技術・商品


2025年5月9日[3面]

大成建設/在来植物の四季を再現する室内緑化技術を開発、灌水量8割削減

 大成建設は、これまで難しかった日本の在来植物で四季の変化を体感できる室内緑化技術を開発した。61種類の在来種をプランターの露出を抑えて植えることで、屋外の自然と一体的に続くように設置できる。土壌などを工夫し、与える水の量も従来技術に比べ大幅に減らした。人間と自然とのつながりを醸す「バイオフィリックデザイン」の技術として、オフィスや商業施設の新築・改修工事に積極提案していく。  室内緑化では寒暖差…

2025年5月8日[3面]

清水建設/現場廃プラを高度分別、再資源化し有価売却

 清水建設は建設現場で発生したプラスチックの廃棄物を樹脂種類ごとに高度分別し、再資源化材として有価売却する「マテリアルリサイクルスキーム」を構築した。現場で回収した多種多様な廃プラを、作業員がプラスチックセンサーを用いてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの材質レベルで分別し、有価物として売却できる再資源化材を選別。マテリアルリサイクルスキームの初弾として「日本橋一丁目中地区第一種市街地…

2025年4月28日[3面]

いであ/熱赤外線カメラ搭載ドローン、海岸保全施設点検や干潟環境調査に活用

 いであが熱赤外線カメラを搭載したドローンを、海岸保全施設の点検や干潟の環境調査に利用している。撮影した画像を使って熱赤外線モザイク画像を作成。温度差によって堤体内の空洞を発見し、漏水箇所も特定できる…

2025年4月25日[3面]

大林組/複合災害を再現する実験装置開発、被害軽減に有効な工法や災害対策の検証可能

 大林組は、地震と降雨の複合作用を考慮した実験が可能な装置「遠心場(えんしんば)降雨発生システム」を開発した。地震と降雨が発生した時の地盤状況をシミュレーションすることで検証可能。大林組技術研究所(東…

2025年4月24日[3面]

清水建設/溶接ロボの機能を大幅改良、作業量10%超増大・熟練技能者に迫る動作も

 清水建設は、溶接ロボットの機能を大幅に改良した。原型タイプで6軸をベースとしているアームを7軸に見直し作業範囲を拡大。溶接技能者と同様のトーチ動作を可能にし、品質チェックで技能者との協業もできるよう…

2025年4月18日[3面]

清水建設/耐火被覆吹き付けを半自動化/生産性2・5倍に、簡易操作で作業完結

 清水建設は、タッチパネルによる簡易操作で半乾き式耐火被覆の吹き付け作業を代替するロボット「Robo-SprayII」=写真(報道発表資料から)=を開発した。試作タイプを機能拡張し、自動走行機能やセン…

2025年4月17日[3面]

大成建設/VR切羽観察システムの機能拡張、亀裂面計測し肌落ちリスク可視化

 大成建設は山岳トンネル工事の安全対策として、VR(仮想現実)を用いた切羽観察システム「T-KIRIHA VR」を機能拡張した。新たにVR空間内で岩盤の亀裂面や地層面を計測する機能を追加。切羽前方の落…

2025年4月16日[3面]

前田建設ら/導水路トンネル更新でパネル貼り付け作業機械化、ワンオペで安全性向上

 前田建設と前田製作所は水力発電施設の導水路トンネル更新工事を効率化するため、パネル貼り付け作業を機械化する「パネルライニング台車」=写真(報道発表資料から)=を共同開発した。前田建設が施工中の現場に…

2025年4月16日[12面]

スコープ/日本工営が打音検査の技術継承にアプリ活用、音の特徴を数値化

 日本工営が、ミドル世代の技術者不足や働き方改革に対応する技術継承ツールを開発し、業務に取り入れている。岩石などをハンマーでたたいた音で品質を判断する打音検査で、音の特徴を数値化するアプリケーション「…

2025年4月15日[8面]

中日本高速会社/イノベーション交流会の技術実証、3件を実用段階に移行

 中日本高速道路会社は、イノベーション交流会で取り組んでいる技術実証のうち「規制作業現場監視における高度遠隔運用プラットフォームの構築」と「防護柵支柱点検の効率化検討」「センシングカー撮影データの精度…

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