行政・団体
2026年6月11日[1面]
国交省/砂防事業の遠隔・自動施工を推進/有識者検討会が初会合、26年度内に提言
国土交通省は、砂防事業で遠隔・自動施工の普及促進に乗り出す。堰堤構築や床固工などの砂防事業は、急峻(きゅうしゅん)で狭い山間部や火山地域などでの工事になる。将来的な担い手不足や土砂災害の頻発を背景に、省人化への対応が不可欠になっている。国交省は、砂防事業の安全性と生産性を高めるため、方策を議論する有識者検討会を設置した。8月ごろに中間取りまとめを行い、年度内に提言を策定する。 10日に「砂防関…
2026年6月11日[1面]
日建連意見交換会・九州地区/工事書類の簡素化を推進/「工事の勘所」運用徹底
日本建設業連合会(日建連、押味至一会長)と国土交通省九州地方整備局など公共発注機関による九州・沖縄地区の意見交換会が10日、福岡市内で開かれた。日建連は「国の道路・河川工事のうち48%が時間外労働の原則ルールに抵触している。2025年度よりも悪化している」(風間優公共工事委員長)と指摘。さらなる時間外労働の削減に取り組む必要があると訴え、さらなるDX推進による現場生産性の向上、施工管理業務の効率…
2026年6月11日[6面]
建設資材対策東北地方連絡会/輸送費や原材料価格の上昇懸念/宮城県は随時特別調査
中東情勢に起因して資材の供給不安が高まる中、東北地方整備局と東北6県・仙台市、建設・資材関係団体などで構成する建設資材対策東北地方連絡会(会長・中尾吉宏東北整備局企画部長)は9日、仙台市青葉区の仙台合同庁舎で2026年度の初会合を開いた=写真。資材の需給と価格動向、今後の見通しについて情報を共有。参加した各団体からは原材料価格の上昇に加え、輸送費の高騰が今後も続くことを懸念する声が相次いだ。 …
2026年6月10日[1面]
国交省/直轄営繕で低炭素コンクリ試行/外構工事用PCa製品で
国土交通省は、直轄営繕工事で低炭素型コンクリートを使用する試行を始める。国交省の所管予算として計上されている施設の新築工事を試行対象とし、受注者が希望する場合に適用する。まずは外構工事で使用するプレキャスト(PCa)コンクリート製品に限定して低炭素型コンクリの使用を認める。試行案件で資材調達や施工品質の課題などを調査し、今後の発展可能性を検討していく。 政府が昨年2月に決定した「GX2040ビ…
2026年6月10日[1面]
全建が総会/今井雅則会長が続投/新4K実現へ課題乗り越え前進
全国建設業協会(全建、今井雅則会長)は9日、東京・大手町の経団連会館で開いた2026年度定時総会・理事会で、今井会長が続投する人事を決めた。副会長は石井源一氏、西村裕氏が退任し、大橋聡司富山県建設業協会会長、中村高志山口県建設業協会会長が就任した。錢高久善副会長(大阪建設業協会理事)、千葉嘉春副会長(宮城県建設業協会会長)は続投する。 定時総会の冒頭、今井会長は自然災害の激甚化・頻発化、防災・…
2026年6月10日[2面]
土木学会・池内幸司会長/CN推進へ障壁打破を/金子国交相に提言手交
土木学会の池内幸司会長は9日、東京・霞が関の国土交通省を訪れ、2025年度の会長プロジェクトとしてまとめた「カーボンニュートラル(CN)でレジリエントな社会づくり」の提言を金子恭之国交相に手渡した。池内会長はCNに貢献する土木分野の取り組みが多岐にわたることを紹介しつつ、「現場での課題や障壁が多くある。改善状況を継続的にフォローアップすると同時に、残された課題や障壁を整理・可視化し、必要な制度運…
2026年6月10日[5面]
神奈川県小田原市/小中学校を一貫校12施設に再編/24年間で段階的に実施
神奈川県小田原市は、市内にある公立小中学校全36校を、小中一貫の12校に再編する。学区は現在の中学校区をベースとする。新耐震基準で建設されている校舎などは長寿命化改修、旧耐震基準の建物は改築する。計画は2027~50年度に、3期に分けて実施。建物整備は44年度に完了する見込みだ。 8日の厚生文教常任委員会で報告した。児童・生徒数の減少に加え、学校施設の約85%が築40年以上経過(25年度時点)…
2026年6月10日[11面]
□フィジカルAI活用で新たな枠組み構築を□ 広島県の横田美香知事と中国地方整備局の山本大志局長が8日、県庁で懇談し、建設業の担い手確保に連携して取り組むことを確認した。県内の建設業の就業者数は15万4000人だった1995年をピークに減少傾向が続き、2020年は9万8000人になっており、横田知事は建設業の魅力を高める「フィジカルAI」を受け入れる機運の醸成や環境整備が必要だと訴え、山本局長は…
2026年6月9日[1面]
海建協会員の25年度受注、13・4%増の2・9兆円/3年連続で過去最高更新
海外建設協会(海建協、佐々木正人会長)の会員52社の2025年度海外建設受注額は、前年度比13・4%増の2兆9349億59百万円となり、3年連続で過去最高を更新した。アジアなどで1000億円以上の大型受注が相次いだ。中長期視点では国内建設市場の縮小が見込まれる状況にあって、海建協は今後も各社が海外事業に注力すると分析。26年度の受注額はさらに伸びるとみている。 佐々木会長が5日の定時総会後の会…
2026年6月9日[1面]
日建連意見交換会・四国地区/コスト増、スライド条項など対応を/中東情勢踏まえ協議
日本建設業連合会(日建連、押味至一会長)と国土交通省四国地方整備局など公共発注機関による四国地区の意見交換会が8日、高松市内で開かれた。時間外労働上限規制が建設業に適用され2年が経過し、風間優公共工事委員長は「運搬料金の上昇や、移動式クレーンの作業料金の上昇、運転手の不足、資機材の納入日や納入時間の指定困難など課題が顕在化しており、前年度より増加している」と説明。コスト上昇に対して、スライド条項…