論説・コラム
2026年7月2日[1面]
放鳥されたトキの位置情報を市町村単位で公開する取り組みが始まった。定着が妨げられないよう詳細は非公開だが、環境省の野生復帰の活動に生かされる▼トキの保護を巡っては、2010年に保護施設の個体が動物に襲撃された痛ましい事故があった。当時、責任を痛感し、悲嘆する地方環境事務所の担当者らを幹部が「ここからだよ」と励ましたと聞いた▼八つある同省の地方環境事務所の名称が1日からそれぞれ地方環境局に改まった…
2026年7月2日[3面]
西松建設JV/鳥海ダムPRであの手この手/地域イベントで役割発信
秋田県由利本荘市で「鳥海ダム本体建設(第1期)工事」(発注者・国土交通省東北地方整備局)を施工する西松建設・奥村組・フジタJVが、地域のイベントでダムの役割を積極的に発信している。さまざまな祭りや名産品であるそばの種まき活動などに参加。住民らと交流を重ね、地域とのつながりを深めながら工事への理解と協力を呼び掛けている。7月以降もさまざまなイベントに参加していく。 直近では、6月7日に開かれた市…
2026年7月1日[1面]
洋服や靴などを購入するまで気持ちの踏ん切りがつかない時がある。先日、なじみの店にお邪魔した際、対応してくれた店員の宣伝文句に負けてしまい、前から欲しいと思っていた洋服を購入してしまった▼洋服店で声を掛けられることに苦手意識を持つ人は少なくない。だが自社の商品を売るプロの着こなしは参考になる面もあり、小欄はあえてアドバイスを求めるようにしている▼商品購入の決め手はデザインだけではない。よく利用する…
2026年6月30日[1面]
帰ってきた、と勝手に思っているツバメ夫婦に、待望の子どもが生まれた。今年は5羽。近所の顔なじみ気分で見守っている。巣の縁に小さな頭が並ぶ様子は何とも愛らしいが、見れば見るほど気になることがある。どう考えても部屋が狭い▼もともとツバメの巣は広くない。そこへ成長した5羽がぎゅうぎゅうに身を寄せ合う。餌の時間はさらに大騒ぎ。一斉に首を伸ばして口を開くものだから、落ちないかとひやひやする。それでも当の本…
2026年6月29日[1面]
家の中で足の小指をドアにぶつけ、あまりの痛さに声も出なかったことがある。翌日に病院へ行くと、診断は「骨折」。今でもあの痛みを思い出すと冷や汗がにじむ▼いつものように部屋へ入ろうとしただけなのに、なぜぶつけたのか。人間の脳は足の小指を正確に認識できず、だから距離感をつかめないでぶつけてしまうのだという。それなら仕方ないと納得しようとするものの、自らの不注意を反省するしかない▼今年も7月1日に「全国…
2026年6月26日[1面]
最寄り駅で女性トイレにだけ長い列ができる光景をよく見かける。空港との乗換駅のため大きなキャリーバッグを持つ外国人も多く、日本のトイレ事情がどのように映っているのか気がかりだ▼国土交通省の調査によると男性用便器の設置数(個室と小便器の合計)を1とした時、女性用便器の数は鉄道駅0・63、空港0・66、バスターミナル0・71、映画館0・89だった。特に鉄道駅と空港で女性用の数が少ない▼建設当初に男性利…
2026年6月25日[1面]
沖縄県を代表する魚のグルクン。年間を通じて捕れるタカサゴ科の魚を総じてこう呼び、唐揚げは郷土料理としても知られる▼沖縄本島から南西に約300キロの宮古島。この時期は西の伊良部島や、宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋越しに眺める夕日が美しい。地元の都市開発関係者が夕暮れにグルクンなどを狙ったサンセットフィッシングが「ぜいたくな時間」と話していた▼宮古島は働きながら長期の島暮らしを楽しむ若者や、リゾー…
2026年6月24日[1面]
東京大学卒のプロ野球選手で、引退後は福岡ソフトバンクホークスで取締役として球団経営に携わった小林至氏のユーチューブチャンネルが面白い▼「マネーボール」というタイトル通り、経営の観点でプロ野球にまつわるお金のからくりを解説する内容だ。21日にアップされた動画では、球場の光熱費がテーマになった▼結論は、屋外球場が年1億~1・5億円、ドームなら4億~6億円。小林氏はドーム球場を「3万~4万人が35~3…
2026年6月23日[1面]
「なにそれ?」と首をかしげられるようなことが、妙に気になる性分である。小欄の場合、それは洗濯機だ。スイッチ一つで後は機械が勝手にやってくれる。そう分かっているのに、つい洗濯槽をのぞき込んでしまう。シャツとタオルは偏っていないだろうか、きちんと洗濯液につかっているのか。心配したところで、洗濯機はお構いなしだ▼先日も梅雨の晴れ間に洗濯機をのぞき込み、グルグル回る洗濯槽を眺めていた。その姿はさながら品…
2026年6月22日[1面]
19世紀末に英国人宣教師で登山家のウォルター・ウェストンが著した『日本アルプスの登山と探検』は、日本の雄大な山々の魅力や風習を世界に紹介した。1896年にロンドンで出版されてから、今年で130年を迎える▼長野県松本市の上高地には、ウェストンのレリーフが設置されている。今年も6月第1日曜、現地で「ウェストン祭」が開かれた▼上高地の山岳リゾート地としての歩みは、玄関口の道路トンネルなくしては語れない…