風景街道関東地方協議会/日本風景街道の受賞ルート決定/特別賞1件、優秀活動賞5件

2025年9月5日 行政・団体 [5面]

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 関東地方整備局らで構成する「風景街道関東地方協議会」は4日、文化資源の保存や保護を通じて国土文化の再興に貢献している街道を顕彰する「日本風景街道 関東優秀活動賞」の受賞ルートを選んだ。顕著な活動が展開された街道が対象の特別賞は「信州ビーナスライン茅野」(長野県)
に決めた。地域活性化や美しい国土景観など3部門ごとに評価が高かった優秀活動賞を5件に決めた。
 関東優秀活動賞は優秀活動賞と、特に活動内容が秀でている街道を特別賞として選んでいる。今回は2024年度の活動実績を基に、▽地域活性化への寄与▽美しい国土景観の形成▽観光振興への寄与-の3部門で審査した。
 特別賞を受賞した信州ビーナスライン茅野は、地元組織「信州ビーナスライン輝く道づくり実行委員会」が活動する。「日本一きれいな道」を目指し、国道20、299号沿線での美化活動を推進。茅野市内在住の小学生や近隣町村の住民らが総出で活動している点が高い評価を得た。
 同協議会は、関東整備局や関東9都県5政令市と各地の商工会議所で構成する。07年に登録を開始し、関東管内は21ルートが日本風景街道の登録を受けている。
 優秀活動賞の受賞ルートは次の通り。▽ルート名称(所在地)。
 【地域活性化への寄与部門】
 ▽いたこあやめ花街道(茨城県)
 【美しい国土景観の形成部門】
 ▽東京・迎賓地区(東京都)
 ▽時空から天空への道日光街道(栃木県)
 【観光振興への寄与部門】
 ▽東海道風景街道(神奈川県)
 ▽千曲川・花の里山風景街道(長野県)。