

 5~6月に運動会を行う小学校が増えている。気候のいい時期という理由以外に進級直後のクラスの雰囲気を和らげ、子どもたちの親交を深める狙いがあると聞いた▼リレーや騎馬戦などは競い合いながら一体感を高めるのに最適。企業も社員の交流を深めるイベントとして運動会を取り入れたり、復活させたりする動きが出ている。日本を代表するオフィス街、東京の大手町・丸の内・有楽町地区では就業者の健康づくりや異業種間交流を目...続きを読む

対談/関東整備局長・泊宏氏×東京・葛飾区長・青木克徳氏/大規模災害にどう備える [2018年6月14日10面]

◇関係機関連携し的確に対応/住民意識高め魅力生かした街づくり

 迫り来る巨大災害にどう備えるか-。日本が避けて通れない課題であり、特に人口と経済が集中する首都圏では対応が急がれている。30年以内に70%の確率で起きるとされる首都直下地震。地震以外にも豪雨などの災害も含め国土交通省や地方自治体、関係機関は、減災のための備えを強化している。国の立場から現...続きを読む

回転窓/思いっきりトライ [2018年6月13日1面]

 公立中学校でラグビーを教える先生から聞いたことがある。欧米の選手が見たら日本のように土の上でプレーするのは驚きであり、「クレイジー」と指摘されたこともあったという▼英国が発祥のラグビーは、芝の上で行うスポーツとして発展を遂げてきた。ところが日本に生徒たちがそうした環境でプレーできる学校は少ない。ケガのリスクを減らすため、天然芝でなくても人工芝のグラウンドがもっと整備されていくことへの期待は大きい...続きを読む

回転窓/なくなる国境 [2018年6月12日1面]

 先進7カ国(G7)首脳会議が日本時間10日早朝に閉幕した。米トランプ大統領が提唱する「米国第一」の保護主義的な貿易政策について、米国とそれ以外の国々との見解の相違が際だった▼一握りの国々で外交や貿易など世界規模の政策を協議するG7などの枠組みには無理があるとの指摘も。中国やインド、東南アジア諸国などが台頭し、多極化が進む中、少数で解決できる問題は限られている▼フランスの経済学者であるジャック・ア...続きを読む

回転窓/発想を実現してこそプロ [2018年6月11日1面]

 今でこそ住宅はさまざまな構造や工法で建てられるが、高度経済成長の足音が聞こえ始めた1950年代の日本では住宅のほとんどが伝統的な木造軸組構造だった▼鉄骨を組んで住宅を建てるという発想自体が皆無に等しかったその時代、軽量鉄骨造の住宅をつくった建築家がいた。1922年神奈川県鎌倉市に生まれた広瀬鎌二がその人。54年に完成した自邸を皮切りに70年代まで軽量鉄骨造の建物を作り続け、一連の作品は「SHシリ...続きを読む

回転窓/長く売れ続ける書籍を [2018年6月8日1面]

 毎年、日本では7万冊もの書籍が出版されるそうだ。発刊されても書店に並ぶのはごく一部。インターネットが一般的になったとはいえ、出版された書籍の多くが時間と共に姿を消し、継続的に売れ続ける本はなかなか出てこない▼出版業界の現状を憂う仲間が集まり「長く売り続けられる書籍だけを作ろう」と数年前に立ち上げたある出版社。取材でその会社で働く編集者と話をする機会を得た。長く親しまれる本を「100冊出す」のが目...続きを読む

回転窓/職人仕事と子どもの笑顔 [2018年6月7日1面]

 ゴジラなどのイラストを手掛け“怪獣絵師”として知られる開田裕治氏が、先日開通した東京外かく環状道路(外環道)千葉県区間のイラストを描いている▼トンネルを見据える技術者の後ろ姿がモチーフで、背中から気概や決意のようなものが伝わってくる。現場を見て回り、開田氏はものづくりの熱を感じたという。「安全帯を付けて、仲間入りできたみたいでわくわくした」とも▼建設業になじみのない人は工事現場と聞くと不安に思う...続きを読む
1 2 3 4 5 71
建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む
中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む
国際標準型アセットマネジメントの方法
インフラ資産のアセットマネジメント全体の...続きを読む