土木学会/25年度全国大会が熊本で開幕/9月12日まで

2025年9月9日 行政・団体 [1面]

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 土木学会(池内幸司会長)の2025年度全国大会が8日開幕した。大会テーマは「気候変動時代の土木イノベーション~カーボンニュートラルとレジリエンスで創る持続可能な社会~」。熊本市内にある熊本城ホールと熊本大学黒髪キャンパスを会場に、災害復興の現場で得られた知見や、持続可能な未来に向けた最先端の研究成果を共有する。大会期間は12日まで。
 大会では産学官の土木技術者らがテーマに関連した講演や討論会などを行う。大会の実行委員長は垣下禎裕国土交通省九州地方整備局長が務める。
 10日には池内会長による基調講演会や、全体討論会を熊本城ホールで行う。午後1時45分からの基調講演会は「カーボンニュートラルでレジリエントな社会を目指して」がテーマ。気候変動によって激甚化する水害の状況を紹介し、日頃の備えや災害時の行動、CNの実現に向けた取り組みを具体的に紹介する。
 午後3時40分からの全体討論は星野裕司氏(熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター教授)がコーディネーターを務め、「九州から考える土木イノベーション~カーボンニュートラルを目指して~」と題して討論する。