行政・団体
2026年10月6日[1面]
国土交通省は、適正な労務費に基づく建設工事の見積もりや賃金支払いの新たな実態調査に乗り出す。「労務費に関する基準(標準労務費)」との比較で適正かどうかを把握し、法令に基づく対応を現場で浸透させる対策の検討に生かす。ごく少数の個別工事をサンプルに、労務費の行き渡りを阻害している要因を洗い出す作業も始める。特に、民間建築の重層的なサプライチェーン(供給網)・下請構造に分け入り、処遇改善のボトルネック…
2026年10月6日[2面]
第222臨時国会が5日、召集され、高市早苗首相が所信表明演説を行った。集中豪雨による人身被害を防止するため、アンダーパスへの進入防止といった「実効性ある防災対策を速やかに講じる」と表明。防災、復旧・復興の知見とノウハウを「危機管理投資として強化し、国際防災協力も進める」と意欲を示した。地域のインフラ整備などを上乗せして支援する「地域未来戦略実現フレーム」を策定することも表明した。 高市首相は「…
2026年10月6日[2面]
千葉県の台風・豪雨被害/井林国交相らが視察/土砂災害専門家の派遣指示
井林辰憲国交相らは、台風25号や8月の千葉豪雨で被災した千葉県内の現場などを4日に視察した。多発した土砂崩れの影響で、県管理道路は復旧に数カ月以上かかる通行止め箇所が29区間(1日時点)に及んでいる。土砂で河川がふさがれて浸水が起きるなど、復旧の長期化が懸念されている。井林国交相は、国土技術政策総合研究所(国総研)の土砂災害専門家を現地に派遣するよう指示した。 井林国交相は熊谷俊人千葉県知事ら…
2026年10月5日[1面]
全建ブロック会議・中国地区/国土強靱化関連の推進や、資機材価格上昇の影響共有
全国建設業協会(全建、今井雅則会長)と都道府県建設業協会、国土交通省による2026年度地域懇談会・ブロック会議が2日、岡山市内で開いた中国地区の会合を皮切りにスタートした=写真。国土強靱化の推進や、資機材価格と人件費の上昇による影響で意見を交わし、25年度補正予算と26年度当初予算の合計額を上回る「27年度当初予算」の確保を求めた。ICT活用から遠隔施工まで、DXを活用できる工事発注の推進も要望…
2026年10月5日[1面]
国建協/25年度のコンサル海外受注、前年度比51・4%増、回復の兆し見せる
国際建設技術協会(国建協、安田吾郎理事長)が2日、2025年度の海外コンサルティング業務の受注実績調査結果を公表した。総受注額は1242・7億円(前年度比51・4%増)だった。22年度以来3年ぶりに1000億円を上回り、受注水準回復の兆しを見せた。国際協力機構(JICA)の円借款や、世界銀行などの国際機関が原資の業務受注が増えたことが増加に寄与した。 受注件数は24年度より288件増加の114…
2026年10月5日[3面]
佐藤工業ら/埼玉県の防災施設でモニターツアー、技術者ガイドで建設時振り返り
現役のゼネコン技術者が施工時の秘話を伝える--。インフラツーリズムの一環で1日、埼玉県春日部市の首都圏外郭放水路で外国人向けのモニターツアーが開かれた。施工者として放水路の建設に携わった佐藤工業の技術者が同行。建設当時を振り返りながら、構造などの深い説明をして施設を巡るガイドプログラムとして行った=写真。 同日のモニターツアーは東武トップツアーズ(東京都墨田区、百木田康二社長)が企画した。同社…
2026年10月2日[1面]
埋浚協/10月5日から整備局らと意見交換/港湾工事技能者の供用係数適用要望
日本埋立浚渫協会(埋浚協、清水琢三会長)は、国土交通省地方整備局などとの2026年度意見交換会を、5日の関東地区を皮切りに全国10地区で開く。休日取得や猛暑対策など港湾工事の課題を整備局らと共有。適切な工期設定や設計変更、積算基準の見直し、担い手確保などを協議する。港湾工事の実態を把握した工事価格の算定や精算として、港湾工事技能者の供用係数適用なども要望していく。 テーマは▽働き方改革の一層の…
2026年10月2日[2面]
国交省/テックフォース予備隊員、全国で499人に/災害支援体制の強化へ
国土交通省は1日、2026年度のテックフォース予備隊員について、全国で499人を登録したと発表した。民間企業などに在籍する防災の専門知識を持つ人材を登用し、被災地の状況調査や被害拡大の防止、早期復旧の支援体制を強化する。登録期間は27年12月31日まで。 予備隊員は災害時に非常勤の国家公務員として任用され、被災地などに派遣される。早期復旧支援に携わる即戦力としての役割を担う。今回登録した予備隊…
2026年10月2日[9面]
沖縄総合事務局/港湾・空港工事の総合評価方式運用見直し/S・チャレンジ型を新設
沖縄総合事務局開発建設部は港湾・空港工事入札の総合評価方式の2026年度の運用見直し概要を公表した。受注実績がなく加点が見込めない企業・技術者の参加環境を確保するためWTO対象以外での技術提案評価型(S・チャレンジ型)を新設。技術提案評価型(S型)についても技術提案の配点割合を引き上げ、技術力による競争力をより一層促進する。 1日に改訂した26年度の運用ガイドラインによると、技術提案評価型(S…
2026年10月1日[1面]
国交省/公共事業のCM方式活用実態調査/建築は拡大、土木は新設・維持主流に
国土交通省は公共事業を対象とし、2年に1回実施するCM(コンストラクションマネジメント)方式の活用実態調査の結果を公表した。CM業務の受託企業側へのアンケートによると、建築事業では契約件数が過去最高水準にあり、幅広い事業規模・施設用途に活用が拡大している。当初は災害復旧での活用が多かった土木事業では、新設・維持管理事業での活用が主流になってきている。 建築は日本コンストラクション・マネジメント…