論説・コラム
2026年5月1日[1面]
江戸東京博物館(東京都墨田区)が常設展示で、1959年に竣工した「ひばりが丘団地」の一室を、忠実に再現している。ブラウン管テレビや電気釜といった電化製品、家具などが並ぶ。団地暮らしの経験はないが、「こんなのあった、懐かしい」と見入ってしまった▼都市再生機構中部支社が管内7団地の特徴をまとめた「団地カード」を作成し配布を始めた。カードの作成と配布は都市機構全体で初めてという▼手に取る楽しさと現地を…
2026年4月30日[1面]
春の大型連休が29日から本格的に始まった。連休の谷間に当たる平日に有給休暇を取得すれば、5月10日まで12連休も可能だ▼市場調査会社の日本インフォメーション(東京都中央区、斎藤啓太社長)が今月上旬、20~60代の1074人を対象に連休の過ごし方や消費行動を調べたところ、約5割が「自宅でのんびり過ごす」と回答した▼一方、少数ながら5・4%で目を引いたのが「推し活」だ。世代別では、男女ともに20代の…
2026年4月28日[1面]
裸の王様は、なぜあれほど滑稽で、どこか哀れなのか。愚かさよりも、それがそのまま通用してしまう空気のほうが、不気味さを帯びる▼見えない服をまとったつもりで胸を張る王様と、見えているふりをする家臣や民衆。誰もが違和感を覚えながら、最初の一人が口をつぐんだ瞬間、沈黙は合図に変わる。ためらいは静かに広がり、無言の沼に沈んでいく▼一体、誰が悪いのか。王様か、周りか。単純には割り切れない。ただ、どこかに「裸…
2026年4月27日[1面]
建設工事を円滑に進める上で重要な施工管理だが、その仕事内容が一般に広く知られているとは言い難い▼工程、安全、品質、原価の管理など、現場で担う業務は多岐にわたる。全体を的確にマネジメントし、さまざまな…
2026年4月24日[1面]
サクラが散った近所の公園で、赤やピンク、白と色鮮やかなツツジが咲き始めた。花見の主役が交代し、4月中~下旬、春から初夏への移ろいを告げる時期を楽しみしていた方も多かろう▼今年はツツジの開花が例年より…
2026年4月23日[1面]
神社の参道にあるカフェで、日本に欧州から旅行で来た外国人のご夫婦が、珍しそうにコッペパンの具を選んでいた。選んだ具を店主が調理し、パンに挟んで提供してくれる▼参道にはウナギの老舗も多い。夫婦はカフェ…
2026年4月22日[1面]
ふとした瞬間、学生時代に経験した就職活動を思い出す。説明会に参加して企業研究をしたり、徹夜で履歴書を書き上げたり。疲れ切った状態で足取り重く試験会場へ向かった。思い通りの結果が得られず、焦りだけが心…
2026年4月21日[1面]
公平と平等は似て非なるものだ。前者は差異を踏まえて配分するすべ、後者は一律にそろえる思考停止の形式だ。だが、その境界は曖昧に溶け、「同じにしないのは不正だ」という短絡が幅を利かせている▼規範と規律、…
2026年4月20日[1面]
本紙に毎週月曜掲載のインタビューシリーズ「駆け出しのころ」は、12年前の2014年11月にスタートした。これまでに500人近くが登場し、新人時代のことなどを語ってきた▼進路を選んだ理由や仕事での忘れ…
2026年4月17日[1面]
著名な建築家が設計した有名な建築物でも、老朽化や耐震不足などを理由に解体される。日本を代表する建築家・丹下健三氏(1913~2005年)が設計し、その外観から「船の体育館」と呼ばれ親しまれた「旧香川…