技術・商品
2025年6月24日[3面]
戸田建設/山岳トンネル工事の面木に凹凸でモルタル発見容易に、供用後の剥落防止
戸田建設は山岳トンネル工事の安全性向上に向け、表面に凹凸を設けた面木「TA面木」を開発した。覆工コンクリートの目地部に付着するモルタルを発見しやすくし、トンネル供用後のモルタル片の剥落を防ぐ。既に実際の工事に導入し、視認性の向上効果を確認した。 TA面木は目地部に使う面木の形状を改良し、先に打設された覆工との接触面に凹凸を設けた。付着したモルタル分の表面に凹凸を生むことで、視認性を高めた。型枠…
2025年6月23日[3面]
鹿島/自動化施工システムで盛り土作業の自動化実現、造成工事の生産性向上へ
鹿島は20日、建設機械の自動運転システム「A4CSEL(クワッドアクセル)」で土砂の積み込みから運搬、敷きならし、転圧まで一連の盛り土作業の自動化に成功したと発表した。ブルドーザーと振動ローラーに加え、新たにバックホウとアーティキュレートダンプトラックも自動運転できるようにした。ダム工事だけでなく造成工事も作業を自動化し生産性を高める。 自動化したバックホウは車体に搭載したセンサーで周辺環境を…
2025年6月20日[3面]
三機工業/産業空調分野の技術・製品開発に注力、極低湿度環境試験室構築など
三機工業が神奈川県大和市の研修・研究施設「三機テクノセンター」で、産業空調分野の技術・製品開発に力を入れている。実験施設として「極低湿度環境試験室」を新設し、5月に本格運用を開始。製品では既存のクリ…
2025年6月20日[3面]
オートデスク/BIMソフトウェアに構造系免制震装置と既製杭のファミリ追加
オートデスク(東京都港区、中西智行社長)はBIMソフトウエア「Autodesk Revit」向けの新たな構造用ファミリ(部品データ)として、構造系の免制震装置と既製杭を整備した。制震建物や既製杭の設…
2025年6月18日[3面]
大成建設ら/医薬品製造施設内の防虫システム構築/温湿度調整で生存困難に
大成建設とアース環境サービス(東京都中央区、田渕徹社長)は医薬品製造施設内の防虫対策として、空調設備による温度と湿度の調整で虫の発生や定着を抑制するシステムを開発した。クリーンルームなど生産エリア周…
2025年6月17日[3面]
八千代エンジ/設計・照査支援アプリ開発/AI活用し図版管理自動化
八千代エンジニヤリングは、AIを活用して設計や照査をサポートするアプリを開発した。コアコンセプト・テクノロジー(東京都豊島区、金子武史社長)の協力を得てシステム開発したアプリ「TERNO(テルノ)」…
2025年6月16日[3面]
大林組ら/ペロブスカイト太陽電池をファスナーで取り外し容易に、技研で実証開始
大林組とアイシンはペロブスカイト太陽電池の早期実用化に向け、東京都清瀬市にある大林組技術研究所本館で実証実験を始めた。大林組は電池交換が容易なファスナーを用いた取り外し式工法を開発。アイシンのペロブ…
2025年6月16日[3面]
竹中土木/階段製作に建設用3Dプリンター活用、静岡県内の造成工事で見学会
竹中土木は10日、静岡県沼津市の中間処理施設敷地造成工事の現場内で、建設用3Dプリンターを用いた階段工の施工見学会を開催した。工事の発注者である沼津市の職員約50人が参加。建設用3Dプリンターによる…
2025年6月13日[3面]
安藤ハザマ、コベルコ建機/自動運転ショベルの長期安定運用確認、シールド現場で実証
安藤ハザマとコベルコ建機は共同開発した自動運転ショベルを実用化するため、4~6月に初となる長期間の実証実験を施工中のシールドトンネル工事現場で行った。国土交通省が定める「自動施工における安全ルールV…
2025年6月12日[3面]
大成建設/現場装備パッケージを本格運用/ワンタッチで着脱可能
大成建設は今夏から、建設現場従事者が必要な器具や装備を簡単に着脱できる新たな統一パッケージを本格導入する。「大成建設セフスタイル」として安全装備などの装着ルールを統一し、作業内容に応じワンタッチで必…