九州豪雨/九州整備局/テックフォース18班82人派遣

2025年8月20日 行政・団体 [11面]

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 九州地方整備局は19日、九州各地に被害をもたらした記録的大雨による被災状況を調査するため、テックフォース(緊急災害対策派遣隊)の第4陣を熊本県天草市、上天草市、宇城市、美里町、氷川町に派遣した。これまでで最大となる18班82人が1週間をめどに、土砂崩れの被災状況調査や市町が管理する道路の被害把握などの任務に当たる。
 同日に福岡市内で出発式が開かれ、垣下禎裕局長が隊長を務める原田隆二河川部地域河川調整官に派遣命令書を手渡した=写真。
 垣下局長は「被災地の人々にしっかり寄り添い心情をくみ取りながら、技術を遺憾なく発揮して復旧・復興に向けて全力を尽くしてほしい」と激励した。原田氏は「地域の人々は復旧・復興を期待していると思う。少しでも貢献できるよう一生懸命頑張りたい」と決意を述べた。
 今回の派遣の内訳は、先遣調査班2班10人、広報班3班6人、ドローン班2班10人、被災状況調査班11班56人。19日時点の延べ派遣人数はリエゾン(現地情報連絡員)を含め298人となっている。