技術・商品

大林組ら3社/トンネル覆工の剥落対策工法を開発/薄層塗布で強靱な塗膜形成 [2021年11月5日3面]

 大林組とコニシ、ケミカル工事(神戸市東灘区、國川正勝社長)の3社は、老朽化したトンネル覆工コンクリートの剥落対策が急速施工できる工法を開発した。特殊な化合物を使い薄層塗布でも強い塗膜が形成できる「ワンバインドスプレー」を使用。工程数が多かった従来工法の繊維シート接着が不要になり、作業時間を35%に短縮できる。
 東日本高速道路会社が発注したトンネル工事で試行し効果を確認した。従来は▽下地処理▽...続きを読む

大成建設/橋梁上部工向けCIMシステムを構築/緊張管理など4作業を省力化 [2021年11月4日3面]

 大成建設は張り出し架設工法で施工する橋梁上部工を対象とした施工管理の自動化・省力化システムを構築した。作業のうち特に省力化が求められていたコンクリートの緊張管理など四つをICT(情報通信技術)などを活用して自動化・省力化した。各作業で最大60%の省人化を見込む。各作業で取得したデータはクラウドサーバーで集約・解析でき、発注者を含む関係者で共有できる。
 開発した「T-CIM/Bridge(ティ...続きを読む

長大ら/インドネシアで小水力発電の出力増強事業着手/最新鋭タービン導入支援 [2021年11月2日3面]

 長大は、再生可能エネルギー関連の事業を手掛けるアラムポート(東京都千代田区、小谷文人代表取締役)と共同でインドネシアにある小水力発電の出力増強事業を始める。最新鋭のタービンシステムに切り替えるための技術支援を長大が担い、発電効率の底上げを図る。12月から発電設備の据え付けなどを行い、2022年3月に稼働開始する予定。発電事業を足掛かりに、長大は事業領域の拡大に攻勢を掛ける。
 出力増強を行うの...続きを読む

竹中工務店/現場業務効率化アプリの新製品開発/レンタル品を総合管理 [2021年11月2日3面]

 竹中工務店は、建設現場の業務を効率化するアプリケーション「位置プラス」シリーズの新製品「レンタル品管理」を開発した。大型重機を除くレンタル品をアプリに登録し、貸出先や在庫、位置情報を総合管理できる。レンタル品の管理時間を最大で86%、レンタルコストは約10%の削減が可能という。まずは同社の現場に導入し、2022年5月から外販も始める。
 位置プラスシリーズはIoT(モノのインターネット)を組み...続きを読む

三井住友建設/ZEH-M早期認証取得へツール開発/設備仕様選定時間が半減 [2021年11月1日3面]

 三井住友建設は通常仕様に比べ20%以上の省エネルギーを実現する集合住宅「ZEH-M(ゼッチマンション)」の早期認証取得を支援するツール「SMC ZEH-Mパッケージ」を開発した。ニーズの高い3タイプのマンションに適した省エネ設備をあらかじめ用意。3タイプを土台にして合理的に断熱・設備仕様の選定とコスト算出ができる。パッケージを板状型・タワー型マンションに展開していく。
 同パッケージは計画の早...続きを読む

西松建設ら/コンクリ打設情報共有システムを開発/チャットボット活用で返答自動化 [2021年10月28日3面]

 西松建設はLisB(エルイズビー、東京都千代田区、横井太輔社長)、日本ディクス(同港区、戸邊光男社長)と共同で、チャットボットを活用したコンクリート打設情報共有システムを開発した。コンクリート工事の手配業務で現場技術者が協力会社との連絡や確認業務、集計業務を円滑に行え、発注ミスも防止する。チャットツールで工事予定や労務の手配情報をデータベースに登録。最新情報の取得で管理業務を省力化する。
 チ...続きを読む

鹿島/複数現場の自動化施工を集中管理/東京から3カ所での実証に成功 [2021年10月27日3面]

 鹿島は、複数現場の建設機械を遠隔地から一括で管理して自動化施工を同時に実施できる「遠隔集中管制システム」を開発した。離れた3カ所の土木現場を対象に、建設機械の自動運転を核とした次世代建設生産システムを適用。東京都港区の本社ビルに設置した集中管制室から一括管制し、自動運転と遠隔操作を組み合わせた実証に成功した。今後は、国内外の造成工事や他工種にも展開していく。
 実証には、次世代建設生産システム...続きを読む

日本工営ら/下水道事業の運用支援ツールを開発/台帳管理と財政管理一体提供 [2021年10月26日3面]

 日本工営らが自治体向けに下水道事業の効率的な運営を可能にする支援ツールを開発した。下水管路や処理場の点検結果を収めた管理台帳システムと、中長期的な収支バランスを可視化する管理システムをパッケージで提供。台帳に管理した施設データと料金収入を踏まえた維持管理計画の策定もサポートする。維持管理費の増加や職員の技術継承などを解決し、合理的な経営を後押しする。
 支援ツールは、日本工営と玉野総合コンサル...続きを読む

JAXA、竹中工務店ら/ISS日本実験棟で植物栽培実験/レタス生育に成功 [2021年10月25日3面]

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と竹中工務店、キリンホールディングス(HD)、千葉大学、東京理科大学の5者は22日、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟(きぼう)で植物栽培実験を実施したと発表した。密閉した袋で植物を増殖させる世界初の「袋型培養槽技術」を採用。実験用栽培装置を使いレタスの生育に成功した。今後は適用可能性や栽培方式の優位性を評価する。
 JAXAは地球からの補給に頼らず、月...続きを読む

日特建設/小口径杭掘削機を開発/2t以下に分解し山岳現場へ輸送可能 [2021年10月25日3面]

 日特建設は山岳部の鉄塔現場に特化した基礎杭打設用の小口径杭掘削機を開発した。掘削用ハンマーを取り付けるアタッチメントを汎用(はんよう)型のバックホウがベースの建設機械に装着する。モノレール型搬送システムでの輸送を想定し2トン以下に分解が可能。11月中旬から実現場に導入予定という。基礎杭打設の生産性がアップする工法として普及を目指す。
 開発した小口径杭掘削機は、3トン規模のモノレールで山岳部の...続きを読む

鹿島ら5者/新型コロナ検査結果・ワクチン接種履歴生体認証システムで共同実証 [2021年10月22日3面]

 九州大学や鹿島ら5者は、新型コロナウイルスの検査結果やワクチン接種履歴が指静脈の生体認証技術で確認できる「デジタルヘルス証明」の共同実証を始めた。紙やスマートフォンなどを使わず手ぶらで実施できる。新型コロナ収束後の活用を見据え建物内への導入を準備する。建設現場での共同実証も予定している。
 日立製作所とH.U.グループホールディングス、電通を含めた5者で取り組む。個人の検診結果などを記録・確認...続きを読む

鹿島/非GNSSの暗所でも自律飛行可能なドローンを開発/トンネル点検に導入 [2021年10月21日3面]

 鹿島は20日、GNSS(全球測位衛星システム)環境が無い暗所でも自律飛行が可能なドローン(小型無人機)を開発したと発表した。レーザー距離計で自己位置を推定する「LiDAR(ライダー)SLAM(スラム)技術」と、画像で自己位置を推定する「VisualSLAM技術」を併用し安定性や安全性、操作性を高めた。非GNSS環境下の暗所で自律飛行が可能なドローンの実用化は国内初という。トンネル現場での点検に導...続きを読む

前田建設/ガウディ建築の窓などを木工ロボで再現/YKKAPの展示会に協力 [2021年10月21日3面]

 前田建設は19日、ロボットアーム型の木材加工機を使ってスペイン・バルセロナにあるガウディ建築「カサ・バトリョ」の窓などを再現したと発表した。実物の窓を3Dスキャンでデータ化し、縮小したモデルをロボット加工機で製作・再現した。作品はYKKAPが東京ミッドタウンで開催している「未来をひらく窓-Gaudi Meets 3D Printing」に展示している。展示会の会期は11月3日まで。
 木工ロボ...続きを読む

大成建設/ロックボルト打設機を改良/せん孔ガイダンス機能で遠隔操作可能に [2021年10月20日3面]

 大成建設は、山岳トンネル工事向けに開発したロックボルト打設専用機「BOLTINGER」の機能を拡張し、生産性と安全性を高めた。モルタル供給装置を打設専用機の後方に一体化し地上作業を省力化。せん孔作業を誘導するガイダンス機能も追加し、遠隔操作で効率的に打設ができるようにした。

 同社が山口県阿武町で施工中の「木与防災木与第三トンネル工事」(発注・国土交通省中国地方整備局)に導入。わずか2人の操...続きを読む

清水建設/韮山反射炉保存修理工事が最終段階/世界遺産登録後初の補修 [2021年10月19日3面]

 清水建設が静岡県伊豆の国市で施工する「韮山反射炉」の保存修理工事(発注・伊豆の国市)が、29日の完成に向け最終段階に入っている。仮設足場の解体が進んでおり、連双式と呼ばれる2基の反射炉が修理後の姿を見せている。韮山反射炉の修理は2015年7月の世界遺産登録後初めて。劣化箇所も含めて必要以上に手を加えず、現状保存に細心の注意を払っている。
 工事は20年10月に着手した。主な工事内容はれんがの補...続きを読む