技術・商品


2025年11月14日[3面]

東洋建設/小径ループ継ぎ手で桟橋上部工構築/施工省力化や工期短縮に効果

 東洋建設は13日、組み立て式桟橋の上部工構築で、小径ループ継ぎ手を採用し鋼管杭とRC製プレキャスト(PCa)を接合する「TM-LOOP工法」を開発したと発表した。海上での溶接作業を省き、桟橋上部工の施工省力化や工期短縮につなげる。現場打ちコンクリート工法と比べ海上施工の工期を約50%、作業員数も約75%削減できると確認した。  同工法は海上での鉄筋や型枠の組み立て作業、コンクリート打設作業を削減…

2025年11月13日[3面]

清水建設ら/高精度な滞在人口推定モデル開発/時間帯別や来街者の属性別に分析

 清水建設は位置情報データの活用支援などを行うGEOTRA(東京都千代田区、陣内寛大社長)と共同で、機械学習を使って都市開発エリアに滞在する人口の変化を高精度に予測できるシミュレーションモデルを開発した。計画エリアの滞在人口分布の変化を平日・休日別、時間帯別、来訪者の属性別に分析。まちづくりや都市開発の計画初期段階で定量的な根拠に基づく合意形成に活用できる。  両社は「交通・防災・観光データ分析プ…

2025年11月12日[3面]

竹中土木ら/力触覚技術による遠隔岩判定システム開発/熟練技術者の触覚判断を再現

 竹中土木ら3社は、「力触覚フィードバック技術」を使ってトンネル掘削時に遭遇する岩盤の硬軟などを把握、判定するシステムを開発した。熟練技術者による触覚的な岩盤判断が遠隔で可能になる。実現場で実証実験を行い、基本的な機能を確認した。打撃時の反力や速度など物理データを記録蓄積し、将来的には客観的判定手法の確立を目指す。  「遠隔岩判定システム」は同社と加賀電子、モーションリブ(川崎市幸区、溝口貴弘社長…

2025年11月12日[4面]

JS/卵形消化タンク築造の現場公開/大型型枠で施工性向上、工期短縮

 日本下水道事業団(JS)は、長野県松本市の両島浄化センターに建設している「卵形消化タンク」の工事現場を報道関係者に10日公開した。下水汚泥を細菌消化で減量し、発生したメタンガスなどを取り出す施設。タンクは卵のような形状で、大型型枠を使った工法で施工性向上や工期短縮を実現している。施工は守谷商会。  卵形消化タンクは地上高16・3メートル、地下部分も含めると約23メートルの高さで、最大内径16メー…

2025年11月11日[3面]

話題の技術/新光重機/3DMGターボ法バケ転圧管理システム

 ◇のり面の施工品質確保  建機レンタルの新光重機(千葉市中央区、中尾謙一郎社長)が開発した「のり面の転圧管理システム」の引き合いが増えている。専用バケットを装着した重機1台でのり面の整形、転圧、仕上…

2025年11月11日[12面]

吉村建設工業、ポリウス/重力式擁壁を3Dプリンター施工/オンサイトで実演

 ◇京都市発注の中山石見線道路改築現場  吉村建設工業(京都市中京区、吉村良一社長)と建設用3Dプリンターなどを手掛けるPolyuse(ポリウス、東京都港区、岩本卓也代表取締役、大岡航代表取締役)は、…

2025年11月10日[6面]

伊藤工業とカナモト/建機の遠隔操縦技術を実証/電波不感地帯での施工性確認

 伊藤工業(北海道室蘭市、伊藤豊社長)とカナモトは、建設機械遠隔操縦の実証実験を行っている。バックホウにカナモトの遠隔操縦システム「KanaTouch」(カナタッチ)を組み込み、衛星通信サービス「スタ…

2025年11月7日[3面]

前田建設、ダイハツ/発電・蓄電・使用の小規模電力網、茨城県取手市で実証実験開始

 前田建設とダイハツ工業は6日、茨城県取手市にある前田建設のICI総合センターで、複数施設向けのマイクログリッド(小規模な電力網)システムの実証実験を始めると発表した。太陽光発電で電気をつくり、移動可…

2025年11月6日[3面]

西松建設、五洋建設ら/立坑深部で面的誤差20ミリの高精度出来形データ取得

 西松建設と五洋建設、KDDIスマートドローン(東京都千代田区、博野雅文社長)は、地下トンネルの工事で構築する立坑の出来形を高精度で測量する技術を確立した。現場内に常設した自動充電ポート付きのドローン…

2025年11月5日[3面]

鹿島道路/空気だけでアスファルト微細気泡作るフォームドアスファルト技術開発

 鹿島道路は、中温化アスファルト合材の温度低減効果や施工性をさらに高める技術を開発した。空気だけで微細な気泡を作る世界で初めてのフォームドアスファルト技術。水を添加する従来方法に比べ、生成される気泡は…

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