技術・商品
2025年11月28日[3面]
大成建設/浮体式洋上風力発電、コンクリ製セミサブ型浮体式基礎で基本設計承認取得
大成建設は、浮体式洋上風力発電設備に活用するコンクリート製セミサブ型浮体式基礎「OO-STAR」の基本設計承認(AiP)を、日本海事協会(菅勇人会長)から取得した。15メガワット級の風車に対応可能な浮体式基礎。AiP取得で今後事業の拡大が見込まれる浮体式洋上風力発電の本格導入に貢献する。 OO-STARはセンターシャフトと三つのコーナーカラムで構成する。セミサブ型浮体を多点システムで係留する。…
2025年11月27日[3面]
大成建設は、建設現場でデジタル点検の本格運用を開始した。ドローンと3Dスキャナーで取得した3Dデータを活用して点検記録を共有。現地調査や立ち会いで対応していた点検業務の省力化や効率化に効果を発揮する。建築物のリニューアルなどをターゲットに需要を取り込んでいく。点検の精度をさらに高め、業務に従事する熟練技術者の不足も補う。 デジタル点検は、同社の点検実務チームによる調査から見積もり、発注、点検、…
2025年11月26日[3面]
NTTドコモビジネスとミライト・ワン、国際航業の3社は、石川県珠洲市の小屋ダムで非地上系ネットワーク(NTN)を活用し、ダム堤体の変位や貯水池周辺設備のひび割れなどを遠隔点検する手法を実証したと25日発表した。地上から約20キロの成層圏に滞空させる航空機を基地局に使う広域通信サービス「HAPS」を利用。「ダム管理DX手法」と銘打ち、現地に足を運びにくいダムの維持管理を省人化しつつ質を高める。 …
2025年11月25日[3面]
前田建設ら/通気性保ち遮音する装置開発/屋外コンサート会場周辺の騒音課題を解決
前田建設は、ピクシーダストテクノロジーズ(PxDT、東京都中央区、落合陽一代表取締役、村上泰一郎代表取締役)と共同で、通気性を保ちながら低周波騒音を遮断する装置を開発した。PxDTが保有するメタマテリアル(自然界にない特殊な性質を持つ人工材料)をベースとした独自の音響制御技術を応用。シミュレーションや実物大実験で基本性能を確認した。屋外コンサート会場周辺などの低周波騒音が低減できる。 PxDT…
2025年11月21日[3面]
竹中工務店/「どう働く?」を形に/独自カードが好評、導入100件超に
竹中工務店は、オフィスの新築・改修などで顧客の要望を引き出すため、独自開発した「アクティビティカード」の活用を広げている。想定される職場の使い方を分類、整理したかるたサイズのカード。顧客は理想の職場…
2025年11月21日[5面]
関東整備局/25年度建設技術フォーラム開く/国土強靱化テーマに8件を発表
関東地方整備局は、東京・東池袋のサンシャインシティ展示ホールCで19日に2025年度「建設技術フォーラム」を開いた=写真。テーマは「強靱な国土が私たちの暮らしを守る」。関東整備局や教育機関が防災・減…
2025年11月20日[3面]
大林組ら/ダム本体工に3D流体解析技術/BIM・CIMデータ基盤に
大林組と日立パワーソリューションズ(茨城県日立市、安藤次男社長)、日立製作所の3社は、ダム本体工事に3D流体解析技術を導入した。現地状況を正確に再現したBIM/CIMデータを解析基盤とし、ダムの放流…
2025年11月19日[3面]
前田建設/技術者資格取得支援アプリを先行販売/1級土木施工管理技士試験対策
前田建設は18日、1級土木施工管理技士の1次試験対策に特化した資格資格取得支援アプリの先行販売申し込みを開始した。主に若手技術者の活用を想定。問題演習・実力テスト・月次リポートをセットにし、社員や受…
2025年11月19日[3面]
大成建設/半導体製造装置向け高性能免震装置を改良/大小地震に機能発揮
大成建設は、半導体製造装置向けの高性能機器免震装置を改良した。最大震度6弱程度までの大規模地震に加え、同3~5弱程度の揺れでも性能が発揮できるようにした。より広範な地震に対応し、半導体製造装置の重要…
2025年11月18日[3面]
青森県、鹿島/AIが橋梁点検支援/損傷検出・区分評価や健全度診断
青森県と鹿島は、橋梁の定期点検をAIが支援するシステムを開発した。点検技術者が撮影した損傷箇所の画像をAIが識別し、損傷の範囲や程度の検出・区分評価や健全度診断を支援。技術者の能力や経験でばらつきが…