企業・経営


2025年8月19日[9面]

旭建設/五ケ瀬川(宮崎県延岡市)の河道掘削工事で長距離遠隔無人化施工を導入

 旭建設(宮崎県日向市)は、宮崎県発注の五ケ瀬川河道掘削工事現場で、県内の公共工事で初となる長距離遠隔無人化施工を導入した。8日に開かれた現場見学会では、九州地方整備局や県など関係者約70人が参加。延岡市岡元町の現場にあるバックホウを約16キロ離れた旭建設本社のDXルームから遠隔で操作する様子を見学した。経験の浅い20代の女性技術者が操作を担当するなど、ICTの活用により多様な人材の活躍推進を目指…

2025年8月18日[1面]

大成建設、東洋建設を子会社化/TOBで全株式取得へ/陸海融合で事業領域拡大

 大成建設がTOB(株式公開買い付け)などで東洋建設の全株式を取得する。買い付け価格は1株1750円、期限は9月24日。総額1600億円を見込む。株式の3割を持つヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィスがTOBに応募。2割を保有する前田建設はインフロニア・ホールディングス(HD)が東洋建設の自社株買いに応じる。  大成建設の田中茂義代表取締役会長、東洋建設の吉田真也代表取締役会長執行役員兼最高…

2025年8月18日[1面]

主要ゼネコン26社/24年4~6月期決算、18社増収・22営業増益

 主要ゼネコン26社の2025年4~6月期連結決算は、豊富な手持ち工事が順調に進捗し、18社が増収となった。本業のもうけを示す営業利益は完成工事高の増加や工事採算の改善などに伴い22社が増益。業績の先行指標になる単体受注高は官民ともに堅調な国内建設需要を取り込み15社が前年同期と比べ増加した。資機材価格の高止まりや労務費の上昇など各社を取り巻く経営環境は依然として厳しい。好採算案件への入れ替わりも…

2025年8月7日[1面]

五洋建設/香港国際空港で無人交通車両用道路の建設受注/受注金額415億円

 五洋建設は6日、香港国際空港の無人交通車両用道路と駅舎の建設工事を、香港機場管理局から受注したと発表した。総延長約3・8kmにわたり護岸改修、地上道路や高架橋、駅舎の整備を行う。受注額は約415億円…

2025年8月4日[4面]

三井不/ロジスティクス事業25年度に6物件着工、累計総投資は1・3兆円に

 三井不動産は物流施設などの開発や運営を展開するロジスティクス事業に注力する。2025年度に6物件を着工。国内外の開発施設は合計78件となり、総延べ床面積は約610万平方メートル、累計総投資額は12年…

2025年8月1日[3面]

日本オーチス・エレベータ/新研修施設(千葉県芝山町)が完成、人材確保へ育成強化

 日本オーチス・エレベータ(東京都中央区、パトリック・ヨング社長)が千葉県芝山町の同社ロジスティックス&エンジニアリングセンター(NOLEC)に建設していた新研修施設が完成した。5本のエレベーター昇降…

2025年7月24日[1面]

トーエネック/酷暑対策で8月に週休3日試行、架空配電線部門対象

 トーエネックは酷暑期の働き方改革として、8月に週4日稼働の週休3日制を試行する。屋外で電線の張り替えなどを行う架空配電線部門の技能職と技術職が対象。毎週水曜日を振り替え休日に設定して連続勤務を回避さ…

2025年7月24日[8面]

名鉄都市開発/REITに参入、資金調達体制整えまちづくりに積極投資

 名鉄都市開発は22日、REIT(不動産投資信託)に参入すると発表した。不動産サービスを手掛けるザイマックスグループのリート運用会社の株式51%を取得する。取得日は10月1日。円滑な資金調達の体制を整…

2025年7月24日[12面]

スコープ/森ビルがヒルズ内緑地で生物多様性に貢献、TNFD調査結果を開示

 多くの緑地を確保する森ビルの市街地再開発事業が、生物多様性の維持・向上に貢献している。チョウなど約180種類の昆虫が、六本木ヒルズや麻布台ヒルズといった施設をまたいで行き来し、巨大な生息圏を形成して…

2025年7月22日[3面]

清水建設/静岡浅間神社大拝殿40年ぶり大改修進む、漆塗りと彩色補修が本格化

 清水建設が静岡市葵区の静岡浅間(せんげん)神社で、国の重要文化財(重文)の大拝殿の保存修理工事を進めている。昭和の大修理(1982~87年)以来約40年ぶりの大規模改修になる。7月からは1階大広間を…

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