企業・経営
2025年10月31日[1面]
大和ハウス工業/住友電設を子会社化へ/TOBなどで全株式取得
大和ハウス工業は30日、住友電設を買収すると発表した。両社と住友電設の親会社、住友電気工業の3社が同日に業務提携契約を結んだ。 大和ハウスはまず、住友電設株のうち少数株主が保有する49・3%にTOB(株式公開買い付け)を実施する。成立後、住友電工は住友電設の自社株買いに応じ、3月下旬に全株式を1株当たり6877円で売却する予定だ。買収額はTOBが1694億円、住友電工の株式譲渡が1226億円で…
2025年10月30日[1面]
 
                                ◇総合インフラサービス企業への転換加速 インフロニア・ホールディングス(HD)と三井住友建設が経営統合し、「脱請負」を軸に新たな価値創造に踏み出す。両社のネットワークとエンジニアリング力を融合し、国内外のコンセッション(公共施設等運営権)を成長戦略の中核に据える。EPC(設計・調達・建設)に計画立案、維持管理・運営を含めた体制を整え、建設業の枠を超えた「総合インフラサービス企業」への転換を加速…
2025年10月30日[3面]
大林組/カフェのように快適な休憩所を河川工事現場に設置/担い手確保へ投資
 
                                川辺のテラスでコーヒーを手に同僚たちと談笑する-。大林組が千葉県市川市と東京都江戸川区の境にある旧江戸川で施工中の現場に、作業員の快適さを追求した休憩所を整備した。木目調のテーブルにカラフルないす、窓辺のカウンター席には光が差し込み、一見するとおしゃれなカフェのようだ。旧来の「詰め所」のイメージを覆す休憩所の整備には将来の建設業を担う人材を確保したい狙いがある。 施工現場は「江戸川水閘門改築(…
2025年10月30日[3面]
花博/大成建設がダイヤモンドパートナーに、ゼネコン各社も出展
2027年国際園芸博覧会協会は、27年3月に開幕する「GREEN×EXPO2027(花博)」の概要をまとめた。協賛額10億円以上の「ダイヤモンドパートナー」として大成建設が参画する。会場は旧上瀬谷通信施設跡地(横浜市瀬谷区、旭区)。「幸せを創る明日の風景」をテーマに大林組や鹿島、竹中グループ、住友林業、日本造園建設業協会(日造協)東北総支部などがブースを出展する予定だ。 花博の世界観に賛同する…
2025年10月30日[4面]
森ビルら/麻布台ヒルズ完成/35年かけて開発、多様な都市機能が集積
 
                                森ビルが手がけた「麻布台ヒルズ」(東京都港区)が29日に完成した。35年の歳月をかけ、約6000平方メートルの広場を中心にオフィス、マンション、ホテル、商業施設など多様な都市機能を集約した「コンパクトシティー」として誕生。総住戸数は約1400戸で、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズをしのぐ規模となる。敷地を東西に結ぶ新道路や歩行者用地下通路も整備され、回遊性が大幅に向上した。 敷地内には、オフィス・商…
2025年10月29日[3面]
大林組、JFEエンジら/160億円でインドネシアの下水処理場建設工事を受注
 
                                大林組とJFEエンジニアリングは、両社が参画するJVがインドネシア・ジャカルタで下水処理場の建設工事を受注したと28日発表した。受注金額は約160億円。同国公共事業省が政府開発援助(ODA)で行うジャカルタ下水整備計画のうち、最も人口密度が高い第6工区で下水処理場を整備する。同じJVが2023年に第1工区の下水処理場も受注しており、段階的な下水道整備で現地の生活環境改善を目指す。 計画ではジャ…
2025年10月24日[3面]
ANION/機能性吸着材製造工場(福島県南相馬市)の開業式典開く
 
                                日本国土開発の全額出資子会社であるANION(東京都港区、大野睦浩社長)が福島県南相馬市に建設していた「機能性吸着材製造工場」が完成し、23日に現地で開業披露式を行った。関係者約60人が出席し、代表…
2025年10月23日[3面]
ナカノフドー建設/仮設足場にパラリンアートの大型シートを展示
 
                                ナカノフドー建設は、自社施工現場で使用している仮設足場の保護シートをキャンバスに見立て、障害のある人が制作した芸術作品『パラリンアート』を展示する取り組みを始めた。14日から作品を印刷した約5メート…
2025年10月23日[12面]
 
                                重機ファンと一緒に業界を盛り上げる--。日立建機の公式ファンクラブが作った「重機好き」が集まるコミュニティーには、建設以外の業種や学生も多く参加している。ファン同士が業種や年齢を超え、親交を深め本音…
2025年10月22日[3面]
大豊建設/能越道復旧工事現場で女性技術者現場研修開く/11人が震災対応学ぶ
 
                                大豊建設は20、21の両日、2024年に地震や豪雨に見舞われた石川県能登半島の被災地で、女性土木技術者を対象に復旧工事現場の研修会を開いた。全国の拠点から11人が参加し、同社が施工に携わる能越道や海…