技術・商品

大林組/3Dプリンターでの構造物構築にめど/繊維補強コンクリとの複合構造 [2019年8月30日3面]

 大林組は、3Dプリンター用の特殊モルタルと超高強度繊維補強コンクリート「スリムクリート」を一体化して構造物を造る技術を開発した。3Dプリンターで型枠を構築し、常温で硬化するスリムクリートを流し込むことで、引張力を十分に確保した構造物ができる。建築基準法などの手続きを経れば、実際の建築物に適用できると見ている。東京都清瀬市の技術研究所内で試験体の製造にも着手。セメント系材料を用いた3Dプリンターに...続きを読む

清水建設/コンピュテーショナルデザイン手法を展開/独自プラットフォーム構築 [2019年8月30日3面]

 清水建設は、コンピューターの能力を最大限に生かして建築デザインに合わせて構造・環境性能などをシミュレーションするコンピュテーショナルデザイン手法を展開する。独自のプラットフォーム「Shimz DDE」を構築し、本格的に組織的運用を開始した。設計者はプラットフォーム上のさまざまなツールを活用することで、データに裏打ちされた付加価値の高い設計提案が可能になるという。
 組織展開に当たり社内研修シス...続きを読む

竹中工務店ら3者/新材料使用したブレース型制振ダンパーを開発/疲労耐久性10倍 [2019年8月30日3面]

 竹中工務店ら3者は29日、新材料を使用したブレース型の制振ダンパーを開発したと発表した。鋼材をベースにした従来のダンパーに比べ、疲労耐久性を10倍に高めた。ホールや展示場といった大スパンの建築空間や一般建築物など幅広く適用できる。今後は自社の設計・施工案件に適用する考えだ。
 制振ダンパーは、同社と物質・材料研究機構(橋本和仁理事長)、淡路マテリア(兵庫県洲本市、三尾堯彦社長)の3者が共同開発...続きを読む

清水建設/紙素材活用の仮設資材を土木現場に適用/工期やコスト半減 [2019年8月28日3面]

 清水建設は、紙素材を活用した仮設資材を土木現場に適用した。王子インターパック(東京都中央区、水田穣治社長)の特殊強化段ボール「ハイプルエース」を、山岳トンネル坑内に仮設するトンネル風門に適用。一般的な鋼材などの資材に比べて軽く、高所作業車で簡単に組み立てられる。組み立て作業に要する時間とコストが半減したという。
 風門に適用したハイプルエースは、重量物の包装資材として使う3層構造の段ボール材。...続きを読む

高砂熱学工業/アルミ配管ろう付けの音声ガイダンスアプリ開発/高品質な施工実現 [2019年8月27日3面]

 高砂熱学工業は空調用アルミ配管などのろう付け作業を支援するスマートフォンアプリを開発した。スマホなどとワイヤレスイヤホンを使い、音声ガイダンスに従い作業することで、高精度な仕上がりを実現する。社内をはじめ、配管メーカーや設備工事会社などで構成するアルミ配管設備工業会などでの研修を通じて、アプリの使用方法などを周知。ろう付け作業の高品質化につなげる。
 「アルミろう付け音声ガイダンスABVoic...続きを読む

大林組/パイプクーリングにCD管利用/コンクリひび割れ対策を効率化 [2019年8月26日3面]

 大林組は、合成樹脂可とう電線管(CD管)を利用して、コンクリート打設後のひび割れ対策として実施するパイプクーリングの生産性を高める「フレックスクーリング工法」を開発した。CD管は軽量で自由に曲げられるため、施工性が大幅に改善できる。新幹線の橋梁コンクリートに適用したところ、鋼管を使用する従来工法と比べて、加工・配置に関わる作業時間が約70%、パイプクーリング全体コストも約40%削減できた。積極的...続きを読む

飛島建設ら3社/山岳トンネル向けIoTプラットホーム開発/入坑管理など効率化 [2019年8月22日3面]

 飛島建設とマック(千葉県市川市、宮原宏史社長)、エム・シー・エス(山梨県韮崎市、河西哲夫社長)の3社は、山岳トンネル工事の現場管理の効率化を図るためのIoT(モノのインターネット)プラットホームを開発した。複数のシステムから取得するデータを連携させて現場管理に適用できる点が特徴。初弾として、入坑管理システムと建設機械接近警告システムを構築し、実現場に適用した。今後は体調管理など対象を広げていく。...続きを読む

ホリ・コン/外壁タイル改修工法の機能拡充/大きな空隙も的確に対応 [2019年8月21日3面]

 外壁改修技術開発メーカーのホリ・コン(東京都港区、堀宏一郎社長)は、外壁タイル改修技術「ハイブリッドクイック工法」の改良版を開発した。浮き上がった外壁タイルなどが効率的に改修できる。強度や耐久性をより高めるため、穿孔後に孔内を自動洗浄する機能を追加した。接着樹脂剤の注入圧力を自由に調整できる装置も開発。空隙(げき)の大きさにばらつきがあっても的確に対応できるようにした。歴史的建造物の改修や劣化予...続きを読む

アジア航測/衛星画像で海底情報を可視化する技術開発/作業リスク軽減 [2019年8月20日3面]

 アジア航測は、人工衛星で取得した画像を活用し海底の状況を可視化する技術を開発した。測量船から音波を発射するマルチビームソナーや航空レーザー探査機(ALB)を使用する従来手法に比べ、広範囲に海底データを入手できる。入船が困難な浅瀬での測量も可能といい、作業リスクの軽減や探査コストも抑えられる。同社は海底資源開発のための調査業務や海図更新に役立てる考え。
 可視化技術は、光の反射を利用して地表にあ...続きを読む

東北大学、日本工営/街づくり支援ツールを開発/サイバー空間で災害リスクを評価 [2019年8月19日3面]

 東北大学と日本工営が実在する街並みをサイバー空間に再現し、強靱な街づくりにつなげる支援ツールを共同開発した。地形や構造物と地図情報をひも付けし、地理情報システム(GIS)に解析結果を表示する。仮想空間で災害リスクを評価したり、防災対策の内容を検証できたりする。復興時の方針策定に貢献する。
 開発した支援ツールは「X-GIS」。同大学の災害科学国際研究所と日本工営が共同研究を重ね実現した。実在す...続きを読む

大林組ら/道路橋床版撤去を効率化する工法開発/乾式ワイヤソーで水平切断 [2019年8月9日3面]

 大林組と横河ブリッジ、コンクリートコーリング(大阪市都島区、藤尾浩太社長)の3社は、道路橋リニューアル工事で効率的に床版撤去を行うことができる新工法「サブマリンスライサー」を開発した。乾式のワイヤソーを用いた乾式水平切断装置により、桁と床版の接合部を床版下から水平切断する技術。ずれ止めも含めて一度に切断する。従来方法よりも施工ステップを大幅に削減できるとしている。
 乾式水平切断装置を床版の下...続きを読む

鹿島ら/ロックボルト引き抜き試験を一人で行える試験機開発/計測値も自動的に記録 [2019年8月9日3面]

 鹿島らは、山岳トンネルに用いているロックボルトの引き抜き試験が一人で実施できる試験機を開発した。装置の軽量・コンパクト化を図るとともに、試験荷重を与える油圧ポンプを手動から電動に切り替えることで、変位量測定時の人力作業を不要にした。計測値はデジタル処理され、無線通信により、タブレット端末で自動的に記録される。
 土木資材などを扱うケー・エフ・シー(大阪市北区、高田俊太社長)と共同で開発した。従...続きを読む

加藤建設/地盤改良時の六価クロム溶出をゼロ化する添加剤開発/低コストで対応可能 [2019年8月9日3面]

 加藤建設(愛知県蟹江町、加藤徹社長)は、地盤改良時に六価クロムの溶出をゼロ化する添加剤「エコクロム」を開発した。セメント系固化材などに一定量のエコクロムを添加するだけで、六価クロムの溶出量が定量下限値(1リットル当たり0・01ミリグラム)以下に抑えられる。添加剤の配合を変えればどんな土質にも対応が可能という。コストも特殊土用固化材といった六価クロム溶出量低減型の固化材に比べ安価になる。既に5件の...続きを読む

清水建設ら/山岳トンネル二次覆工システムを開発/PCa部材6分割で作業効率化 [2019年8月9日3面]

 清水建設、日本建設機械施工協会施工技術総合研究所、IHI建材工業の3者は、セグメントタイプのプレキャスト(PCa)部材を使って山岳トンネルを二次覆工するシステムを開発した。PCa部材を6分割し小型化することで、運搬から搬入、架設まで一連の作業がスピードアップする。新設トンネルに導入した場合、作業人員を30%省人化し、1カ月当たりの工期を56%短縮できるという。
 PCa部材の小型化と組み立て機...続きを読む

三菱電機/実証棟がZEB認証を設計段階で取得/中規模ビルでは国内初 [2019年8月8日3面]

 三菱電機は7日、神奈川県鎌倉市に建設中の「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)関連技術実証棟」が、日本建築センターから建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の最高評価と、設計段階でのZEB認証を取得したと発表した。実験棟の延べ床面積は約6000平方メートルと中規模ビルに当たる。中規模オフィスビルが設計段階でZEB認証を取得するのは国内初という。
 実証棟はZEBに関連する技術開発を加速...続きを読む