論説・コラム
2026年4月3日[16面]
◇いま、家づくりに求められていることとは 今、家づくりに求められていることは何か。建築は、時代を映す鏡と言われることがある。人々のライフスタイルが多様化する中、家のカタチもさまざまに変化を遂げている。こうした中で、家づくりの現在のキーワードは何か。LIXILが3月25日に都内で開いた「LIXIL Exclusive Brand Preview」で、2人の建築家がそれぞれの活動を通じて導き出した…
2026年4月2日[1面]
料理教室などが開かれている近所の公共施設の利用料金が1日から上がった。1室640円だった料理実習室は25%アップの800円になった▼この料理実習室は、いまならイチゴのケーキやタケノコの煮物といった旬の食材の調理を教えてもらえる教室が人気。同級生や身内と偶然一緒になる人もいるのだそう。値上げに伴って教室の参加費も改定される公算が大きいが、価格に見合う価値が提供される限り、予約を取りにくい状況は続く…
2026年4月1日[1面]
関東以西の各地で桜が続々と満開となり、見頃を迎えている。気象庁によれば、東京は例年より5日早く開花した。北日本も今後1週間は気温が高めと予想され、桜前線は早めに北上する見通しだ▼満開の桜が新たな門出を祝福するように、きょう1日は企業の入社式が一斉に開かれる。新入社員たちは不安もあるだろうが、それよりも大きな希望と決意を胸に秘め、新たな一歩を踏み出すのだろう▼大卒者の多くは2003年生まれ、いわゆ…
2026年3月31日[1面]
3月の終わりと4月の始まり。カレンダーをたった1枚めくるだけだ。昨日ときょうのあいだに、特別な橋は架かっていない。それでも人は、この境目に名前をつける。年度末、新年度。たった一日違うだけで、街は妙に背筋を伸ばす▼人の中身が一晩で入れ替わるはずがなく、昨日までの自分が、今朝になって急に新型になるわけもない。それでも「新生活」という言葉を聞くと、心のどこかで衣替えをしたくなる。中身は同じでも、気分だ…
2026年3月30日[1面]
かつて発明王トーマス・エジソンの研究所には張り紙があり、こう書かれていたという。〈人間には悪い性格がある。考えないで済む方法がないかと一生懸命に考える〉▼研究で分からないことがあると、解決方法がどこかの書物にないかと探す。自ら思考せず、見つからないと次々に探し、時間を費やしてしまう。そんな研究態度を戒めるための張り紙であったと、世界的な数学者の広中平祐氏(京都大学名誉教授)が自著に書いている▼考…
2026年3月27日[1面]
2026年のプロ野球は、27日にセ・パ両リーグが同時に開幕する。12球団の半数に当たる6人が初の開幕投手という、フレッシュな顔ぶれ。中でも巨人とロッテは新人投手に大役を託した。交流戦を含む全143試合での熱戦に期待したい▼今シーズンから、1~3塁のベースサイズが、従来の約38センチ四方から約46センチ四方へと大きくなる。1辺が約7・6センチ長くなることで、塁間の距離は10~15センチ短くなる。盗…
2026年3月26日[1面]
先日、近所の公園で2人の女性が押し問答をしていた。卒業生と、4月に入学する中学生の親同士。譲ってもらう制服などのお礼を巡ってのことだった▼卒業生の親が「お礼なんていらないって。使ってくれるのがうれしいし、こちらがお礼をしたいくらい」と言えば、新入生の親は「だめだめ、もらって」と返し、かぶせるように「いいえ、受け取れません」と応じる。ソメイヨシノの下で繰り広げられたほほ笑ましい攻防は、最終的に受け…
2026年3月25日[1面]
社会科の授業で、語呂を交えながら覚えた年号の一つに710年の平城京遷都がある。人によって文言の違いはあるが、大抵は〈なんと美し平城京〉といった具合か▼そんな平城京があったのは、現在の奈良市中心部。天皇の住まいや行政機関の建物を今に伝えているのが世界遺産登録を受けた平城宮跡だ。宮跡は国営公園内にあり、小欄も訪れたことがある。気温が暖かくなり始めるこの時期に園内を散策すると気持ちが良い▼都の正門であ…
2026年3月24日[1面]
行き詰まりは、行き止まりではない。地図をくるりと回せば、思いがけない出口が見つかる。発想の転換とは、その小さな回転に似ている。既存の枠組みからいったん離れ、別の角度から物事を見直す。すると、よどんだ状況にも風が通り、新しい流れを呼び込むきっかけとなる▼たとえば、ひねくれた発想。売れない安価品をさらに値下げするのではなく、価値を加えて高級品に変える。ラテラルシンキングは、論理の一本道から外れ、自由…
2026年3月23日[1面]
1週間ほど前に給油で近くのガソリンスタンドを訪れたところ、レギュラーが1リットルで192円と表示され目が点になった。米国とイスラエルのイラン攻撃によるホルムズ海峡の事実上の封鎖が、急に自分事となった▼政府が石油備蓄の放出を始めた。16日付の官報で石油精製事業者などに義務付けている備蓄量を70日分から55日分に引き下げる告示を出した。民間在庫は昨年末時点で101日分。今回は国内消費量の15日分を放…