論説・コラム

回転窓/地域活性化に役立つ道の駅 [2020年1月28日1面]

 幹線道路沿いなどに設けられている道の駅。車を運転していて見掛けると「何か面白い物はあるかな」と、つい寄りたくなる▼地元の名産品や新鮮な野菜、中には超激辛アイスといった変わり種もある。1993年に制度が創設されてから現在までに1100カ所以上が設置されたそう。地域の活性化や交流の深化などに役立っていると聞く▼国土交通省は先週、新設やリニューアルを重点的に進める道の駅として、国交大臣選定と地方整備局...続きを読む

回転窓/モグラ駅に明かりがともる [2020年1月27日1面]

 「キャンプ人気が今年も続いてくれそうです」と、あるアウトドアショップの店長が話していた。既に5月の大型連休は予約がいっぱいになったキャンプ場があるという▼二十四節気の大寒から立春までの最も寒いこの時期でも満天の星と薪がはぜる音を楽しもうと、高原にテントを張ったりホテルのような仕様の暖かいテントの中で快適なグランピングを楽しんだりする人が少なくない。季節にかかわらず、それぞれが価値ある過ごし方がで...続きを読む

回転窓/スポーツ観光に期待 [2020年1月24日1面]

 スポーツを軸に集客を図るスポーツツーリズムへの関心が高まっている。競技大会などを開けば参加者はもちろんのこと、観覧者やこれらをターゲットにした出店なども期待でき、地域活性化の一助になるためだ▼スポーツ庁はスポーツ文化ツーリズムアワードと呼ぶ取り組みを展開中。2019年度は、栃木県日光市で開かれている「日光国立公園マウンテンランニング大会」が入賞した▼日光東照宮などの世界遺産や奥日光国立公園を走る...続きを読む

回転窓/迷走する大学入試 [2020年1月23日1面]

 1990年に始まった大学入試センター試験が終わった。国公立大を対象とした5教科5科目の共通1次試験に代わり、大学が受験に使う科目を選べる「アラカルト方式」を採用。私立大の利用が進み、受験校の選択肢も広がった▼すべてマークシート式で回答するセンター試験。学力を一律的に判断するには適していると思われる。一方で思考力や判断力、表現力を十分に評価できないと、批判的な意見も少なくなかった▼来年から始まる大...続きを読む

回転窓/除雪作業の天候デリバティブ [2020年1月22日1面]

 前日に続き雪の話。先日東北地方のある建設会社の社長が「今シーズンは雪が少なく、除雪作業がなくて食べていけない」と嘆いていた▼社長に聞くと、除雪機械を買ったが待機費用だけでは機械の購入費どころか、社員の給与も払えないという。大雪になれば除雪作業が大変になるが、降らなければ収入が減り、経営に直撃する。雪国の建設会社が抱える共通の悩みだ▼東京海上日動火災保険は冬季の除雪事業者向けの「天候デリバティブ」...続きを読む

回転窓/暖冬と建設業の関係 [2020年1月21日1面]

 暖冬傾向が続く今シーズン。偏西風が北に蛇行しやすいパターンによって寒気が南下しにくくなり、全国的に気温の高い状態が続いているそうだ▼北海道や東北、北陸でもまとまった降雪は少ない。雪不足は観光産業などにじわりと影響を与えている。今月31日に雪まつりの開催をひかえる札幌市。準備が本格化する中で、雪の確保に苦労しているという▼市の雪まつり担当者によると、雪像作りなどで必要な雪の量は5トントラックで50...続きを読む

回転窓/レジ袋有料化から考える [2020年1月20日1面]

 海に流れ込むプラスチックごみは世界で年間約800万トンに上る。サイズが5ミリ以下の微細なごみ(マイクロプラスチック)が魚や海鳥の体内から大量に見つかっており、食物連鎖を通じて人間の体内にも蓄積しているのではと懸念されている▼地球規模の問題である海洋プラスチックごみ対策の一環として、政府はスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどすべての小売店を対象に7月からプラスチック製レジ袋の有料化を義務付...続きを読む

回転窓/継承すべきもの [2020年1月17日1面]

 「何不自由なく暮らせている地球が、本当にあんなに揺れるのか」。25年前の1月17日に近畿地方を襲った阪神・淡路大震災。大学生が当時の揺れを起震車で体験した時の感想を、ウェブメディア「リメンバー117」に記している▼この取り組みは兵庫県による阪神大震災25年記念事業の一つ。大震災後に生まれた若者を中心に運営している。リポートした学生は災害を経験したことがなく、怖さを知らないから体験しようと考えたと...続きを読む

阪神・淡路大震災から25年/次への備え、得た教訓どう生かす/技術開発や法改正進む [2020年1月17日1面]

 阪神・淡路大震災の発生から17日で25年。構造物の安全神話を根底から覆し、横倒しになった高速道路など日常が一変した都市の姿は人々の脳裏に刻まれた。得られた教訓をどう生かし次への「備え」につなげてくか-。
 震災を契機に注目を集めたのが免震構造技術だった。震災では死者(6434人)の大半が、倒壊した建物や家具の下敷きになって命を落とした。一方で震源地近くにあった2棟の免震建物は損傷を免れ、免震構...続きを読む

回転窓/大人の条件 [2020年1月16日1面]

 一人前と認められる条件は各分野でさまざま。個人の主観的な判断や評価によるところもあり、一律的に指標を示すことは難しい。大概は一定の力量を備え、周りが納得する成果を上げられるかどうかが一人前と半人前の分かれ目と思われる▼昔の村落社会では一定の力仕事を消化できることが一人前の条件とされたようだ。収穫物や賃金が人並みに配分され、婚姻の機会を与えられるなど、一人前は大人になることと同じ意味合いを持ってい...続きを読む

清水建設/モーリシャスの気象レーダー塔が切手デザインに採用/ODA事業で建設 [2020年1月16日1面]

 インド洋に位置するモーリシャスで、日本・モーリシャス外交関係開設50周年と、昨年3月の気象レーダーサイト完成を記念した切手=写真=が発行された。レーダー塔がモチーフ。日本の政府開発援助(ODA)を活用して建設された。丸紅と清水建設のコンソーシアムが受注し、清水建設が施工した。
 モーリシャスの周辺海域はサイクロンが多く発生し、同国も豪雨、高潮、地滑りなどの自然災害にたびたび見舞われてきた。重要...続きを読む

回転窓/宇高航路休止に想う [2020年1月15日1面]

 瀬戸内海に浮かぶ小さな離島・直島(香川県直島町)。ここにある地中美術館を訪ねたことがある▼直島福武美術館財団が2004年4月に開設し、安藤忠雄氏が設計した。いくつかの開口部が地上に出ているだけでそれ以外はすべて地下に埋められているという、少し変わった美術館だ▼展示は印象派の巨匠・モネ、米国の現代美術作家であるウォルター・デ・マリアとジェームズ・タレルの3人の作品だけ。点数は少ないが開口部から取り...続きを読む

回転窓/日本の駅とマナー文化 [2020年1月14日1面]

 次の列車に乗る人が整然と並んで待つ整列乗車。混雑する駅やターミナル駅の円滑な乗り降りに欠かせず、人身傷害事故を防ぐためにも協力を呼び掛けている鉄道会社がある▼大勢の人が訪れる初詣の時、きれいな列ができているのを見ると、次の次の列車や、行き先の異なる列車に乗るための整列乗車が定着した理由が分かるような気がする。この日本のマナー文化は、戦後間もない東京の銀座線渋谷駅で始まったという▼駅の開業は193...続きを読む

回転窓/融和への外交努力を [2020年1月10日1面]

 ホッと胸をなで下ろした方が多かっただろう。世界を駆け抜けたイランによる報復攻撃後のニュースだ▼イラクにある駐留米軍基地に弾道ミサイルが発射され情勢が緊迫したが、米側に人的被害はなかったという。トランプ大統領は新たな経済制裁を科す方針は示したものの、「軍事力を行使したくはない」と表明。軍事衝突ではなく対話路線での幕引きを図った▼戦争への突入という最悪の事態は避けられそうだが、米イラン両国が緊張関係...続きを読む

回転窓/成熟社会の新交通網 [2020年1月9日1面]

 年末年始に帰省したり、旅行などに出掛けたりした方は多かろう。先月27日から10日間の高速道路の交通量は昨年度に比べて4%増えた。休暇が例年より長く、全国的に好天に恵まれたことが人々の外出意欲を喚起したようだ▼長期休暇による移動日の分散化のほか、高速道路の新設ルートの開通効果もあり、10キロ以上の渋滞回数は5回減少。一方で交通集中に事故が重なったことなどにより、30キロ以上の渋滞は2回増えたという...続きを読む
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