行政・団体
2025年12月2日[1面]
日建連/日建連表彰2025表彰式開く/BCS賞15件・土木賞12件の受賞たたえる
日本建設業連合会(日建連、宮本洋一会長)は、建築、土木両分野を対象にした「日建連表彰2025」の表彰式を11月28日に東京都千代田区のホテルニューオータニで開いた=写真。国内で建設した優良建築物を表彰する第66回「BCS賞」は15件、土木分野の優れたプロジェクトや構造物を表彰する第6回「土木賞」は12件を選定。宮本会長が関係者に表彰状を授与し、功績をたたえた。 冒頭、宮本会長は「建設業関係者の…
2025年12月2日[1面]
八潮道路陥没事故対策検討委/金子恭之国交相、法改正に言及/最終提言を手交
埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受け、国土交通省が設置した有識者会議は1日、第3次提言を金子恭之国交相に手渡した=写真。家田仁委員長らが東京・霞が関の国交省を訪れ、提言書を提出。金子国交相は「法令を含む諸制度の見直しの検討を加速化するとともに、補正予算も含め、国土強靱化実施中期計画に基づき、必要な予算をしっかり確保する」と応じた。 提出したのは「下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏ま…
2025年12月1日[1面]
政府は11月28日の持ち回り閣議で2025年度補正予算案を決定した。同21日決定した総合経済対策の関係経費として一般会計に17兆7028億円を追加する。公共事業関係費は特別会計を含めて総額2・6兆円(24年度補正予算は2・4兆円)を計上。公共事業のうち国土強靱化関係に1兆5500億円(1兆4063億円)を充てる。開会中の臨時国会に提出し成立を目指す。 経済対策の柱別に一般会計歳出を見ると、国土…
2025年12月1日[1面]
国交省/技能者通報システム構築へ/25年度補正で調査検討、賃金不満など直接把握
国土交通省は、建設業で働く技能者が自らの賃金情報を入力し処遇への不満などを直接通報できるシステムの構築と運用体制の検討に取り掛かる。政府の総合経済対策で中小企業などの賃上げ環境の整備に重点を置く中、2025年度補正予算案に調査費用を計上した。「労務費に関する基準(標準労務費)」に基づき請負契約で確保された労務費が、適正な額の賃金として技能者に行き渡っているかどうか確認する仕組みの一つとして27年…
2025年12月1日[2面]
25年度補正予算案/経産省関係2・7兆円/浮体式洋上風力製造事業など支援
経済産業省関係の2025年度補正予算案は2・7兆円、国庫債務負担行為の複数年度分を含めた規模は3・1兆円となった。工業用水道の強靱化、データセンターの地方拠点整備、中小企業支援などに取り組む。経済成長と脱炭素の両立を促すGXの取り組みとして、浮体式洋上風力発電設備の製造事業者支援などを進める。 分野別の計上額のうち、生活の安全保障・物価高対応が1兆3570億円。工業用水道の耐震化・浸水対策・停…
2025年11月28日[1面]
25年度補正予算案の公共事業関係費/国交省分2・1兆円、前年度補正から9・1%増
政府が28日にも閣議決定する2025年度補正予算案で、国土交通省関係の公共事業関係費が国費ベースで2兆0873億円となることが分かった。24年度補正予算と比べると1748億円、9・1%の増額となる。第1次国土強靱化実施中期計画の初年度分は公共事業で1兆2346億円を計上し、24年度補正予算で国土強靱化関係として積まれた1兆1315億円を上回る額となる。補正予算案は開会中の臨時国会に提出され、年内…
2025年11月28日[1面]
国交省/直轄業務にスライド条項、26年度から試行導入/技術者単価改定に対応
国土交通省は、2026年度以降に新規契約する設計や調査、測量などの業務でスライド条項を試行導入する。まずは実地で行う点検や調査のように出来高が明確に把握でき、変更額を算出しやすい案件に適用する。建設コンサルタント関連3団体が26日に行った要望活動で、金子恭之国交相が試行導入の方針を明らかにした。=2面に関連記事 スライド条項を適用する場面として、国交省は直轄業務の積算に用いる「設計業務委託等技…
2025年11月28日[2面]
国交省/港湾分野のICT活用工事関連要領を統合/26年度から運用開始
国土交通省は港湾分野のICT活用工事に関する各種要領を統合し、受発注者の生産性向上につなげる。ICT活用の要領は2018年度から整備を開始した。工種の拡大や、計測技術の追加で5工種・26種類に達したが、内容の重複や複雑さが課題になっていた。国交省は25年度から重複箇所の統合や、内容の簡素化に着手。統合版要領は26年度の運用開始を見込んでいる。 国交省は27日に「港湾におけるi-Construc…
2025年11月27日[1面]
日建連首脳が会見/労働時間規制の柔軟運用を/画一的な規定合わず、多様な働き方追求
日本建設業連合会(日建連)の宮本洋一会長ら幹部が26日に都内で記者会見し、高市早苗首相が厚生労働相に指示した労働時間規制の緩和検討について「建設産業は一品生産で天候の影響も受けやすい。画一的な規定は…
2025年11月27日[2面]
◇最優秀に鳥取城跡擬宝珠橋復元など 土木学会(池内幸司会長)は、26日に「土木学会デザイン賞2025」の受賞作品を発表した。応募29作品を審査し、最優秀賞2件、優秀賞8件、奨励賞6件を選定した。表…