論説・コラム

「令和」が幕開け/人材獲得で競争激化、働き方改革待ったなし/明確な経営ビジョンを [2019年5月7日1面]

 令和の時代が幕を開けた。労働人口の減少など人材を巡る問題が深刻化する中、建設産業は担い手の確保・育成に向けた働き方改革や処遇改善、生産性向上などに取り組み、成果を生かしながら持続的発展の実現を目指すことになる。人工知能(AI)やロボットなど先進技術を取り込みながら改革を進めて時代の潮流に乗り、産業基盤をより強化することが求められている。
 人口減少は国の成長力をはじめ、社会・経済活動にさまざま...続きを読む

平成を振り返る/魅力ある産業へ試された30年/「人」や「現場」が焦点に [2019年4月26日1面]

 「平成」があと4日で幕を閉じる。バブル崩壊や阪神・淡路大震災、国土交通省発足、政権交代、東日本大震災など、平成の出来事は建設業界の盛衰に結び付く。建設業への風当たりや建設投資の浮き沈みといった紆余(うよ)曲折を糧に、魅力ある産業へと試行錯誤を重ねた30年間の歩みを振り返る。=2、3、4、10面に関連
 1989(平成元)年からの10年は建設産業の転機となった。消費税は国民や企業の価値観に影響を...続きを読む

回転窓/きょうの紙面が平成最後 [2019年4月26日1面]

 「今は偉そうな顔してるけどもね、まったく大正生まれが一番ダメだよ。明治生まれの土しょっぽねもないし、昭和っ子のファイトもないし」▼東宝映画の若大将シリーズで飯田蝶子さん演じる明治生まれのおばあちゃんが、大正生まれの息子(有島一郎さん)、昭和生まれの孫(加山雄三さん)を前に言い放った。かわいい孫が弾くエレキギターに合わせて三味線を奏でる無邪気なおばあちゃん。孫への小言が絶えない息子におきゅうを据え...続きを読む

回転窓/良い塩梅 [2019年4月25日1面]

 雅楽奏者の東儀秀樹さんのコンサートに行った。主に演奏したのは篳篥(ひちりき)という縦笛。20センチ弱の竹の筒でできた小さな楽器だが、その力強い音色に驚いた▼舞台ではジャズとのコラボレーションで、スタンダードナンバーが披露された。篳篥の音域は1オクターブ程度というが、音量が大きく存在感がある。揺らぐような繊細さも同居し、音色の表情がとても豊かだった▼同じ音孔を押さえていても、息づかいや唇の位置によ...続きを読む

回転窓/ヨモギと蓬 [2019年4月24日1面]

 和製ハーブと呼ばれるキク科の多年草ヨモギ。この時期は新芽を摘んで、おひたしや草餅などで食べるとおいしい▼ヨモギは繁殖力が強く、独特の香りと鮮やかな緑色が特徴だ。おきゅうで使うもぐさの原料で、止血効果もあることから、薬草としても知られる▼この万能の野草は建設工事にも使われている。土と他の野草の種などと一緒にのり面へ吹き付け緑化する。成長が早く、地上部が枯れても、株が土の中で生息し続けるので土壌の固...続きを読む

Jヴィレッジが全面開業/福島復興のシンボルに/新駅も開業 [2019年4月23日1面]

 福島県楢葉、広野両町にある大型サッカー練習施設「Jヴィレッジ」が20日、2011年の東日本大震災から約8年ぶりに全面再開した。近隣には鉄道アクセスが可能になるJR常磐線の新駅「Jヴィレッジ駅」も開業。福島県や地元自治体にとって震災からの復興を目指すシンボルとなる。=4面に関連記事
 Jヴィレッジは東京電力福島第1原発事故の後、事故対応の前線基地として使用された。ピッチに鉄板が敷かれ工事車両など...続きを読む

回転窓/気後れせずに一歩前へ [2019年4月23日1面]

 新年度がスタートして20日余り、進学や就職、転勤などで新しい生活をスタートさせた方も多かろう▼地方から東京や大阪などの都市部、そして都市部から地方に。見知らぬ土地に赴き生活すると不慣れで心配なことはあるけれど、新しい発見があって浮き浮きした気分になれる。ただ、東京から地方に生活の場を移すと、思っていた以上に活気が失われてしまっているところが多いとも感じる▼地域活性化は多くの自治体にとって大きな課...続きを読む

回転窓/予報士泣かせの大型連休 [2019年4月22日1面]

 予報が外れて喜ばれることもある専門家の一つに気象予報士がある。悪天候を承知で出掛けたのに目的地は予報と違った天候になり、得した気分になれた経験をお持ちの方もおられよう▼予報士がいるのは気象だけではない。前例のない10連休を前に、東日本高速道路会社の「渋滞予報士」が渋滞予測の取りまとめに苦慮したと聞いた。知識をフル活用した大型連休の予測。関東は交通量が分散されて30キロ以上の大渋滞は少なく、下りは...続きを読む

回転窓/バイアスに要注意 [2019年4月19日1面]

 バイアスとは統計学の用語で「偏り」のこと。先入観にとらわれたり、色眼鏡で見たり、偏見があったりする場合に最近は「考え方にバイアスがかかっている」などとよく表現される▼2017年12月11日、博多発・東京行きの東海道・山陽新幹線のぞみ34号の台車枠に亀裂が見つかった問題で、国土交通省の運輸安全委員会は先月、異音・異臭に気付きながら運転を続けたJR西日本の対応を「正常性バイアスが働いたと考えられる」...続きを読む

インフラメンテ写真集が話題/写真家・山崎エリナさんが出版/書店でパネル展示も [2019年4月19日1面]

 写真家・山崎エリナさんが出版した写真集『インフラメンテナンス~日本列島365日、道路はこうして守られている~』(グッドブックス)が話題になっている。東京都中央区にある大型書店「八重洲ブックセンター」のランキング(総合部門、3月31日~4月6日)で首位となり、7~13日も3位と好調だ。
 トンネルや橋梁、高速道路などの維持管理に取り組む姿を撮影した。道路維持などを手掛ける寿建設(福島市)の森崎英...続きを読む

回転窓/広がるスマホ社会 [2019年4月18日1面]

 世界のIT市場を席巻する「GAFA」。グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンの4社はいずれも米国を代表する企業で、世界規模で大きな影響力を持つ▼その一角のアップルが業績予想を大幅に下方修正し、年初に世界各国で株価が急落する「アップル・ショック」を引き起こした。主力製品「iPhone」の販売が中国市場で予想を大幅に下回り、世界的な分業生産体制を敷いていることで影響が広がった▼情報通信機器の利...続きを読む

回転窓/友愛数 [2019年4月17日1面]

 友愛数。二つの自然数の組で自分自身を除いた約数の和が互いに他方と等しくなる数の意だ。そう言われても、ピンとはこないかもしれない▼具体的に数字を挙げると、220と284。220の約数の和は1+2+4+5+10+11+20+22+44+55+110=284。284の約数の和は1+2+4+71+142=220。これが友愛数だ▼この数学用語を知ったのは小川洋子さんの小説『博士が愛した数式』(新潮社刊)。...続きを読む

回転窓/使う機会がなかった入場券 [2019年4月16日1面]

 先日自宅から歩いて最寄りの駅まで向かっている時、途中に設置されていた選挙候補者のポスターを貼る掲示板が気になった▼理由は県議選の候補者ポスターの上に貼られた告知文。正確ではないかもしれないが「立候補者が定員と同数のため無投票当選になった」という内容だった▼後半戦に入った第19回統一地方選。14日に政令市以外の86市長選と294市議選、東京特別区の11区長選と20区議選が告示された。市長選には全国...続きを読む

回転窓/高齢期の住まい方を考える [2019年4月15日1面]

 1日のうちほとんどの時間を建物の中で過ごす方が大半ではないだろうか。長寿命化が進む時代、人は窓や壁、床、天井に囲まれた空間で何十年という長い時間を過ごす▼仕事を退職した後は自宅にいる時間がますます長くなる。暮らしをより健康で快適なものにするには住まいの備えが欠かせない。だが高齢者のいない世帯では手すりの設置や段差解消などバリアフリーへの配慮や介護に備える意識はそう高くない▼多くの高齢者が自宅での...続きを読む

回転窓/職人育成も生産性向上を [2019年4月12日1面]

 こてで壁面に土を塗りつけた後、はがす作業を繰り返す「塗り壁トレーニング」。左官職人の久住章氏は、自ら考案したこの練習法を10年は続けたという▼1999年に日本建築学会文化賞を受賞した「カリスマ」であっても技能を維持・向上させるために、人知れずトレーニングを重ねている。ただただ感服する話だ▼久住氏によれば、若い職人を育てる上で「現場だけでは不十分」。材料の調合などを一人で理解できるようになるまでに...続きを読む
インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
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およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
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