行政・団体


2024年4月19日[1面]

建コン協/7月25日から地方整備局らと意見交換、要望項目に災害対応の環境改善

 建設コンサルタンツ協会(建コン協、中村哲己会長)は、国土交通省地方整備局など公共発注機関との意見交換会を7月25日の東北を皮切りに全国10地区で開く。今回新たに「受発注者協働による災害対応に向けた継続的な環境改善」を要望項目に盛り込んだ。中村会長は「納期の平準化といった業界の課題を発注者に対応してもらっているが、目標に追い付いていない実態がある。解決に当たって何が効果的なのか、意見交換で踏み込ん…

2024年4月19日[1面]

建築学会/24年大賞に坂本功・橘秀樹・服部岑生の3氏、学会賞も決定

 日本建築学会(竹内徹会長)は、2024年の大賞や学会賞などを決定した。建築に関する学術・技術・芸術の発展に貢献した個人会員をたたえる大賞には終身正会員の坂本功氏(東京大学名誉教授)と橘秀樹氏(東京大学名誉教授)、名誉会員の服部岑生氏(千葉大学名誉教授)の3人が選ばれた。=10面に大賞を除く各賞の詳細  学会賞は論文部門に6件、作品部門に3件、技術部門に3件、業績部門に3件を選んだ。教育賞5件(教…

2024年4月19日[1面]

豊後水道地震/官民で緊急対応に奔走、関係機関が対策本部設置し情報収集

 17日午後11時14分ころに発生した豊後水道を震源とするマグニチュード6・6(暫定値)の地震で、国や地方自治体、インフラ管理者らの対応が続いている。国土交通省は同日の大臣指示に続き、18日午前1時半に特定災害対策本部会議を開いた。本省や四国地方整備局などが非常体制を敷き、被害確認などを行っている。愛媛県や高知県なども対策本部を立ち上げ緊急活動を行っている。  愛媛県と高知県では震度6弱の揺れが観…

2024年4月19日[2面]

防衛省/週休2日制工事本格運用、現場閉所か現場非閉所・交代制で発注者指定

 防衛省は週休2日制工事を本格運用する。原則現場閉所で週休2日を確保する「現場閉所型」と、部隊運用の制約などから現場閉所の週休2日確保が困難な場合に現場代理人、技術者、技能者が交代しながらの週休2日となる「現場非閉所型・交代制」を運用。港湾工事を含め、地方防衛局などが15日以降に入札公告などを行うすべての建設工事が対象。経費を補正し、達成できなかった場合は労務費などを減額変更する。  各地方防衛局…

2024年4月18日[1面]

環境省/「GX建機」導入経費を補助、同種機と差額の3分の2

 環境省は、国土交通省が認定する「GX建機」の現場導入を後押しする補助事業を立ち上げた。民間事業者・団体などが認定建機を購入する場合、標準的な燃費水準の同種建機の価格との差額の3分の2を補助する。充電設備も補助対象とし、本体価格の2分の1を負担する。2050年カーボンニュートラル(CN)の達成に向け、認定対象となる電動建機の普及拡大につながる施工のモデルケースを形成する狙いがある。  GX建機は電…

2024年4月18日[12面]

大阪・関西万博/タイプA減少見込み、吉村知事「40カ国前後なら個性豊か」

 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に当初、約60カ国が出展を希望していた自国で設計・施工するパビリオンタイプAについて吉村洋文大阪府知事は16日、「独創的なパビリオンが会場に40前後あれば、会場で個性豊かなパビリオンが立ち並ぶと思う」との認識を示した。開幕まで1年を切ったため、施工会社も未定で、決める見通しも厳しい国にはプレハブ形式のタイプXへの移行や、万博協会が整備中のタイプCへの出展…

2024年4月17日[1面]

全生連・斎藤会長/さらなる価格転嫁が必要に、骨材の安定供給にも危機感

 セメント・生コンクリート業界が国内需要の低迷やコストアップへの影響に危機感を募らせている。全国生コンクリート工業組合・協同組合連合会(全生連)の斎藤昇一会長は需要が落ち込む中、原材料価格や輸送コストなどが上昇しており、将来的にさらなる価格転嫁が必要になるとの見方を示す。骨材の安定供給も課題に挙げる。  セメント卸協同組合連合会(渡辺聡会長)と全国生コンクリート卸協同組合連合会(山下豊会長)が15…

2024年4月17日[1面]

国交省がi-Con2・0発表/40年度まで省人化3割目指す、施工自動化など3本柱

 国土交通省は2040年度までに建設現場のオートメーション化(自動化)を実現する目標を掲げ、関連施策を「i-Construction2・0」と呼んで展開する行動計画を発表した。今後さらに深刻化する担い手の減少に対応すべく、省人化対策を前面に打ち出す。計画期間内に達成を目指す最低限の数値目標を、1・5倍の生産性向上とほぼ同等の「省人化3割」と設定。現場施工の自動化に加え、BIM/CIMなどのデータ連…

2024年4月17日[6面]

東北整備局が24年度事故防止目標/予定外作業・省略行動を根絶、DX活用で対策加速

 東北地方整備局は2024年度の工事事故防止目標を公表した。全治1カ月以上3カ月未満の中傷事故が約半数に上る実態を重く見て、危険要因を踏まえ対策を強化。カメラの設置による現場作業の見える化などDXを積極的に活用し、安全性を高める。「予定外作業や省略行動の排除」など5項目を事故防止重点取り組み方針に設定し、工事事故の撲滅を目指す。  重点取り組み方針には▽「挟まれ」「墜落・転落」事故の危険性がある現…

2024年4月17日[8面]

阪神高速会社/4号湾岸線大浜~泉大津間11・1キロ、リニューアル工事に着手

 阪神高速4号湾岸線のリニューアル工事が16日午前4時に始まり、阪神高速道路会社は報道関係者に現場を公開した。工事区間は大浜出入り口~泉大津出入り口間の11・1キロ。開通から30年以上が経過し、鋼床版に亀裂が入るなど損傷が発生しており、耐久性を向上させるため、舗装の全面打ち換えや伸縮継ぎ手の補修などを行う。事業費は約50億円。  同工事は道路構造物を長寿命化する「高速道路リニューアルプロジェクト」…

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