国・都道府県・政令市工事、29年度まで週休2日完全達成/第3次全国統一指標運用

2026年1月29日 行政・団体 [1面]

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 国土交通省は、公共工事品質確保促進法(公共工事品確法)に沿った公共発注者の取り組みを見える化する新たな指標となる「第3次全国統一指標」の運用を始めた。繁閑両面で施工時期を平準化し、週休2日工事の最終的な達成可否を確認するなど、以前から一部の指標を修正。週休2日は、国と都道府県・政令市が発注する全工事(災害緊急復旧工事などを除く)で29年度までに100%の達成を目指す。24年度の実績は93%で、達成にはもう一押しが必要だ。
 新指標は25年度以降の5年間を対象に「地域ブロック単位」と「県域単位」の2通りで目標値を設定した。従来の5指標のうち、工事と業務のダンピング対策と業務履行期限の分散状況の3指標は据え置く。施工時期の平準化は、年度当初の稼働を増やす従来の「閑散期のボトムアップ」に加え、年度末の稼働を減らす「繁忙期のピークカット」の指標を新設。工事の休日確保は、週休2日を前提に工期や経費補正を設定し公告した割合から、完了工事の週休2日達成率をチェックする方法に見直した。
 週休2日の達成率は、都道府県・政令市発注工事に限ると24年度の実績が全国平均で92%。▽茨城▽群馬▽千葉▽東京▽福井▽長野▽奈良▽鳥取▽佐賀-の9県域は、既に100%を達成している=表参照。
 繁忙期のピークカットは、1~3月の稼働工事の件数を年度平均と比較し指標化。「1」に近いほど平準化されていると判断する。市区町村や独立行政法人を含む公共発注者全体で24年度の実績は「1・07」だった。
 ブロック別の実績と目標は、▽北海道=24年度実績0・85、29年度目標1・00▽東北=0・98、0・98▽関東=1・09、1・00▽北陸=0・96、1・00以下▽中部=1・10、1・08▽近畿=1・08、1・10▽中国=1・09、1・10▽四国=1・08、1・00▽九州=1・11、1・10以下▽沖縄=1・11、1・10。
 県域別で年度末の繁忙状況が顕著な「1・15」以上は▽三重▽滋賀▽奈良▽福岡-の4県域。これを除いた「1・10以上」も18県域ある。積雪地帯が含まれる北海道や東北、北陸には1~3月が繁忙期ではなく「1」未満の県域もある。