2025年1月に発生した八潮市道路陥没事故の復旧で、埼玉県が破損管内に設ける新管の設置工事を同12月末に終えた。施工は大成建設が担当した。口径4・75メートルの破損管内に口径3メートルの新管(鋼管セグメント)を設けた。新管の延長は44・5メートル。内部を樹脂で加工する更生作業を進め、1月下旬から2月中に施工を完了する予定。管の更生で腐食を防止する。更生作業はSPR工法とパルテム・フローリング工法を併用した。
新管の口径は3メートルで既存管より小型になる。下水道局下水道事業課は「4・75メートルの口径は設計時に将来の人口増加を見込んでいる。上流区間の口径は現在も3メートルで十分対応できる」と説明している。
事故区間の北側に仮排水管を設け、汚水を流していた。新管の敷設完了を受け仮排水管の撤去工事に入る。事故現場の南側に近接する県道松戸草加線には、復旧工事で用いる仮桟橋を設置していた。仮桟橋を撤去し、4月をめどに暫定2車線で通行できるようにする。
事故現場の約1・5キロ西側に位置する「チュウ6マンホール」周辺でも下水道管の腐食を確認している。補修工事の実施を予定。道路陥没事故で中断し、下水道管を囲む形で地盤を改良していた。新管敷設の完了後、本格的な補修工事に入る。
事故現場のチュウ4マンホールから東に向けて、中川水循環センターまでの約4キロを現在の下水道管に並行する形で「複線化」する計画も進めている。ルート検討に関する業務「(八潮)中央幹線管渠等復旧詳細業務委託」はパシフィックコンサルタンツに委託している。








