行政・団体
2026年8月3日[1面]
国交省/くじ引き抑制対策を共有/都道府県・政令市、13団体は4割以上発生
国土交通省は、地方自治体発注工事で依然多いくじ引きでの契約の実態把握と、自治体間での対策の共有に乗り出した。昨年度実施した国交省の調査によると、都道府県のうち25団体はくじ引きでの契約率が1割未満にとどまるが、6団体は4割以上の契約がくじ引きとなっている実態がある。国交省はくじ引きの頻発は「技術力と経営力による競争を損ねかねない」と問題視。総合評価方式の適用範囲を拡大するなどの抑制対策を周知する…
2026年8月3日[2面]
26年熊本地震/東北大災害科研が速報会開く/前回地震で断層に大応力
東北大学災害科学国際研究所(越村俊一所長)は7月31日、最大震度7を観測した「26年熊本地震」の速報会をオンラインで開いた。約300人が視聴した。10年前の熊本地震後に断層へ応力が加わり、地震が発生しやすくなっていた範囲で、今回の地震が起きたことが報告された。 福島洋教授は、16年の地震直後から日奈久断層に大きな応力が加わっており、「地震の発生確率は16年の熊本地震直後に跳ね上がり、その後は低…
2026年7月31日[1面]
政府/27年度予算概算要求基本方針/公共事業関係費2割増、強靱化関係の補正計上も
政府は30日、2027年度予算の概算要求に関する基本方針を臨時閣議で了解した。公共事業関係費を含む裁量的経費は、26年度当初予算比20%増での要求を認める。国土強靱化実施中期計画の「5年間でおおむね20兆円強程度」の予算は、上限額を設けない「『強く豊かな日本』投資枠」から要求する。26年熊本地震に伴う財政需要が発生しており、26年度第2次補正予算が編成される可能性も出てきた。政府内には「編成され…
2026年7月31日[1面]
日建連/日建連表彰2026決まる/土木賞12件・BCS賞15件
日本建設業連合会(日建連、押味至一会長)は土木、建築両分野の表彰制度「日建連表彰2026」で27件の受賞を決めた。2019年に創設した日建連表彰は、国内の土木分野の優れたプロジェクトや構造物を表彰する土木賞と、優れた建築物を表彰するBCS賞で構成。土木賞に33件、BCS賞で75件の応募があった。選考の結果、第7回土木賞に12件(特別賞2件含む)、第67回BCS賞に15件を選定。会員外からは1件が…
2026年7月31日[2面]
中東情勢による建設資材影響/価格高騰など「悪化」減/供給不足は依然厳しく/全建
全国建設業協会(全建、今井雅則会長)が7月に実施した「中東情勢に伴う建設資材の需給に関する調査(7月期)」によると、価格高騰や入荷遅延などが「悪化している」割合が減っていることが分かった。一方、「変わらない」割合も増えており、前回(6月)調査から上位品目に大きな変動はなかった。全建によると「アスファルト類など価格高騰も続き、事前に発注して在庫として抱えられない資材を安い時に購入ができない」現状が…
2026年7月31日[2面]
京都大学の高橋良和工学研究科社会基盤工学専攻構造工学講座教授は、26年熊本地震を受けて日刊建設工業新聞社の取材に応じ、10年前の熊本地震後に実施された耐震補強について「効果があった」との見解を示した。九州自動車道八代IC付近で発生した橋梁被害については、「地表面にも現れている地盤亀裂によって橋脚間にズレが生じたことが原因」と分析。一部が崩落した植柳橋歩道橋については、「橋脚が倒れていることを考え…
2026年7月31日[3面]
bSJ/10月にbSI国際会議、日本のBIMを世界に発信/代表理事に武藤正樹氏
4月に設立30周年を迎えた「buildingSMART Japan(bSJ)」。IFCデータ連携によるopenBIMを提唱する国際組織「buildingSMART International(bSI)」の日本支部として、10月6~8日に都内で開くbSI国際会議(東京サミット)の準備を進める。4月に代表理事に就いた武藤正樹氏は「bSJは国際活動にしっかり対応し、標準化の議論でイニシアチブを取りたい…
2026年7月31日[5面]
関東整備局/分任官工事4件で夏季休工試行/働き方改革の効果検証
関東地方整備局は、出先事務所が発注する3・4億円未満の分任官工事4件で夏季休工を試行する。7、8月のうち工事受注者が希望する期間で現場閉所を認める。宇都宮国道事務所が発注する道路舗装工事は8月1日以降、現場作業員が休暇に入る。関東整備局は夏季休工を通じ、受注者が進めている働き方改革に効果があるかを検証する。 夏季休工は国土交通省が策定した「猛暑対策サポートパッケージ」のメニューとなる。関東整備…
2026年7月31日[9面]
26年熊本地震/九州整備局/テックフォース予備隊員3人派遣、被災地派遣は全国初
九州地方整備局は30日、26年熊本地震の被災地にテックフォース(緊急災害対策派遣隊)予備隊員3人を派遣した。予備隊員を被災地に派遣するのは制度創設後、全国で初めて。派遣場所は熊本県庁で、被災自治体からの要請に基づき技術的助言などを行う。活動期間は8月1日までを予定している。 派遣されたのは杉山光徳氏、藤原史武氏、樋口晃氏。いずれも同局の元職員で、2016年の熊本地震の際の対応を含め被災調査の豊…
2026年7月31日[10面]
大阪市/なにわ大放水路、仮設排水能力4倍に/3~5カ月後に32台体制
大阪市は6月の豪雨で主ポンプ6基すべてが水没した「なにわ大放水路」の住之江抽水所について、仮設ポンプの能力と台数を段階的に増強し、3~5カ月後に満水状態の30万立方メートルを約2日で排水できる体制を整える。大阪府、近畿地方整備局、大阪管区気象台と30日に開いた「寝屋川流域の治水施設の機能確保に関する検討会」の第2回会合=写真=で、今後の見通しを示した。 住之江抽水所は大放水路から住吉川へ排水す…