企業・経営


2025年11月12日[1面]

上場ゼネコン大手4社/25年4~9月期決算、全社増益/国内建築で採算改善

 上場ゼネコン大手4社(鹿島、大林組、大成建設、清水建設)の2025年4~9月期連結決算が11日に出そろった。豊富な手持ち工事を順調に消化し、2社が増収。採算管理や施工段階のリスク管理を徹底し、追加・設計変更工事の獲得や原価低減も進展した。全社が増益となり、単体の完成工事総利益(粗利益)率は建築を中心に改善した。26年3月期は利益率の一段の好転を見込み、3社が通期業績予想を上方修正している。  連…

2025年11月11日[1面]

ナカノフドー建設/シンガポール現法50周年記念式典開く/高品質な建築事業で実績

 ナカノフドー建設のシンガポール現地法人・ナカノシンガポール(片岡清社長)が創立50周年を迎えた。記念式典を7日に現地のホテルで開き、節目の到来を盛大に祝った。ナカノフドー建設の大島義和名誉会長や飯塚隆社長、現法社員と家族ら計163人が出席。16人の永年勤続者を表彰するとともに、100周年に向けさらなる成長を誓い合った。  冒頭、飯塚社長は現法社員に「シンガポールの発展に貢献しハイレベルな建築プロ…

2025年11月11日[3面]

建機大手3社/25年4~9月期決算/3社とも減収に

 建設機械大手3社(コマツ、日立建機、コベルコ建機〈神戸製鋼所建設機械部門〉)の2025年4~9月期決算が10日に出そろった。前年同期と比較し円高になった影響もあり、コマツと日立建機は減収営業減益。米国の関税政策は「需要への影響は明確には見られない」(コマツ)、「北米での独自展開事業は底堅く推移している」(日立建機)とし、懸念していた需要減速は軽微だった。  コマツは建設機械・車両部門で販売価格の…

2025年11月10日[3面]

ジャパンパイル/高支持力杭の杭頭接合構法開発/定着筋の本数削減、設計手法も確立

 アジアパイルホールディングス(HD)の事業会社ジャパンパイルは、高支持力杭工法の性能を最大限に引き出す新しい杭頭接合構法を開発した。「Smart-PILECAP構法」は、パイルキャップに杭を埋め込み、杭頭接合部の耐力を高める。過密になりがちな杭頭部の定着筋の本数を削減できる。実験データに基づき埋め込み部の配筋の設計手法も確立。日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得した。  同構法はパイルキャ…

2025年11月7日[3面]

パシコン/先端技術センター内にオプション創造室がオープン/ラボ型開発の拠点に

 パシフィックコンサルタンツは、社外に専属チームを置いて新技術を生み出す「ラボ型開発」を始動する。同社先端技術センターに10月1日付で設けた「オプション創造室」を拠点に社外リソースを活用した技術開発に…

2025年11月6日[12面]

インフロニアHD/Bリーグ冠試合で地域に新風

 ◇仙台市で参加型イベント/スポーツ通じインフラの魅力発信□  プロバスケットボールBリーグとイノベーションパートナー契約を結ぶインフロニア・ホールディングス(HD)は、10月29日に仙台市太白区のゼ…

2025年11月5日[3面]

東急建設/可搬型木造建物を自社建設現場に設置/災害時に応急仮設住宅を迅速供給

 東急建設は開発した可搬型木造建物「モクタスキューブ」を、自社の建設現場に設置した。作業所の仮設事務所として使用。平時は事務所、震災などの有事には応急仮設住宅として被災地へ迅速に供給することを想定して…

2025年11月4日[3面]

戸田建設/長崎県五島市沖の浮体式洋上風力発電、26年1月稼働開始

 戸田建設が長崎県五島市沖に建設していた国内初の「浮体式洋上風力発電所」が、2026年1月に稼働を開始する。水深の深い海域でも設置が可能な浮体式は、再生可能エネルギーの安定供給を支え、洋上風力発電の拡…

2025年11月4日[3面]

電気設備大手5社/25年4~9月期決算/全社が営業利益過去最高を更新

 電気設備工事大手5社(関電工、きんでん、クラフティア、トーエネック、ユアテック)の2025年4~9月期決算が10月31日に出そろった。本業のもうけを示す営業利益は連結ベースで全社が過去最高を記録。関…

2025年10月31日[1面]

大和ハウス工業/住友電設を子会社化へ/TOBなどで全株式取得

 大和ハウス工業は30日、住友電設を買収すると発表した。両社と住友電設の親会社、住友電気工業の3社が同日に業務提携契約を結んだ。  大和ハウスはまず、住友電設株のうち少数株主が保有する49・3%にTO…

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