論説・コラム
2026年5月15日[1面]
冷房の過度な使用を控え、室温に適した服装で過ごす「クールビズ」が定着して久しい。春と夏の季節の変わり目にふさわしい服装を悩む季節だが、今年は4月に夏日を記録するなど迷うことなく、軽装に切り替えた人も多かろう▼今年も1日にクールビズの実施期間が始まった。環境省の職員がポロシャツや半袖シャツに身を包み、業務に当たる姿を報道で見るのが季節の風物詩となっている▼政府は2021年から全国一律での実施期間の…
2026年5月14日[1面]
昨日、近所の中学校で体育祭が行われた。保護者や近隣住民も毎年楽しみにしているが、今年は学校外のクラブ活動でけがをした生徒がずいぶんと多く、見慣れない場面がいくつかあった▼体育祭の実行委員長を務める生徒は、両手に松葉づえ姿で声援を送り続けた。けがで選抜リレーに出られなくなった複数の生徒は先生から依頼のあった「盛り上げ隊」となって、長縄跳びなどの競技に出る仲間を鼓舞した▼この学校が体育祭の平日開催に…
2026年5月13日[1面]
「お笑いの総合商社」といわれる吉本興業が、一部劇場に所属する芸歴18年目以上の芸人を対象に、定年制を導入する。7月末には、ピン芸人も含め計22組が劇場を卒業する▼SNSでは「若手にチャンスが回る」と歓迎する声がある一方、「実力ある芸人まで芸歴で線を引くのか」と惜しむ声も。対象芸人の中には「住宅ローンは定年を待ってくれない」と自虐気味に笑いへ変える人もいる。芸人のしたたかさだろう▼もっとも、社会の…
2026年5月12日[1面]
役割は肩書で決まるものではない。そう言い切るのは簡単だ。だが現実には、多くの人間が肩書に寄りかかる。自分の立ち位置を直視せず、「上だから語る」「下だから黙る」と思考を止めたその瞬間から、組織は静かに鈍り始める▼道を開く人間は、声の大きさで周囲を押し切らない。主張よりも助言を選ぶ。主張は自分を守るためにも使えるが、助言は相手の結果に関わる行為だからだ。一歩引いた立場でも、最後は自分が責任を引き受け…
2026年5月11日[1面]
芝のように地面をはって広がり、かわいらしい花を咲かせるシバザクラは、例年4月中旬から5月上旬にかけて見頃を迎える。全国に名所は多く、その一つが長野県大町市にある▼市内を流れる農具川沿いの白塩町河川敷公園では、地域の有志でつくる「白塩町河川公園愛護会」が植栽と管理を行っている。川の両岸に咲き広がるシバザクラと、雄大な北アルプスの山々が織りなす景観は見事だ▼多くの人が訪れる人気スポットだが、2021…
2026年5月8日[1面]
都内の住宅地で、聞き慣れないサイレン音が耳に入った。「ピーポーピーポー」と鳴っているようで少し違う。音のする方向を見ると、救急車だった▼サイレン音の変化が気になって調べると、低い和音で音色が柔らかい、「ファーフォー」と聞こえる「コンフォートサイレン」のようだ。東京消防庁は従来のピーポー音が主流だが、このコンフォートサイレンや、不協和音の「ギュイーン」という音を一部で導入しているという▼全国の消防…
2026年5月7日[1面]
江戸時代の百科事典とされる『和漢三才図会』に、酒が苦手な人や女性に人気のあった甘い酒のことが書かれている。どんな酒かお分かりだろうか▼それは「味淋(みりん)」。今でこそ料理の調味料に使われるのが一般的だが、かつては飲用として親しまれていたという。その起源については中国から伝わってきたとする説や、日本の九州などに古くから存在した甘い酒が発展したとの説があるようだ▼みりんの中でも、透明感があり上品な…
2026年5月7日[8面]
淀屋橋ゲートタワー(大阪市中央区)7月9日開業/再開発組合ら
淀屋橋駅西地区市街地再開発組合と参加組合員の大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発が大阪市中央区北浜4で整備した「淀屋橋ゲートタワー」=外観(報道発表資料から)=が7月9日にグランドオープンする。地下1階~地上2階の商業ゾーンと11階の公共貢献複合ゾーンに、新業態やエリア初出店を含む全29店舗が順次開業する。オフィスフロアは5月から順次入居する。 同施設は「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事…
2026年5月1日[1面]
江戸東京博物館(東京都墨田区)が常設展示で、1959年に竣工した「ひばりが丘団地」の一室を、忠実に再現している。ブラウン管テレビや電気釜といった電化製品、家具などが並ぶ。団地暮らしの経験はないが、「こんなのあった、懐かしい」と見入ってしまった▼都市再生機構中部支社が管内7団地の特徴をまとめた「団地カード」を作成し配布を始めた。カードの作成と配布は都市機構全体で初めてという▼手に取る楽しさと現地を…
2026年4月30日[1面]
春の大型連休が29日から本格的に始まった。連休の谷間に当たる平日に有給休暇を取得すれば、5月10日まで12連休も可能だ▼市場調査会社の日本インフォメーション(東京都中央区、斎藤啓太社長)が今月上旬、20~60代の1074人を対象に連休の過ごし方や消費行動を調べたところ、約5割が「自宅でのんびり過ごす」と回答した▼一方、少数ながら5・4%で目を引いたのが「推し活」だ。世代別では、男女ともに20代の…