熊谷組ら3社が共同出資するローカルエナジーシステム(大阪市西区、小泉亨社長)は、脱炭素効果が大きい新たなバイオマス燃料の量産体制を整えた。国産バーク材(樹皮)を主原料とするバイオマス燃料「ブラックバークペレット」(BBP)を生産する。愛媛県西条市で建設していた国内初のBBP製造工場が完成し、15日に現地で式典を開いた。9月まで試運転し、10月からの商業運転開始を予定している。
同社は木質バイオマスなどの燃料開発を目的に、熊谷組と神鋼商事、機械・鋳鋼製品メーカーの清本鉄工(宮崎県延岡市、清本邦夫社長)が出資して2023年5月に設立された。熊谷組と清本鉄工が共同開発したBBPの運営会社になる。
工場の建設地は西条市港157の1。敷地面積は約1万2000平方メートル。設計・施工を熊谷組が担当した。製造能力は年間約3万トンで、商業運転するBBP工場として、国内最大規模の製造能力を持つ。
同日の式典には、越智三義市長や愛媛県の加藤道和東予地方局長、熊谷組の上田真社長らが出席。テープカットし、無事竣工を祝った。
BPは使い道がないバーク材を半炭化し、少量の植物性由来廃油を特殊な手法で含浸させた混焼材。熱量は石炭と同等水準の1キロ当たり5400キロカロリー。粉砕しやすく、混焼率は一般的な木質ホワイトペレットの2~3%に対し、最大30%程度まで可能だ。高い耐水性を備えるため野積み保管でき、別途倉庫の整備が不要になる。











