リバスタ/ICT機器ソリューションに新機能/プッシュ配信と縦型モニタ投影

2025年10月29日 技術・商品 [3面]

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 リバスタ(東京都江東区、高橋巧代表取締役)は、建設現場に特化したICT機器ソリューション「BANKEN(バンケン)」のデジタルサイネージで新機能の提供を始めた。「プッシュ配信」と「縦型モニター投影」の2機能。プッシュ配信機能で災害速報などをすべての現場へ迅速、確実に伝える。縦型モニター投影機能によって、既存コンテンツを最適にレイアウトし表示できる。
 デジタルサイネージ「BANKENサイネージ」は、建設現場向け施工管理サービス「Buildee(ビルディー)」に登録された作業予定、施工体系図、有資格者情報などの最新情報を自動で連携、表示する。
 プッシュ配信機能を活用すると、元請の本社・支店は各現場に設置したデジタルサイネージに別のコンテンツが表示されている場合でも、指定のコンテンツを割り込む形で迅速かつ確実に表示させることが可能。災害時の速報をはじめ緊急性の高い重要な情報や経営層のメッセージ、全社的な方針などを即時に伝える。
 縦型モニター投影機能は、同社提供のサイネージプレイヤーを利用して仮囲いのデジタルサイネージにコンテンツを表示する際、従来の横型モニターに加え、縦型モニターにも最適化されたレイアウトで表示可能。労災保険関係成立票や作業予定表といった通行者向け情報は縦長形状が多い。新機能により視認性を高め、より目に留まりやすくなる。
 BANKENで提供する機器はすべてレンタル形式で、現場の運用期間や規模に応じた柔軟な導入が可能。モニターの設置から操作に関する問い合わせ対応まで一貫したサポート体制を整え、建設現場のICT化を総合的に支援している。
 同社は今後、デジタルサイネージに表示可能なコンテンツの新規追加などの機能拡充を行い、提供価値のさらなる拡大に取り組む。ICTを活用したソリューションの提供を通じて建設現場の安全性確保と作業効率の向上などに寄与。建設業界全体の持続的な発展に貢献していく。