行政・団体


2025年10月14日[1面]

埋浚協/10月14日から整備局らと意見交換/現場の実態に合った適切な発注議論

 日本埋立浚渫協会(埋浚協、清水琢三会長)は、国土交通省地方整備局などとの2025年度意見交換会を、14日の関東地区を皮切りに全国10地区で開く。港湾工事の休日取得や時間外労働の実態と課題を整備局らと共有。適切な工期設定や、設計変更、積算基準の見直しなどを求めていく。担い手確保と育成も議題に挙げ、快適な職場環境に向けた女性技術者や外国人技術者の要望も伝える。  テーマは現場の実態と積算が合っていな…

2025年10月14日[2面]

公共建築協会/公共建築賞3点、特別賞4点を選定/11月11日に都内で表彰式

 公共建築協会(藤田伊織会長)は10日、第19回公共建築賞で国土交通大臣表彰の「公共建築賞」と、国交省官房官庁営繕部長表彰の「公共建築賞・特別賞」の受賞建築物を決定したと発表した。建築コスト管理システム研究所(春田浩司理事長)との共催。2024年6月に公募を始め全国から集まった114作品を審査し、公共建築賞3点、特別賞4点を選定した。  11月11日に東京都中央区の東京証券会館で表彰式を行う。受賞…

2025年10月14日[4面]

台風22号/八丈島、青ケ島で被害甚大/地元企業が倒木撤去に奔走

 9日に伊豆諸島南部を通過した台風22号は、猛烈な風で八丈島や青ケ島などに甚大な被害をもたらした。家屋の損壊や電線の切断、倒木が相次ぎ、海底通信ケーブルの損傷で通信が不安定になった。被害の全容はまだ明らかになっていない。八丈島では10日午前11時時点で多くの地区が断水しており、地元の建設会社が倒木撤去や道路啓開作業に当たっている。  9日午後に開かれた東京都災害即応対策本部会議で、小池百合子知事は…

2025年10月10日[1面]

国交省/ウクライナ復興支援で遠隔施工デモ実施/キーウ~神戸間8千キロ

 国土交通省とウクライナ政府は9日、重機を使った遠隔施工のデモンストレーションを同国の首都キーウ市で行った。同市のコントロールセンターから神戸市にあるコベルコ建機施設内の重機を動かし、遠隔操作が可能かどうかなどを確認した。日本の技術を戦災復興に生かすのが狙い。がれき処理への導入を目指し、国交省は復旧・復興工事の要件化などをウクライナ政府に働き掛ける。  日本の遠隔施工技術は、1990年代に雲仙普賢…

2025年10月10日[4面]

東京都/業務委託の総合評価方式改定/ダンピング対策強化

 東京都は、設計などの業務委託を対象とした入札契約手続きで、総合評価方式の内容を一部改定する。ダンピング対策の強化が目的。応札価格が基準価格より低い場合、価格点を減らす仕組みにする。新設する特別基準価格を下回った場合は価格点がゼロになる。2026年1月1日以降に発注する案件から適用する。  「東京都設計等委託実績評価型総合評価方式実施要綱」を改正する。価格点の現行算定式では、応札価格が基準価格と同…

2025年10月10日[5面]

全建ブロック会議・関東甲信越地区/人材確保・育成で適正賃金確保など議論

 全国建設業協会(全建、今井雅則会長)の関東甲信越ブロック会議が東京都内で8日に開かれた=写真。建設業が担い手を確保・育成し持続可能な産業の礎を築くには、賃金アップや再投資に振り向けられる適正な利潤確保が欠かせない。同ブロックの各県建設業協会は、最低制限価格の算定率や一般管理費の引き上げを国土交通省に強く要望。生産性を高めるICTの普及に向け制度の創設なども訴えた。  東京を除く関東甲信越ブロック…

2025年10月10日[6面]

CLT建築物整備状況/東北6県で122件竣工/多様な分野で木材利用進む

 政府が木材利用拡大の一環で推進するCLT(直交集成板)の建築物整備が東北各地でも着実に浸透している。6月30日時点の集計によるとCLTを活用した建築物は、2024年度までに東北6県で122件(うち国関与18件)が竣工。25年度にも10件が竣工する見込みで、26年度以降は8件が整備予定。推進協議会などの官民連携の下、公共施設や住宅、教育・福祉施設など多様な分野で利用が進捗している。  CLTは、ひ…

2025年10月9日[1面]

全建ブロック会議・関東甲信越地区/強靱化実施中期計画推進へ公共工事予算拡充を

 全国建設業協会(全建、今井雅則会長)と都道府県建設業協会、国土交通省による2025年度地域懇談会・ブロック会議が8日、東京都内で開いた関東甲信越地区の会合を皮切りにスタートした。業界側は老朽化するイ…

2025年10月9日[2面]

建設関連業イメージアップ促進協議会/大学生に仕事の魅力発信

 国土交通省と測量設計、地質調査、建設コンサルタントの建設関連3団体でつくる「建設関連業イメージアップ促進協議会」は7日、工学系の大学生らに建設関連業の魅力を発信する説明会を東京都千代田区の日本大学理…

2025年10月9日[2面]

国交省/営繕BIMモデル拡充/複数の使用ソフトで作成

 国土交通省は、直轄営繕事業の設計業務で作成するBIMデータの入力情報や設定内容の目安として公開している「営繕BIMモデル」のバリエーションを拡充した。これまではオートデスクの「Revit」で作成した…

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