論説・コラム
2025年10月23日[1面]
土木や建築などの施工管理技士は、受験資格がたびたび見直されてきた。その一つが学歴による制限である。現在は学歴差を撤廃した受験資格の適用で、受験者が増えた資格もある▼学歴制限の問題は、1998年5月の衆院決算行政監視委員会でも取り上げられた。当時、ある議員が見直しを強く求めた。背景には、江戸時代の目安箱にも通じる“声に耳を傾ける政治”の姿があったと思う。時が流れても、民意をくむ制度の大切さは変わら…
2025年10月22日[1面]
高市早苗首相率いる新内閣が21日に発足した。憲政史上初の女性首相。日本維新の会が閣外協力で連立に加わり、久々に政治が安定へと向かう兆しも見えてきた▼「サナエノミクス」と称される高市内閣の経済政策は、安倍晋三元首相の「アベノミクス」が掲げた積極財政の路線を一段と鮮明にする。株価の上昇は政策への期待を映した動きとも言えよう。金融緩和と財政出動の両立をどう持続させるか、早くも真価が問われる▼建設業界も…
2025年10月21日[1面]
1995年に登場したプリクラ(プリント倶楽部)が30周年を迎えた。開発のきっかけは、ゲーム会社の社員がこぼした「ゲームセンターに来る女の子に楽しめる機械がない」という一言とか▼ゲーセンの片隅に置かれた“思い出の自販機”は、女子中高生たちの心を射抜いた。撮って、シールにして、交換する。ささやかな儀式に、笑顔と友情、そして少しのときめきが詰まっていた▼浮き沈みを経ても「かわいい文化」の象徴として海外…
2025年10月20日[1面]
カナダのブリティッシュコロンビア州の州都ビクトリアは「花の都」と呼ばれ、多くの観光客でにぎわう。この市と日本の盛岡市が姉妹都市となり今年で40周年を迎えた▼盛岡に生まれ育ち、教育や農業振興、国際平和活動に尽力した新渡戸稲造(1862~1933年)の終焉(えん)の地がビクトリア。こうした縁から、両市は85年に姉妹都市提携を結んだ▼新渡戸の代表的な著書『武士道』は、日本人の精神文化を世界に広く紹介し…
2025年10月17日[1面]
9月に両国国技館で開かれた大相撲秋場所は、千秋楽まで優勝争いがもつれた。同じ勝ち星で並んだ横綱同士が優勝決定戦に臨み、昇進2場所目の大の里が通算5度目、横綱として初の賜杯を抱いた▼横綱同士が賜杯を争うのは16年ぶり。東西の横綱が場所を引き締め、熱戦に心を奪われた人も多かっただろう。今や相撲は武道やスポーツとして海外にも広がる。相手より先に「土俵の外に出る」か「足の裏以外が地に付く」と負けるという…
2025年10月17日[2面]
土木伝道師デミー博士/土木の日(11月18日)にSNSへ投稿呼び掛け
土木の魅力を楽しく広めようと、「土木伝道師」として知られるデミー博士(長崎大学工学博士・出水享氏)が中心となり、「teamどぼイチ」が11月18日の「土木の日」に合わせたSNSキャンペーンを企画している。合言葉は共通ハッシュタグ「#土木の日2025」。当日は日付にちなんで、午前11時18分をピークに投稿を呼び掛ける。X(旧ツイッター)やインスタグラムで「土木」をテーマに、写真やイラスト、動画、思…
2025年10月16日[1面]
国立競技場、26年1月から「MUFGスタジアム」に/MUFGが命名権取得
国立競技場(東京都新宿区)が、2026年1月から「MUFGスタジアム」として新たにスタートする。施設を運営するジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメント(JNSE、竹内晃治社長)が15日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)とトップパートナー契約を結び、同社が命名権を取得したと発表した。略称は「MUFG国立」。契約期間は2030年12月31日までの5年となる。 JNSEはNTT…
2025年10月16日[1面]
空港行きの列車に電子機器を置き忘れた友人が、帰国後に鉄道会社から「見つかった」との連絡を受け、喜んでいた。車内にはなかったが、折り返し先の駅に届けてくれた人がいたという▼鉄道各社の落とし物検索サービスの充実ぶりに驚かされる。落とし物やなくし物の情報とともに写真データを登録できる会社もあり、その恩恵にあずかった人も少なくないだろう▼鉄道の日の10月14日、今年は新橋~横浜間の初の鉄道走行を記念する…
2025年10月15日[1面]
新聞記者は常に締め切り時間と格闘しながら原稿を書いている。取材メモを基に内容を整理し、限られた時間でふさわしい表現方法や言葉を吟味し記事を仕上げる。どんなに重要な情報でも、締め切りを過ぎれば翌日の紙面には載らない。小欄もかつて、その現実を痛感した一人である▼締め切りが毎日あるわけではないにせよ、多くの仕事には納期が伴う。期日を守れなければ取引先や関係者に迷惑をかけるばかりか、信頼関係を損ねかねな…
2025年10月14日[1面]
東京都が9月に約8350人の男女を対象に実施した「日傘利用に関する都民アンケート」で、この夏に約7割の人が日傘を利用していることが分かった。男性でも4割以上が利用し、このうち今年から使い始めた人は半数近くに上る▼日傘男子を世代別に見ると、30代以下では2人に1人が利用。厳しい暑さへの対策として若い世代を中心に利用者が増えているようだ▼日本では江戸時代に青紙を張った日傘が男女を問わず流行し、人混み…