論説・コラム

本社、近畿建設協会/10月27~28日に建設技術展/194企業・団体が出展 [2021年9月27日10面]

 日刊建設工業新聞社と近畿建設協会は10月27、28の両日、大阪南港のインテックス大阪4号館(大阪市住之江区)で「建設技術展2021近畿~ええもん(技術)使こて、ええモン創ろ!~」を開催する。例年はマイドームおおさかで開いているが、新型コロナウイルス対応の施設使用により会場を変更。昨年に続き、入り口での検温やアルコール消毒、通路の一方通行化など万全の感染防止対策を講じる。194企業・団体(227ブ...続きを読む

回転窓/ラッピングされた凱旋門 [2021年9月27日1面]

 フランス・パリの凱旋(がいせん)門が布で覆われている。「梱包(こんぽう)」芸術で知られ昨年亡くなった芸術家クリスト氏(ブルガリア出身、1935~2020年)と、妻で芸術家のジャンヌ=クロード氏(モロッコ出身、1935~2009年)が長年温めていた構想という▼包まれることで細かい装飾は見えなくなるが凱旋門の形が浮き出て強調される。プロジェクトをニュースで見て、約10年前に日本で行われた講演会での「...続きを読む

回転窓/安全な道を! [2021年9月24日1面]

 ペダルの踏み間違いやハンドルの誤操作など、高齢者による自動車事故が後を絶たない。自宅から目的地への移動に便利な自動車は、他の交通手段に代え難い乗り物の一つだろう。ただ、若い頃の感覚で運転能力を過信していると、思わぬ事故につながる▼国土交通省らが毎年、販売台数の多い車両を中心に、安全性能の評価試験を行う自動車アセスメント。本年度1回目の評価結果が21日に公表され、最高評価(ファイブスター賞)を「日...続きを読む

早稲田大学/10月1日に村上春樹ライブラリー開館/設計は隈研吾氏、施工は熊谷組 [2021年9月24日1面]

 早稲田大学は10月1日、東京都新宿区の早稲田キャンパスに「早稲田大学国際文学館」(村上春樹ライブラリー、十重田裕一館長)を開館する。コンセプトは「物語を拓(ひら)こう、心を語ろう」。作家の村上春樹氏が寄贈した資料や書籍などを展示。国内外の文学愛好者や研究者が集い、国際文学や翻訳文学を研究・発信する拠点となる。既存建物をリノベーションした。設計は隈研吾建築都市設計事務所。熊谷組が施工した。
 R...続きを読む

回転窓/宇宙旅行元年 [2021年9月22日1面]

 「美しい。地球は青い」。1961年に宇宙船「ヴォストーク1号」に乗り込み、世界で初めて大気圏外を1周したユーリ・ガガーリン少佐が残した言葉だ▼宇宙から地球がどう見えるのか。当時の人たちは人類初の宇宙飛行士の言葉を感動的に捉えたに違いない。ただ世界では「周りを見渡したがここに神は見当たらない」という言葉の方が有名という。神の存在と宇宙の神秘の方が関心事だったのかもしれない▼今年は「宇宙旅行元年」と...続きを読む

回転窓/栗と道の駅 [2021年9月21日1面]

 栗の栽培面積と生産量がともに1位の茨城県。代表的な産地の笠間市に「道の駅かさま」が先週開業した。栗を植樹し、歩道の境に栗のモニュメントを置くなど、笠間焼と並ぶ名産品のアピールに余念がない▼道の駅の整備は農家の所得向上と観光振興が狙い。「ありがとう」「また持ってくるね」。開業初日、真新しい施設は納入する農産品をやりとりする関係者の笑顔と活気であふれていた▼道の駅は全国に続々と誕生している。生活雑貨...続きを読む

回転窓/歌川国芳の視点 [2021年9月17日1面]

 長髪を振り乱すように踊るとうもろこし。後ろには唄と笛を担当する野菜が控える。江戸後期に活躍した浮世絵師、歌川国芳が歌舞伎役者をモチーフに描いた作品だ。軽やかでユニークなタッチは古くささをまったく感じさせない▼武者絵で人気作家となった国芳は、戯画を得意にした。無類の猫好きで、猫のしぐさとだじゃれで東海道五十三次を表現したり、猫と魚で文字を形作ったりとアイデア豊富な作品を残した▼当時は娯楽を制限した...続きを読む

回転窓/秋の色彩 [2021年9月16日1面]

 通勤電車の車窓から見える景色も、秋の色が深まってきた。桜並木の葉は緑から黄色に変わり、線路沿いに群生するススキも銀色の穂が揺れだした▼色彩の感覚は人それぞれ微妙に異なり、表現もさまざま。ススキの穂の色も白や黄金などを推す人も多かろう。古くから身近にあったススキは、多くの歌人・俳人らに詠まれた。秋の季語「真赭(まそお)の糸」は穂が赤みを帯びた様を表す▼「名月の出るやゆらめく花薄」〈子規〉。旧暦8月...続きを読む

回転窓/カスリーン台風 [2021年9月15日1面]

 アンナ、バーネーダ、キャロル、ドンナ、アイリーン…。この女性の名前は1947年に日本を襲った台風や熱帯低気圧に付けられたものだ▼当時の日本は敗戦まもなく、アメリカ軍を主とした連合国軍の占領下にあった。台風は米国同様にABC順に女性の名が付けられ、11番目の「K」台風はカスリーンという名前になった▼カスリーン台風は典型的な雨台風で、紀伊半島沖や房総半島沖、三陸沖などをかすめて通過しただけで上陸はし...続きを読む

MotionGallery/三鷹天命反転住宅の補修へクラウドファンディング [2021年9月15日3面]

 クラウドファンディング・プラットフォームを運営するMotionGallery(東京都港区、大高健志代表取締役)は、2010年に死去した美術家・建築家の荒川修作氏らが手掛けた住宅「三鷹天命反転住宅」(東京都三鷹市)の補修に向けた資金調達を始めた。12月10日までクラウドファンディングを実施する。目標金額は1000万円で劣化が激しい建物共用部分の補修などに充てる。
 同住宅は「世界初の死なないため...続きを読む

回転窓/スポーツの力 [2021年9月14日1面]

 東京五輪・パラリンピックが閉幕してもプロスポーツに休みはほぼなく、国内外でさまざまな試合が行われている。テニスの四大大会、全米オープンもその一つ▼12日にニューヨークで車いす部門の決勝戦が行われ、男子シングルスで東京パラリンピック金メダリストの国枝慎吾選手が2年連続8度目の優勝を遂げた。女子シングルス決勝は上地結衣選手が準優勝。休む間もなく戦い続けるトップ選手の体力と精神力には感服する▼米MLB...続きを読む

回転窓/たくましい土木の女性 [2021年9月13日1面]

 土木は英語で「シビルエンジニアリング」と呼ばれ、「市民の工学」という意味で広く知られている。先日ある女性土木技術者を取材した時に「市民の約半数が女性ならば、土木の仕事の約半数に女性が携わることは何もおかしくない」との言葉が妙に腹落ちした▼女性の土木技術者は男性と比べまだまだ少ない。「土木技術者女性の会」の会員数は2021年3月末時点で約350人だが、会の活動はコロナ禍でもまったく停滞していない▼...続きを読む

回転窓/インフォーマル居住地 [2021年9月10日1面]

 土地売買のような正規のプロセスを経ずに人が住み着いた「インフォーマル居住地」。世界各地のスラムが代表例で、十分なインフラが整備されておらず法規制にも適合していないため、改善が必要な対象と見なされてきた▼そうした場をどう見ていくべきか。日本建築学会(田辺新一会長)のオンライン大会で、若手研究者らが世界での活動事例などを踏まえて議論していた。正規とされる立場だけにとらわれずに都市の在り方を多様な視座...続きを読む

回転窓/熱戦の余韻 [2021年9月9日1面]

 暑さは和らぐも熱戦の余韻が残る。東京パラリンピックの選手らはハンディキャップを乗り越え、想像を超えるプレーで感動を与えてくれた。障害は人を弱くするものではなく、誰もが強くなれるのだという無限の可能性を目の当たりにし、興奮を覚えた▼各競技で熱戦が繰り広げられた今大会。中でも最終日に行われた車いすバスケットボールの男子決勝は、最終クオーターの最後まで勝負の行方が分からず、手に汗を握って応援した方も多...続きを読む

回転窓/キャリア官僚のいま [2021年9月8日1面]

 霞ケ関のキャリア官僚を志す若者が減少している。行政のプロとして国民のために尽くす仕事だけに、何らかの対策が必要だろう▼人事院によると、2021年度の国家公務員採用試験で前身の1種に当たる「総合職」の合格倍率は7・8倍。1960年以降で最低になった。申込者数の大幅な減少が主因で5年連続して前年度を下回った▼一方、退職者は増加傾向に。内閣人事局によると、20代での自己都合による退職者は19年度で86...続きを読む
1 2 3 4 5 129