技術・商品

安藤ハザマ/トンネルせん孔作業を完全自動化/北海道新幹線後志トンネルで [2021年10月19日3面]

 安藤ハザマは18日、北海道小樽市で施工している「北海道新幹線、後志トンネル(天神)他工事」のせん孔作業を完全に自動化したと発表した。切羽出来形取得システムなど既存の発破高度化技術と、せん孔を自動で行う全自動ドリルジャンボなどを連携。大幅な省人化とともに、オペレーターがドリルジャンボを直接操作する従来施工に比べ余掘り量を約40%低減した。
 同社はICT(情報通信技術)を活用し、山岳トンネル施工...続きを読む

戸田建設/筑波技術研究所グリーンオフィス棟公開/カーボンマイナス実現へ [2021年10月18日3面]

 戸田建設は15日、8月から運用を開始した筑波技術研究所(茨城県つくば市)の「グリーンオフィス棟」を報道関係者に公開した。カーボンマイナスの実現に向け多数の省エネルギー技術や先端技術、再生可能エネルギーなどを採用。人工知能(AI)による空調制御や自然換気、屋内緑化なども取り入れ快適な執務空間を創出している。
 施設はRC造2階建て延べ674平方平方メートルの規模。二酸化炭素(CO2)排出量削減と...続きを読む

大成建設ら/切羽吹き付けコンクリ厚定量管理システムを開発 [2021年10月18日3面]

 大成建設とマック(千葉県市川市、宮原宏史社長)は、山岳トンネル工事の切羽へのコンクリート吹き付け厚さが定量的に計測管理できるモニタリングシステムを共同開発した。レーザー距離計と表示用レーザー光を一体化した装置を使い、吹き付け面にコンクリート厚さの過不足状況を色と照射パターンで表示。リアルタイムに確認しながらむらがなく最適な厚さで吹き付けることができる。
 開発した「T-ショットマーカー」は国土...続きを読む

理研、オリエンタル白石/超小型の非破壊検査装置を開発/橋梁点検車に搭載可能 [2021年10月15日3面]

 理化学研究所(理研)とオリエンタル白石は14日、コンクリート構造物内の塩分量から劣化状況を診断できる超小型の非破壊検査装置「中性子塩分計 RANS-μ(ランズ-マイクロ)」を開発したと発表した。中性子線を照射した際に、中性子との反応後に発生するガンマ線を利用することでコンクリート内部の塩分を測定する。2022年度に実際の橋梁に試験適用し、22年度以降の実用化を目指す。
 装置は中性子を入射する...続きを読む

大成建設/屋内向け木質空間構成フレームを開発/軽量で人力による施工が可能 [2021年10月14日3面]

 大成建設は屋内に木質空間が構成できるフレーム「T-WOOD SPACELight」を開発した。ユニットを軽量木質部材で構成し金物を使わずに接合する。木質部材は人力で運搬、施工できる軽さなため、短期間で容易に施工できる。オフィスや店舗スペース、飲食店の間仕切りなど幅広い用途を想定している。
 梁や柱となる木質フレームを構築する軸材ユニットは、小断面製材4本をつづり材で接合した部材が基本構造になる...続きを読む

清水建設/タイムライン策定支援システムを開発/SNSで対策実施状況を共有 [2021年10月13日3面]

 清水建設は国土交通省が推奨するタイムライン(防災行動計画)の策定・実践を支援する「ピンポイント・タイムライン」システムを開発した。施設管理者などの活用を想定。ピンポイントの気象情報と施設情報をベースに、必要な防災対策をシステム利用者に自動的にSNS(インターネット交流サイト)などで通知する。現場実証でシステムを改良し、早期の実用化を目指す。システムを活用した民間向けサービスの事業化も準備する。
...続きを読む

奥村組ら4社/バナメイエビ養殖で実証実験開始/ICT活用し最適養殖手法検討 [2021年10月13日1面]

 奥村組、スマート養殖などを手掛けるリージョナルフィッシュ(京都市左京区、梅川忠典社長)、NTTドコモ、岩谷産業の4社は、バナメイエビの最適な養殖方式を確立する実証実験を開始した。各社が保有する技術を持ち寄り既存の養殖方法を比較検証。最高の生産性を実現する養殖パッケージの完成を目指す。
 バナメイエビはすしねたやエビフライなど幅広い用途で使用。養殖のための稚エビ(種苗)は輸入に依存している。海外...続きを読む

大林組/無人搬送車に自律搬送機能を追加/複数台連携で作業効率向上 [2021年10月12日3面]

 大林組は、2015年に開発した低床式の無人搬送車(AGV)に自律搬送機能を追加し、資材搬送がより効率化できるシステムを開発した。搬送先と経由地の座標を指定するだけで障害物を回避しながら走行する。複数台を連携させて仮設エレベーターへの乗降を自動制御できるため、無駄な待ち時間や昇降回数が減り、稼働率は向上する。
 大林組が開発した低床式AGVは小型で軽く、資材を積んだまま工事用仮設エレベーターへの...続きを読む

西松建設ら/トンネル坑内でホイールローダーを遠隔操作/ローカル5Gを活用 [2021年10月11日3面]

 西松建設ら4社は8日、ローカル5G(第5世代通信規格)の通信技術を使ったホイールローダーの遠隔操縦システムを開発し、山岳トンネル坑内で施工の実証実験を行ったと発表した。28ギガヘルツ帯のローカル5Gを施工中の山岳トンネル工事に導入したのは国内初。ホイールローダーでの実証実験を皮切りに、切羽で作業するドリルジャンボなどの重機も年度内に遠隔操作技術の確立を目指す。
 実証実験は西松建設、カナモト、...続きを読む

鹿島、竹中工務店、デンカ/カーボンネガティブコンクリ実現へ共同研究 [2021年10月11日1面]

 鹿島と竹中工務店、デンカの3社は、カーボンニュートラルに貢献する次世代コンクリートを共同研究する。セメントの6~7割を高炉スラグ粉末に置き換えた低炭素型コンクリートと、世界で唯一実用化している二酸化炭素(CO2)吸収型コンクリートの製造技術を融合。廃材をリサイクルしつつCO2を固定化する材料も活用し、製造すればするほどCO2の削減につながる「カーボンネガティブコンクリート」の実現を目指す。
 ...続きを読む

鹿島/穿孔から発破掘削まで自動化へ/業界初の実規模施工試験開始 [2021年10月8日1面]

 鹿島は、建設機械の自動化を核とした次世代型建設生産システムのトンネル工事への適用で、試験坑道を使った実規模施工試験を始めた。余掘りのない発破掘削の実現につなげる。データに基づいた独自の穿孔計画法を用いて、自動化施工システムで穿孔作業から発破掘削まで行い、技術確立につなげる。「業界初の試み」(鹿島)となる。
 山岳トンネル工事を対象とした自動化施工システム「クワッドアクセル・フォー・トンネル」の...続きを読む

ゼネコン、道路舗装会社/老朽化対策へ技術開発加速/ハイウェイテクノフェアで紹介 [2021年10月8日3面]

 建設各社が高速道路の老朽化対策や長寿命化をターゲットにした技術開発でしのぎを削っている。東京都江東区の東京ビッグサイトで6、7日に開かれた「ハイウェイテクノフェア2021」(主催・高速道路調査会)に各社が出展。工期短縮を目指した床版取り換えの急速施工技術、アスファルト補修の効率化技術などを披露した。独自の工法や技術を武器に大規模更新・修繕事業の受注拡大を狙う。
 ゼネコンの技術で目立ったのは工...続きを読む

テクノスら/供用中も橋梁床版を切断可能な工法を開発/通行止め期間短縮 [2021年10月7日3面]

 熊谷組のグループ会社・テクノス(愛知県豊川市、森田栄治社長)は、優れたコンクリート切断技術を持つ誠和ダイア(東京都世田谷区、田近正春社長)と共同で、橋梁床版取り換えの工期短縮が可能な床版切断工法を開発した。乾式高精度ワイヤソーを使い主桁から3センチ程度の薄さでコンクリート床版を切り離す。すべての切断機器を床版下部に配置するため供用中の道路でも切断が可能。通行止め期間の大幅な短縮にも貢献する。
...続きを読む

大成建設ら/道路橋RC床版の高耐久補修工法を開発/床版に緻密保護層構築 [2021年10月6日3面]

 大成建設と大成ロテックは、道路橋RC床版の高耐久補修工法「T-Sus Layer」を共同開発した。防水性や遮塩性に優れた特殊材料をRC床版上面に施工する。高強度で緻密な保護層を構築し大幅な延命化を実現し、再補修のサイクルを延長する。補修工事の実施回数削減につながり、交通規制の軽減や維持管理費用の低減効果も期待できる。
 T-Sus Layerは、高速道路や一般国道の道路橋で劣化したRC製の床版...続きを読む

大成建設/特殊コンクリの移動式プラントを開発/効率的に製造供給 [2021年10月5日3面]

 大成建設は、超高性能繊維補強コンクリート「UHPFRC」などの特殊コンクリートを施工現場で製造するための高性能移動式プラント「T-ITAN(タイタン)モバイルプラント」を開発した。特殊コンクリートの練り混ぜに対応したミキサーと計量設備を搭載。施工現場の状況に応じてプラントの型式を選択でき、より最適な製造・供給体制を整えられる。
 モバイルプラントは、定置型のほか、製造設備を搭載した「車載型」、...続きを読む