論説・コラム


2024年6月13日[1面]

回転窓/現場の声を新制度に

 建設現場に外国人の姿を見るようになって久しいが、その技能を目にする機会は少ない。先日都内で開かれた協同組合東京鉄筋工業協会(鉄工協)の鉄筋技能大会で外国人技能実習生の技を間近に見学できた▼会員5社から11人(うち女性2人)の実習生が出場。部材の配置をミリ単位で調整して精度に注意を払い、スピードも気にしながら柱・梁部分の鉄筋を組み上げていった。手際良く作業を進める姿は日頃現場で技能を培い、大会に向…

2024年6月12日[1面]

回転窓/能登半島地震の教訓

 キャンピングカーの人気が続いている。エンジンを切ってもリチウムイオンバッテリーからエアコンを利用でき、内外装のデザインにこだわった新車を投入するなど、メーカー側も性能・機能拡充に力を入れる▼今年1月半ば、キャンピングカーを扱う企業や団体などに内閣府の職員が電話をかけ続けたと聞いた。能登半島地震の被災地で宿泊施設が不足し、支援のために現地入りした関係省庁の職員に宿として使ってもらおうと考えたようだ…

2024年6月11日[1面]

回転窓/バカンスと五輪

 100年ぶりのパリでの夏季五輪開幕まで1カ月半余り。コロナ禍によって多くの会場が無観客となった前回の東京大会とは一変し、世界中の人たちが通常開催によるスポーツの祭典を心待ちにしていよう▼現地はさぞや盛り上がっているかと思いきや、パリジャン・パリジェンヌはこの時期、避暑地へのバカンスで地元から離散するのだとか。特に今夏は五輪競技を観戦しようと、多くの外国人が訪れることになり、街中は普段以上に混雑が…

2024年6月10日[1面]

回転窓/先人からの手紙

 社内で書棚を整理していると、建設会社の社長を務められた方からの手紙を見つけた。封筒の消印に30年以上前の日付が記されている▼宛名は日刊建設工業新聞社の先代社長。今は鬼籍に入っている2人の間で手紙のや…

2024年6月7日[1面]

回転窓/負債か資産か

 近所に古民家を展示する施設がある。中には合掌造りのそば処があり、そばに加えモツ煮込みや日本酒のメニューも。今の時期に新緑の下で昼酒を楽しむ人も少なくない▼展示施設ではボランティアが説明役を務める。近…

2024年6月6日[1面]

回転窓/安全最優先の精神で

 韓国の大型貨客船・セウォル号沈没事故から今年で10年がたった。乗客乗員合わせて300人近くの尊い命が奪われた同国史上最悪の海難事故となった。チェジュ(済州)島に向かう船旅を満喫していた乗客の中には修…

2024年6月5日[1面]

回転窓/見せる首里城復元

 沖縄の文化・歴史を象徴する世界遺産の「首里城」(那覇市)で5月27日、5年前の火災からの復元工事が進む正殿の上棟を祝う式典が開かれた▼「工匠式」として平安時代から続くとされる古式に倣い、伝統的な装束…

2024年6月4日[1面]

回転窓/五月雨を集めて…

 旧暦の5月ころ(現在の6月ころ)の長雨を表す「五月雨(さみだれ)」。今も昔もこの時期には日本列島に梅雨前線が停滞し、全国各地で雨が降り続ける▼〈五月雨を集めてはやし最上川〉(松尾芭蕉)。元の句では「…

2024年6月3日[1面]

回転窓/泥棒の開き直り

 天城山麓の静岡県上大見村(現伊豆市)を流れる川でヤマメ釣りをしていた老人が、ワサビ泥棒と遭遇する。消防団員らと協力して捕らえた泥棒はこう言い放つ。「ちかごろ、ワサビの値が高いから悪いんだ」▼井伏鱒二…

2024年5月31日[1面]

回転窓/能登半島を支える文化

 あなたの歌声が能登半島地震の復興支援に--。全国カラオケ事業者協会が6、7月に復興支援プロジェクトを実施する。決められた応援曲を歌うと、1曲あたり1円を寄付する取り組みだ▼芸能は復旧・復興に直接つな…

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