技術・商品


2026年6月16日[2面]

産総研ら/低炭素コンクリへの二酸化炭素固定量を正確に把握

 ◇排ガス由来と大気混入、分けて測定  産業技術総合研究所(産総研)と東京大学、名古屋大学の研究チームは、低炭素型コンクリートが製造過程で固定する二酸化炭素(CO2)量を正確に測定する新手法を開発した。CO2に含まれる炭素の放射性同位体を分析。工場の排ガスなど化石燃料由来と、空気中から混入するCO2を分けて測定できる。大気の影響を排除してコンクリの炭素貯蔵量を正確に算出する。環境貢献の信頼性を高め…

2026年6月16日[3面]

世紀東急工業、芝浦工業大/舗装表層からEVへの給電ユニット開発/給電効率向上へ

 世紀東急工業と芝浦工業大学は、走行中の電気自動車(EV)に道路の表層から給電できるワイヤレス給電ユニットを開発した。舗装深層部に給電ユニットを設置する場合よりも高い給電効率が期待できる露出設置に着目。共同研究で給電ユニットを設置し、EVの連続・長距離走行の実現可能性を把握する。今後は耐久性やコストなどの観点から改善を進め、ワイヤレス給電の実用化を目指す。  共同研究では実証実験用に実車スケールの…

2026年6月15日[3面]

西松建設、奥村組/4足歩行ロボットで坑内測量無人化/自動充電ステーションと連携

 西松建設と奥村組が、シールドトンネル工事の掘進管理測量を四足歩行ロボットで完全無人化するシステムを共同開発した。ロボットの発進・待機拠点となる自動充電ステーションと西松建設の遠隔測量システムを組み合わせた。今後、GNSS(全球測位衛星システム)などの測位技術と連携させ、トンネル工事以外に応用していく。  システムの名称は「わんワン測量」。犬の動作に似た四足歩行ロボットを掘進管理の坑内測量に活用す…

2026年6月11日[3面]

世紀東急工業/植物由来原料使った再生中温化合材開発/材料と製造両面で低炭素化

 世紀東急工業は、植物由来原料を使った再生中温化アスファルト合材を開発した。一般的に使われる石油系再生用添加剤を植物由来に変更。製造時の温度を通常よりも30度下げた。材料と製造の両面で二酸化炭素(CO2)の排出削減にアプローチ。通常温度で石油系添加剤を使用した場合と比較し、合材1トン当たりのCO2排出量を5・5キロ削減した。  自社の再生合材「マイブル-eco」に、花王の植物由来再生用添加剤「ダノ…

2026年6月10日[3面]

清水建設/石綿含有建材付着の廃アルミパネル再利用/トーチタワーのサッシに

 清水建設は、アスベスト(石綿)含有建材が付着した廃アルミパネルを新築工事向け建材の原材料に再生利用する。東京駅日本橋口前で施工中の国内最高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」に設置するアルミサッシの原材料として使う。少ない水量で高い除去効率が確保できる自社技術を活用。パネル裏面の石綿含有建材を除去する。スクラップ材としての品質を有価売却できるまでに高めた。  再生アルミサッシはYKK…

2026年6月9日[3面]

西松建設ら/新設床版自動架設装置を開発/玉掛作業不要で効率・安全性が向上

 西松建設ら3社は、道路工事で新設する床版を自動でつかんで所定の位置に架設する装置を開発した。画像認識カメラを使って新設床版の位置を正確に把握。床版の移動から架設に至る一連の工程を自動化した。作業員による玉掛作業が不要になり工事の効率性と安全性が高まる。実寸大の模擬床版で実証実験し、安全性や性能を検証した上で高速道路リニューアル工事に展開していく。  装置は日本コンベヤ(東京都千代田区、梶原浩規社…

2026年6月8日[3面]

鹿島/建築設備機器運転を最適化/エッジコンピューティングで自動制御

 鹿島は、建築設備機器の運転を最適に自動制御するシステムを開発した。クラウドではなく、利用者や現場の近くでデータが処理できる「エッジコンピューティング」の技術を活用。AIと組み合わせ、省エネルギーで快適な室内環境を実現する。新築だけでなく既設建物の設備機器にも対応可能。都内自社施設の空調機制御に試験適用したところ、導入前に比べ建物利用者の快適性を損なわず、空調機のエネルギー消費量を約3割削減した。…

2026年6月5日[3面]

大成建設/最適発破パターンを自動設計/岩盤データ・AIで余掘り抑制

 大成建設は、山岳トンネル工事の最適な発破パターンを自動設計するシステムを開発した。切羽内の岩盤強度分布を可視化する自社開発技術で算出した岩盤データを活用し、AIも使って最も外側に設ける装薬孔(外周孔)の削孔先端位置を最適化する。過剰な掘削(余掘り)を抑えながら施工の省人化・効率化を図り、掘削残土や覆工コンクリートの使用量削減にもつなげる。  「T-iBlast Designer」を山形県真室川町…

2026年6月4日[3面]

安藤ハザマ/人通孔あるRC基礎梁高さを最小限に抑える工法開発/掘削土量など削減

 安藤ハザマは、点検・メンテナンス用の人通孔を設けるRC基礎梁の高さを最小限に抑える工法を開発した。人通孔の周囲に補強筋を配置して強度を確保する。基礎梁に人通孔を設けると梁の強度が低下するため、梁の高さは人通孔直径の3倍以上を確保する必要があった。新工法では約2・4倍に抑えられる。梁高を低減した分、基礎梁の施工に伴う掘削土量やコンクリート打設量を削減できる。  開発したのは「安藤ハザマSMART基…

2026年6月4日[3面]

大成建設/花博で展示の木製テラス施工に次世代バイオディーゼル燃料導入

 大成建設は、2027年国際園芸博覧会(花博)で建設する大型木製テラスの施工に、二酸化炭素(CO2)の排出量が少ないバイオ燃料を活用する。建設機械にCO2排出量を実質ゼロにできる次世代バイオディーゼル燃料などを使用。施工段階での脱炭素を推し進める。  ユーグレナの次世代バイオディーゼル燃料「サステオ100」と「サステオ51」を建機燃料に使用する。軽油と比較してCO2排出量を「サステオ100」は約1…

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