技術・商品


2025年12月1日[3面]

前田建設/下水管路劣化診断・空洞点検技術を現場実証/26年3月に実用化めざす

 前田建設は、自社開発した下水管路の劣化診断・空洞点検技術を現場実証する。硫化水素の生成から劣化までをシミュレーションで診断可能な「硫化水素劣化予測診断技術」と、無人で管路内から周辺の空洞を調査できる「空洞点検ロボット技術」の有効性を確認する。2026年3月ごろの実用化を目指す。  現場検証は、熊本市上下水道局や管清工業(東京都世田谷区、長谷川健司代表取締役)と連携して展開中。市の「下水道管路施設…

2025年12月1日[14面]

大阪工大ら/土砂災害対応ロボット試作機を公開/可動閉塞の初動対応を遠隔化

 大阪工業大学ロボット工学科の研究グループは、地震や豪雨で発生する河道閉塞(いわゆる土砂ダム)の現場で、状況調査から排水作業までを遠隔で行う土砂災害対応ロボットシステムの試作機を公開した。二次災害が危ぶまれる現場作業を人力から置き換える。11月27日に同大枚方キャンパス(大阪府枚方市北山1)の「DXフィールド」で報道機関向けに公開実験を行った。  システムの中核はヘリコプターで運べる汎用搬送コンテ…

2025年11月28日[3面]

大成建設/浮体式洋上風力発電、コンクリ製セミサブ型浮体式基礎で基本設計承認取得

 大成建設は、浮体式洋上風力発電設備に活用するコンクリート製セミサブ型浮体式基礎「OO-STAR」の基本設計承認(AiP)を、日本海事協会(菅勇人会長)から取得した。15メガワット級の風車に対応可能な浮体式基礎。AiP取得で今後事業の拡大が見込まれる浮体式洋上風力発電の本格導入に貢献する。  OO-STARはセンターシャフトと三つのコーナーカラムで構成する。セミサブ型浮体を多点システムで係留する。…

2025年11月27日[3面]

大成建設/デジタル点検を本格運用/建築物ニューアルに対応

 大成建設は、建設現場でデジタル点検の本格運用を開始した。ドローンと3Dスキャナーで取得した3Dデータを活用して点検記録を共有。現地調査や立ち会いで対応していた点検業務の省力化や効率化に効果を発揮する。建築物のリニューアルなどをターゲットに需要を取り込んでいく。点検の精度をさらに高め、業務に従事する熟練技術者の不足も補う。  デジタル点検は、同社の点検実務チームによる調査から見積もり、発注、点検、…

2025年11月26日[3面]

ミライト・ワンら/NTN活用しダム管理/石川・能登で実証

 NTTドコモビジネスとミライト・ワン、国際航業の3社は、石川県珠洲市の小屋ダムで非地上系ネットワーク(NTN)を活用し、ダム堤体の変位や貯水池周辺設備のひび割れなどを遠隔点検する手法を実証したと25…

2025年11月25日[3面]

前田建設ら/通気性保ち遮音する装置開発/屋外コンサート会場周辺の騒音課題を解決

 前田建設は、ピクシーダストテクノロジーズ(PxDT、東京都中央区、落合陽一代表取締役、村上泰一郎代表取締役)と共同で、通気性を保ちながら低周波騒音を遮断する装置を開発した。PxDTが保有するメタマテ…

2025年11月21日[3面]

竹中工務店/「どう働く?」を形に/独自カードが好評、導入100件超に

 竹中工務店は、オフィスの新築・改修などで顧客の要望を引き出すため、独自開発した「アクティビティカード」の活用を広げている。想定される職場の使い方を分類、整理したかるたサイズのカード。顧客は理想の職場…

2025年11月21日[5面]

関東整備局/25年度建設技術フォーラム開く/国土強靱化テーマに8件を発表

 関東地方整備局は、東京・東池袋のサンシャインシティ展示ホールCで19日に2025年度「建設技術フォーラム」を開いた=写真。テーマは「強靱な国土が私たちの暮らしを守る」。関東整備局や教育機関が防災・減…

2025年11月20日[3面]

大林組ら/ダム本体工に3D流体解析技術/BIM・CIMデータ基盤に

 大林組と日立パワーソリューションズ(茨城県日立市、安藤次男社長)、日立製作所の3社は、ダム本体工事に3D流体解析技術を導入した。現地状況を正確に再現したBIM/CIMデータを解析基盤とし、ダムの放流…

2025年11月19日[3面]

前田建設/技術者資格取得支援アプリを先行販売/1級土木施工管理技士試験対策

 前田建設は18日、1級土木施工管理技士の1次試験対策に特化した資格資格取得支援アプリの先行販売申し込みを開始した。主に若手技術者の活用を想定。問題演習・実力テスト・月次リポートをセットにし、社員や受…

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