論説・コラム

回転窓/切り取り報道 [2019年2月22日1面]

 政治家の発言が「暴言」と受け止められれば、現代では瞬く間に批判が渦巻き、インターネットの投稿サイトなどが「炎上」状態になる。事態収拾のため「陳謝」へと至る事例は枚挙にいとまがない▼最近では兵庫県明石市・泉房穂前市長の「火つけて捕まってこい」発言や、競泳の池江璃花子選手の診断結果公表を受けた桜田義孝五輪担当相の「がっかりしている」発言が非難の矢面に立たされた▼しかし、いずれも問題となった発言の前後...続きを読む

回転窓/働き方改革の光と影 [2019年2月21日1面]

 今年は皇太子さまが新天皇に即位される5月1日と、即位の中心儀式が行われる10月22日が祝日となる▼祝日に挟まれた平日が休日となり、10連休のゴールデンウイーク商戦は例年を上回る活況になりそう。特に観光業にとって長期休暇による特需への期待は大きい。既に人気の観光地を巡るツアーなどには予約が殺到しているという▼消費増税前の駆け込み需要も重なり、19年度前半は多方面でプラスの影響が見込まれる。一方、特...続きを読む

回転窓/月を想う [2019年2月20日1面]

 スーパームーンという言葉はいつ頃から使われるようになったのか。子どもの頃、今夜の満月はいつもよりも大きいと思ったことはあったが、目の錯覚だと早合点していた▼今日未明、今年1年で最も月が地球に近づき、スーパームーンとなった。この記事を書いているのは前日のため、東日本ではどうも天候に恵まれず見られそうにないが、西日本ではあふれんばかりの光を発する大きな満月を見た人がいたのではないか▼日本人は昔から月...続きを読む

回転窓/巡って楽しい工事現場 [2019年2月19日1面]

 建築、土木を問わず公共機関がプロジェクトを行う場合、費用対効果などのデータを事前に開示し事業に対する理解を深めてもらう取り組みが定着しつつある▼高速道路の新区間が開通して、目的地にたどり着く時間が大幅に短くなるなど工事が終わった後、効果を実感することは多い。だが工事の最中は「何かを造っているな」とは思っても、気になって仕方がないと思う人はそう多くないだろう▼奈良県にある特別史跡・平城宮跡で工事中...続きを読む

回転窓/ル・コルビュジエ誕生前夜を味わう [2019年2月18日1面]

 「団塊の世代」の名付け親で、経済企画庁(現内閣府)長官も務めた作家、評論家…。先日亡くなった堺屋太一氏は先見の明を持つ、多才な人だった▼「一芸に秀でた人」ではなく「多才な人」には顕著な業績を残している人が少なくない。建築界の巨人ル・コルビュジエ(1887~1965年)もその一人。若いころ本名のシャルル=エドゥアール・ジャンヌレとして、キュービスムの流れをくむピュリスムの絵画制作に打ち込んだ▼雑誌...続きを読む

回転窓/5年間に何をするか [2019年2月15日1面]

 働き方改革関連法が4月に施行されると、新たに設けられた罰則付き時間外労働時間の上限規制が適用となる▼細かい規定は小欄では割愛するが、この上限規制、建設業への適用は2024年4月1日から。5年の猶予期間を与えられていることは業界関係者の多くはご承知だろう▼あと2年を切った2020年東京五輪・パラリンピックの会場整備など待ったなしの課題に対応するためにも、一定の猶予期間が必要なのは理解できる。ただ一...続きを読む

回転窓/若者が切り開く海外旅行 [2019年2月14日1面]

 空港方面に向かう電車でスーツケースを引いた若者たちを見かけた。2月中旬という時期から察すると、卒業旅行なのかもしれない▼JTB総合研究所によると、日本の海外旅行市場に変化が起きているという。年代別の出国率を見ると、主流だったシニア世代が減少している一方で、20代前半が上昇する傾向にある。雇用環境の改善や給与所得の上昇などが背景にあると考えられ、これからは若者が海外旅行のけん引役になると分析してい...続きを読む

回転窓/雪かきを支えるのはだれ [2019年2月13日1面]

 先週末、大寒波が北日本を襲った。北海道では観測史上最も強い寒気が入り、陸別町で氷点下31・8度を観測するなど氷点下30度を下回る地点が相次いだ▼極寒地では思わぬ自然現象が起きる。その一つに「木花(きばな)」がある。寒い日の朝、零度以下に過冷却された霧粒が空中を漂い、木や電線にぶつかって氷結して白い花のような装いを見せる。気温が上がると一陣の風で落ちてしまうのだが、昔の人はつらい寒さの中でも一瞬の...続きを読む

回転窓/誰かの助けになるように [2019年2月12日1面]

 子育てに関する痛ましい事件が世間を騒がせている。小さな子供を傷つけたり救いの手を差し伸べる側に不手際があったりと、見聞きしたくないニュースが数多く報じられている▼他人に干渉することに勇気がいる世の中である。救いを求める子供のメッセージに気付いてあげられるか、気付けたなら何ができるのか…。悲しい事件の報道に考えを巡らせる人は少なくないように思う▼「行ったことはある?」。19年度予算案の新規事業に子...続きを読む

回転窓/統計不正とデータ改ざん [2019年2月8日1面]

 新聞と統計とは深い関わりがある。さまざまな機関がそれぞれの視点で集める各種統計データは、論旨の裏付けや解説記事の論拠となるだけでなく、統計に表れた数字自体が記事の材料となる▼厚生労働省の「毎月勤労統計」の調査方法に不正があったことが発覚。その後の総務省の点検で、56の基幹統計のうち実に24の統計で不適切な処理が見つかり、社会全体に波紋が広がっている▼統計法に基づき総務相が指定する特に重要な統計が...続きを読む

回転窓/目に見えない恐怖?! [2019年2月7日1面]

 インフルエンザが全国で猛威をふるっている。目に見えないウイルスを取り込まないためのマスクの使用や免疫力を落とさないための体調管理など、自己防衛に万全を期している方も多かろう▼現在流行しているA型のウイルスにも2種類あり、一度かかったからと油断していると再び発症するそう。2月以降は例年、B型ウイルスが増加する傾向にあるので1シーズンに3度かかる可能性も…▼ウイルスや病原菌など目に見えないものに人々...続きを読む

土佐工業/フリーペーパー『けんせつ姫』2号を発行/建設業に携わる女性を紹介 [2019年2月6日5面]

 土佐工業(千葉県船橋市、柴田久恵社長)は、建設業に携わる女性に焦点を当てたフリーペーパー「けんせつ姫」の第2号を発行した=写真は表紙。現場で働く女性を紹介するとともに、工業高校の建築系学科に通う女子生徒や女性の先生、建築関係の学部に通う女子大学生など20人が登場。高校生からベテランの職人まで、建設業に関係する女性たちの輝く姿を伝えている。それぞれの立場から進学や就職のきっかけ、仕事のやりがいなど...続きを読む

東電HD/福島第1原発廃炉事業円滑化へ対応強化/廃棄物減容化施設など関連工事推進 [2019年2月6日1面]

 東京電力ホールディングス(東電HD)は廃炉事業が進む福島第1原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)で、作業の円滑化に向けた関連工事を積極展開する。原発構内で発生する廃棄物の置き場や減容化施設、津波への防災力を高める防潮堤や護岸の整備・拡充などを推進。3号機の原子炉建屋では使用済み核燃料の取り出し作業を3月にも開始する。原子炉から溶け落ちた核燃料(デブリ)の除去工法の検討を進めながら、廃炉事業を安全...続きを読む

回転窓/仮囲いの中の重機 [2019年2月6日1面]

 知らない土地で安くておいしい居酒屋を見つけるのは難しい。インターネットで人気店を調べてみるが、最終的には店構えや出入りする客層を確認し、のれんをくぐる▼先日、ある居酒屋に入った。入り口に赤ちょうちんがぶら下がった普通の店構えだが、どこか歴史を感じる。思い切って入ってみると三十数席はほぼ満席。年齢層の高い客たちが会話を楽しみながら杯を交わしていた▼料理は新鮮で、大皿から取り分ける煮物も美味。値段も...続きを読む

回転窓/梅花と春の訪れ [2019年2月5日1面]

 立春を過ぎ、暦の上では徐々に春めいてくる時期を迎えた。今年の冬は西日本ほど暖冬傾向との予報が出ている▼東日本を含め西に行くほど平均気温も平年並みか高い見込みで、そろそろスギ花粉の飛散が気になり始めるころだ▼世界に目を向けると、米中西部は先週から記録的寒波に見舞われているという。シカゴやミネアポリスなどでは氷点下30度前後の最低気温を観測。体感温度が氷点下50度と極地並みの大寒波に襲われている地域...続きを読む
1 2 3 4 5 83
インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む
中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む