秋田市はサッカーJリーグ・ブラウブリッツ秋田の本拠地整備計画で、既存の「秋田スポーツPLUS・ASPスタジアム」の改修案でも収容人数を7000~8000人規模にできるとの見通しを明らかにした。これまで5000人規模で説明してきたが、より大規模な整備が見込めると推計。新設と改修の両案を比較検討し、年内に市の方針を固める。「スタジアム整備等検討支援業務」は梓設計に委託している。
18日に一般質問に回答した沼谷純市長は「基準を満たすためにメインスタンド部分の入れ替えなどが必要になる可能性もある」と述べ、さまざまなパターンを検討していると明かした。「市の厳しい財政状況を踏まえ、維持管理費などの将来的な費用負担も考慮し、慎重に判断する必要がある」と強調。負担上限額も見極めた上で年内に規模や事業費を含む方針を決定する考えを示した。
ブラウブリッツ秋田の本拠地になるスタジアム整備では、Jリーグ基準を満たすスタジアム整備に向け、新設案を検討してきた。財政状況を踏まえ、改修案と比較検討に着手している。新設が八橋運動公園第2球技場と健康広場(八橋運動公園内)、改修はASPスタジアム(八橋運動公園1の1)が対象になる。