論説・コラム

回転窓/「マラソンの父」の思い [2019年1月24日1面]

 日本人初の五輪選手であり、「日本マラソンの父」と称される金栗四三。今年のNHK大河ドラマの主人公に取り上げられ、2020年東京五輪・パラリンピック開催を前に、国内の機運醸成に一役買いそうだ▼金栗は進学先の東京高等師範学校(現筑波大学)でマラソンと出会う。日本が初参加した1912(明治45)年のストックホルム五輪にマラソン代表で出場。猛暑で過酷な環境下でのレースとなり、結果は残念ながら途中棄権に▼...続きを読む

回転窓/覆水を盆に返す [2019年1月23日1面]

 「覆水盆に返らず」。一度したことは取り返しがつかないという意味の、中国の故事からきたことわざだ▼似たような慣用句は各国にあり、米国は「こぼれたミルクのことを嘆いても無駄」、ロシアでは「抜けた頭髪は二度と元の頭に戻ってはくれない」というようだ。一度問題が起こると元に戻すのが難しいものは多い▼自然環境もそう。安易な開発行為で自然を壊してしまうと、再生が難しいこともある。愛知県の加藤建設(加藤徹社長)...続きを読む

回転窓/受験シーズン真っ盛り [2019年1月22日1面]

 先週末に大学入試センター試験が全国で行われた。志願者数は57・6万人で、全体の80・6%が今春に高校などを卒業予定の現役生だったそう▼19日に行われた英語の試験。リスニングでユニークな問題が出題されたとニュースで話題になっていた。問題に添えられたイラストはニンジンとリンゴ、キュウリ、ブドウ。姿や表情がシュールだったようで、問題の公表後には早速、キャラクターを使った動画などがインターネットに登場し...続きを読む

回転窓/時代の流れを読む建築家 [2019年1月21日1面]

 〈優良な社会資産を「美しい」というもので包みたい〉。昨年12月25日に亡くなった建築家の中園正樹氏(松田平田設計最高顧問・前社長)が生前、話していた言葉だ▼若いころに手掛けた玉川高島屋をはじめ、横浜国際総合競技場や羽田空港第2旅客ターミナルなど多くの秀作を設計。建築に対する理念と情熱、独特の語り口は多くの人を魅了した▼建築家としての業績に目がいきがちだが、中園氏は堅実なかじ取りをする経営者でもあ...続きを読む

ドリカム・中村正人氏/作業服ブランド立ち上げ/2月末にも初弾を発売 [2019年1月21日1面]

 人気バンドのDREAMS COME TRUEのメンバーである中村正人氏が、建設現場の作業員などを対象とした作業服ブランド「MST(マサト)オーダーユニフォームカンパニー」を立ち上げた。現場で働く職人のモチベーションを上げる後押しをしたいと始めた取り組み。オリジナル作業服の販売を手掛ける原田(山口県防府市、原田栄造代表取締役)と連携し、2月末にも初弾の作業服を発売する。
 中村氏はこれまで携わっ...続きを読む

回転窓/スポーツと建設業界 [2019年1月18日1面]

 自動車の世界三大レースの一つとされる米国の「インディ500」で佐藤琢磨選手が優勝したのは17年。日本人初の快挙を成し遂げた姿はレース関係者やファンだけでなく、多く人に興奮と感動を与えた▼サッカーや野球など海外のプロスポーツで、日本人選手が活躍するようになって久しい。佐藤選手も20代で単身渡英し、見知らぬ土地でもまれながら世界の舞台で活躍してきた▼佐藤選手の快挙から約2年。インディカーの19年シリ...続きを読む

回転窓/記憶と教訓をどう伝える [2019年1月17日1面]

 神戸の市街地などに甚大な被害をもたらした阪神・淡路大震災から17日で24年を迎える▼マグニチュード7・3の強烈な揺れに見舞われた兵庫県などの被災地では、6400人以上が亡くなり、10万棟を超える家屋が全壊。阪神高速道路の高架橋が横倒しになり、鉄道の駅舎やビルなどが崩れ落ちた光景に衝撃を受けた人も多かったはずだ▼その後に発生した地震でも度々言われてきたことだが、震災の記憶や経験、教訓などをどう受け...続きを読む

回転窓/ゴールデン・スポーツイヤーズ到来 [2019年1月16日1面]

 国内で大規模な国際スポーツイベントの開催が相次ぐ。今年のラグビーワールドカップ、2020年東京五輪・パラリンピックに続き、21年には生涯スポーツの国際大会であるワールドマスターズゲームズ(WMG)が関西エリアで開かれる▼WMGは五輪と同じく4年ごとに開催され、アジア初の次期大会は10回目の記念大会でもある。競技種目の中には綱引きやゲートボールなどもあり、おおむね30歳以上のスポーツ愛好者であれば...続きを読む

回転窓/育成の在り方 [2019年1月15日1面]

 「指示を出すべきか、控えるか、折々の判断が正しかったのか悩みは尽きない」-。近所で活動する小学生の球技スポーツの指導者が、新年会の席で選手の育成の在り方を保護者と熱心に話し合っていた▼育成が話題になるのは建設業も同じ。「背中を見て育ってほしいと思ってきたが、今はとにかく寄り添おうと思っている」。建設関係団体の表彰式で、現場の工夫改善が優れ、最優秀賞に選ばれた技術者が若手との向き合い方をそう語って...続きを読む

回転窓/池の水を抜くと見えてくるもの [2019年1月11日1面]

 東京都内にある大小さまざまな公園のうち都立公園は82カ所。そのうち48公園に合わせて約100の池がある。噴水池やボート池など親水を目的としたものや文化財庭園の修景としての池、生物の生息空間となるビオトープ池など整備目的や役割もさまざまだ▼都立公園の維持管理を行う東京都公園協会は水質改善や生態系の回復を狙いに昨年11月から8公園内の10カ所の池で「かいぼり」を実施。池の水を抜き、生物を捕獲・保護し...続きを読む

回転窓/阪神大震災後の奮闘がドラマに [2019年1月10日1面]

 平成の時代には多くの出来事が起きた。国内を振り返って挙げられる一つが、自然災害だろう▼日本列島が災害と隣り合わせであることを改めて認識させる発端となったのは阪神大震災だった。発災から24年を目前に控えた15日、震災後の応急復旧をテーマにしたドラマが全国放送される▼関西テレビが企画した「BRIDGE はじまりは1995・1・17神戸」だ。高架橋などが崩落したJR神戸線の六甲道駅を74日間で復旧させ...続きを読む

回転窓/本気度を試す年に [2019年1月9日1面]

 あるゼネコン社員の嘆き。「会社の幹部は普段から休日をもっと取得しろと言っているが、年末年始は12月28日までみっちり仕事で、年明けも4日から通常出勤。言うことと、やることが違う」▼今回の年末年始の休暇はゼネコン各社の対応が分かれた。以前であれば足並みをそろえて4日に仕事始めとなるところだが、4日を休日とした企業が目立った。年末の仕事納めも27日に前倒しし、28日を休む企業もあった▼建設業界にとっ...続きを読む

回転窓/新時代への幕開け [2019年1月8日1面]

 1989年の1月8日、「平成」がスタートした。当時の資料を振り返ると新元号の最終候補に残ったのは平成、修文、正化の3案だったそうだ▼8人の有識者で構成する懇談会の議論を経て、臨時閣議で新元号を正式に決定。当時の小渕恵三内閣官房長官が毛筆で平成と書かれた台紙を示した姿を覚えている方も多かろう▼平成は中国前漢時代の歴史家・司馬遷によって編さんされた『史記』の五帝本紀に記された「内平外成(内平かに外成...続きを読む

回転窓/どうぞ健やかな1年に [2019年1月7日1面]

 年末年始の休暇を終え今日が仕事始めという方も多かろう。新年を迎え企業や行政機関、団体などではトップが年頭のあいさつで今年1年の方針を職員に伝える▼こうした年頭訓示を記事にするのが記者にとって、年が明けて手を付ける最初の仕事になるケースが多い。社会・経済情勢の変化は目まぐるしく、春には元号が変わる。今年の年頭訓示では「変化」に着目した首脳が多いようだ▼2019年の建設業は「初」という言葉も目立ちそ...続きを読む

シリーズ・国のかたちを考える2019/東京ガス副社長・穴水孝氏 [2019年1月7日1面]

 ◇垣根なくしエネサービス共創
 安全を確保しながらエネルギー供給の安定性と経済性をいかに高め、二酸化炭素(CO2)削減などの環境対策にどう取り組んでいくか。こうしたエネルギー政策の基本的な考え方を踏まえ、エネルギー事業のかじを取る必要がある。
 液化天然ガス(LNG)は化石燃料ではあるが、石炭や石油に比べるとCO2の排出を抑えられるなど、環境性に優れる。経済性でも天然ガスは優位性を発揮し、石...続きを読む
インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む
中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
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